ハニービターハニー の商品レビュー
タイトル通り、甘かったり苦かったりするお話でした。 主人公の感情のゆれかたとか、恋愛ものだけにもやもやしたりじれったくなったり痛くなったりする感じがすごくうまくて、一緒にゆらゆらしながら読めました。 短編集で、一話一話の終わりに、もうちょっと先が知りたい! と思わせられました。
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どれもリアリティがない恋愛物語たち。けれどもおもしろい!私の幾つかの恋愛もこの中にいれてぐちゃぐちゃーって混ぜてほしい。
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長編よんでみたあーい。浮気とか二股とかわからんけども、いっかい転がってしまったらどんどんいってしまうんやなあ
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何とも言えない余韻が残る短編なので、想像力を掻き立てられます。 題名の通り、何とも甘く切なく、しかも日常のすぐそばにありそうな作品。 「友達の彼」「スリップ」が私の中では特に切なくなる。 おかざき真理さんの絵も素敵です。
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ナツイチ本。 表紙が可愛い。 恋愛小説短編集。 出てくるオトコはほとんどどーしょうもない。 著者は歌人らしい。 恋をしてふわふわする気持ちとか、 嫉妬に苦しんで自分が嫌になるどす黒い気持ちとか、 あーわかるわーって軽く読める。
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●あらすじ 陽ちゃんは親友の沙耶香の彼氏だ。でもわたしは彼と寝ている。沙耶香のことは大切だけれど、彼に惹かれる自分を止められない――(「友だちの彼」)。ライブでボーカルの男性に一目惚れし、誘われるままホテルへ。初体験。……あたしは本当にこういうことがしたかったの?(「もどれない」...
●あらすじ 陽ちゃんは親友の沙耶香の彼氏だ。でもわたしは彼と寝ている。沙耶香のことは大切だけれど、彼に惹かれる自分を止められない――(「友だちの彼」)。ライブでボーカルの男性に一目惚れし、誘われるままホテルへ。初体験。……あたしは本当にこういうことがしたかったの?(「もどれない」) 甘やかで、ほろ苦く、胸のちぎれるような切なさをたたえた全9話。人気歌人初の恋愛小説が文庫オリジナルで登場。
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衝動買いしたなー、 卒論発表終わった直後に。笑 「え、それ今読むん?」って笑われた。 本の中身よりもその思い出の方が大切。
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解説が島本理生なので手に取った。高校生歌人としてデビューした加藤知恵の小説は、何だか詩みたいだった。手の込んだストーリーラインではなく、ありふれた、そのへんに転がっているようなお話ばかり。甘かったり苦かったり。タイトルどおり。ざ、女の子といった感じで、心情に共感する部分も多いから...
解説が島本理生なので手に取った。高校生歌人としてデビューした加藤知恵の小説は、何だか詩みたいだった。手の込んだストーリーラインではなく、ありふれた、そのへんに転がっているようなお話ばかり。甘かったり苦かったり。タイトルどおり。ざ、女の子といった感じで、心情に共感する部分も多いから、多分男の子が読んだ場合、それは未知なる世界として映るんじゃないかと思う。そして、ここに出てくる男たちは、およそ女の子が夢見る王子様とはかけ離れていて、優しいだけだとか、泣きムシだとか、優柔不断だったりする。ある意味で、加藤知恵は男の本質を、わかっているのかもしれない。ひとつひとつが短いので、あえて全てを語らない部分が少し物足りなくも感じるが、さらっと読めるところが魅力。半身浴中のお供に。
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せつない。 その感情ばかりをひたすら詰め込んだかのように、せつなくてせつなくて、だけど少しだけ甘い。 あぁ、この感情を知ってるなぁ。恋ってこういうものだなぁ。 と、読み終わって涙が出そうだった。 せつない話はたくさん知っているけど、これは歌人ならではというか、話の終わり方がとて...
せつない。 その感情ばかりをひたすら詰め込んだかのように、せつなくてせつなくて、だけど少しだけ甘い。 あぁ、この感情を知ってるなぁ。恋ってこういうものだなぁ。 と、読み終わって涙が出そうだった。 せつない話はたくさん知っているけど、これは歌人ならではというか、話の終わり方がとてもきれいだと思う。 余韻の残し方、というのだろうか。 男女の始まりや終わりを確かに感じさせているのに、決定的な言葉は記さない。 だから尚更想像力を掻き立てられて、淡く微かな余韻がずっと続く。 その後味が忘れられなくて、私はまた、本の表紙を開くのだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルにあるように、ハニーのように甘くビターのように苦い そんな恋物語の短編集。 「友達の彼」友達のカップルと私の三角関係 「恋じゃなくても」浮気をする彼氏と その状況を平気だと自分に言い聞かせる彼女 「甘く響く」好きってその人の記憶力を抜群にあげる。 ミネとサキの空気感好きだ。 「スリップ」出張先で、嘘つく気はなかったというが浮気相手にされていた 関係 「もどれない」バンドマンを好きになり… 「こなごな」携帯電話の中身をみたことから始まる話。 「賞味期限」ジャムを通じて話したことば 「ねじれの位置」頭が良くて、釣り合わないと考えるけれども それはねじれの位置にあるということ。 「ドライブ日和」子どもができて、別れを切り出したにもかかわらず 連絡をしてくる紘也。 女の子の気持ちを上手い言葉で表現していて 恋愛の奥深さを感じた。
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