ソウルケイジ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
姫川玲子シリーズ2作目。面白かった。左手首からDNAを調べるのなら、皮膚から検体を採取すると考えるのが普通じゃないのかな。犯人はそう考えなかったのが違和感。
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姫川玲子シリーズ第2弾 前作ストロベリーナイトとはまた違った作風で「父性」をテーマにしたこの作品。描写はグロいし痛い!けど、ストーリーにグイグイ引き込まれて一気読み。ドラマ視聴済みとのこともあって結末を知ってはいたけど、切なくてラスト泣けました。
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姫川玲子シリーズ第二弾。 一作目の『ストロベリーナイト』とは、所々、犯人のモノローグが挟んであったりして、またちょっと違った感じですね。 違わないのが、井岡。あ、階級は一つ上がったけどね。そして、菊田と玲子の関係。いや、これは変ったのかな? シリアスな犯罪捜査と、コミカルな...
姫川玲子シリーズ第二弾。 一作目の『ストロベリーナイト』とは、所々、犯人のモノローグが挟んであったりして、またちょっと違った感じですね。 違わないのが、井岡。あ、階級は一つ上がったけどね。そして、菊田と玲子の関係。いや、これは変ったのかな? シリアスな犯罪捜査と、コミカルな菊田・井岡・玲子の関係。面白いです。
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S:2020/10/2 F:2020/10/4 父性がテーマ。 派手さはないがグイグイ引き込まれる。 思わず眉をひそめてしまうほどの、情景が浮かぶグロい描写はお見事。
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姫川玲子シリーズ第2弾。 本作は前作「ストロベリーナイト」に見られた疾走感はなく、どちらかというと地道に捜査していくという警察ミステリーの王道とも呼べる展開。前作のような急転直下という感じも面白いが、じっくりと進むこうした展開もまた趣があって面白い。そうしたじっくりとした展開...
姫川玲子シリーズ第2弾。 本作は前作「ストロベリーナイト」に見られた疾走感はなく、どちらかというと地道に捜査していくという警察ミステリーの王道とも呼べる展開。前作のような急転直下という感じも面白いが、じっくりと進むこうした展開もまた趣があって面白い。そうしたじっくりとした展開にあっても、癖のあるそれぞれの登場人物との掛け合いは健在で、それがよいリズムとなって飽きることなく読み進めることができる。 前作とは趣が違うので、単独作品としても十分に楽しめるが、細かい人物関係などを考えると、やはり前作から読んでみたい気がする。
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好きなシリーズの3作目。こちらは短編集。だからか、各々のストーリーは簡潔で少々薄め。殺害した犯人だからといって悪人というわけでもなかったり、物悲しいストーリーだったり様々。それぞれの物語を膨らましてもっと長く読みたいなぁと勝手なことを思ったりする。
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姫川玲子シリーズ第二弾。 標題のソウルケイジは、スティングの曲であるソウルケイジから。ソウルケイジは、アルバム制作直前の父親の死をテーマに作られている。 この小説も父性がテーマ。事件の謎解き、心理描写も見事。
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複雑なトリック。途中でわかったけどもラストとてつもなく切なくやるせない気持ちになった。それだけは回避したいと思ってたグロすぎる描写も含めて。
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姫川玲子シリーズを一通り読んでみようと思い、これが二作目。 やはり、ドラマで観てしまっていたので、謎解きの楽しみは無く残念でした。 東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」のトリックにもう一捻り加えて更に裏返した… 感じ(笑) よく出来てると思います。 DNA鑑定のトリックは秀逸❣️...
姫川玲子シリーズを一通り読んでみようと思い、これが二作目。 やはり、ドラマで観てしまっていたので、謎解きの楽しみは無く残念でした。 東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」のトリックにもう一捻り加えて更に裏返した… 感じ(笑) よく出来てると思います。 DNA鑑定のトリックは秀逸❣️ ある男が木下興行の建設現場から飛び降り無惨な死を遂げる。そして、その一部始終を見守る男・・・ 時は経ち、多摩川の土手に放置された車両から袋に入った左手首と切断に使用された電ノコが発見される。 三島耕介なる青年の通報による捜査で、現場とみられるガレージの血痕と放置車両、そして手首の血液型・DNAは一致。 被害者は耕介が働く工務店社長・高岡賢一と判明する。 九年前の転落事故の被害者の息子と事故を傍観していた男だった。 事情聴取から、児童養護施設を出てからは勿論、施設で育つ間も高岡がずっと耕介の心の支えであった二人の関係が明らかになってくる。 一方、耕介の交際女性・中川美智子の事情聴取に向かった玲子は、美智子の父親もまた転落事故で亡くなっており、しかも現場は耕介の父と同じ木下興行であった事を知る。 調べを進めるうちに、高岡の死亡時に耕介を受取人とする一千万円、さらには内藤君江という四十九才の女性を受取人に五千万の保険契約がある事が判明する。 やがて、木下興行の保険に関する担当者が、ヤクザ崩れの戸部真樹夫という男である事、さらに耕介と美智子の父親二人の転落事故で多額の保険金を手に入れていた事がわかる。 そして、事件は大きく動く 高岡の幼少期の弟分・沢井は玲子の事情聴取で、被害者高岡の写真を見せられ、その人物は高岡とは別人である事を断言する。 加えて、 保険金の受取人・内藤君江には雄太という交通事故による全身麻痺の甥がおり、 その事故の一年後、父親の内藤和敏が自殺している事から、玲子は殺害された高岡は内藤和敏のすり替わりではないかと推理する。 たが、 全ての関係者を繋ぐ唯一の人物である札付きのチンピラ・戸部が高岡の殺害以降消息を断っており、かなりキナ臭いものの、高岡を殺害する動機が見当たらない中、高岡のものと思われる胴体が下流で見つかる DNA鑑定の結果全ての血液、そして手首と同一人物のものと判明するが、死因が特定出来ない。 胴体咽頭部の半円形の抉れに違和感を感じた玲子は解剖の資料を國奥に送り鑑定を依頼する。 その結果、感電死であった事が判明するが何故か心を覆う違和感が消えない玲子は、じっと見つめた遺体写真から閃きを得る。 一方、戸部のガサ入れで逮捕したヤク中の愛人・小林美夏子を聴取した日下は、高岡の遺体写真を見た美夏子から驚愕の事実を告げられる。 複雑に入り組んだパズルが 解き明かされる時… ◯姫川玲子…叩き上げ(ノンキャリア)で、異例のスピード出世をし27 歳で警部補となった女性刑事。過去に強姦事件の被害に遭っている。 ◯日下主任…玲子と同じ捜一・第十係の主任警部補。過去に、ガンテツ(勝俣)の罠にハマり誤認逮捕を犯して以降、先入観を一切排除し予断を許さない男となった。 ◯高岡賢一…耕介の父親の転落事故を目撃。一人になった幼い耕介に目をかけ施設を出た後は、自分の工務店で一人前の大工に育てる。 ◯三島耕介…父を転落事故で亡くし施設で育つが高岡の下で一人前の大工となるが、九年前の事故の真相を知ってしまう。 ◯ 中川美智子…耕介の恋人。やはり木下興行の現場で父親を亡くしている。美容学校に通う。 戸部との関係は… ◯ 戸部真樹夫…ヤクザの組長と姪っ子との間に生まれた腐れヤクザ。組でも相手にされず木下興行に流れて保険金詐欺などで食いつなぐ好色男。
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警察小説って聞き込みネタを基本全部示してるから、割とちゃんとミステリーなんだなと、なんか実感した。 しかし主人公、たぶん女には嫌われるタイプやな(笑)
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