ソウルケイジ の商品レビュー
人の心情に深く入って書かれたわけでもなく、とことん推理させるものでもなく、筆者が伝えたい社会への思いも感じなかった。主人公の美人刑事をはじめ、やたらと色んな刑事たちのキャラがきちんと書かれていたので、ドラマ化や映画化を狙っている感が否めない。
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姫川玲子シリーズ2作目。 前作『ストロベリーナイト』ほどのグロさはないが、ちょっと嫌な人もいるだろう。 玲子と年上の部下・菊田の恋愛にもちょっとは進展あり。 左手のみが発見されて事件の捜査が進んでいくが結末も意外と良かった。 しかし、謎解きというよりは刑事の日下や事件の関係者達の...
姫川玲子シリーズ2作目。 前作『ストロベリーナイト』ほどのグロさはないが、ちょっと嫌な人もいるだろう。 玲子と年上の部下・菊田の恋愛にもちょっとは進展あり。 左手のみが発見されて事件の捜査が進んでいくが結末も意外と良かった。 しかし、謎解きというよりは刑事の日下や事件の関係者達の「父性」がテーマの中心といっていい内容で、日下がストーリーにおいて占める役割は前作以上に大きくなっていた。
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ドラマ化したストロベリーナイトの続編。姫川を演じた竹内結子さんをイメージしながら本作を読んだ。グロテスクな表現が多々ある。 テーマは父性。作中には二人の父親が登場するが、その比較がさらに切なさを倍増させる。
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「ストロベリーナイト」続編「ソウルケイジ」読了。 二作続けて読むと、この姫川玲子シリーズはミステリーというよりヒューマンドラマといった趣を感じる。 グロい表現があったとしても、最後にどこか救いが残されている。 父性の懐深さ温かさを知らない者にとってみたら、片鱗を垣間見れる、疑似体験できる、切ない内容だ。
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ストロベリーナイトに続く、姫川玲子シリーズの第二弾だそうで。 前回よりはずっとストーリーは簡潔でわかりやすくなったかなー?という印象だけど、もともとこの人のお話しは色んな方向から事件が展開していくので、最後のほうまでどうなるかはわからないんですわ。 なので、犯人が誰か?の推理はせず。(笑) 途中、お話しの中の捜査でも「なんだ、そりゃー!!」と難解になるところは、読んでるほうも「はー?どうなったの?これ?」みたいにわかりにくくなるんですけど、最後まで読めば、まあいっか、わかったから・・・って感じでスッキリします。(笑) ストロベリーナイトは、今秋フジテレビで竹内結子主演で、ドラマ化が決定してるのですが、『姫川玲子』って名前のせいか、どうも鬼マネは、読みながら菊川玲(令だっけ?)を思い浮かべちゃうんですね。 姫川は、カプセルホテルとか泊まっちゃうし、ツワモノの刑事連中相手にガンガン言いたいこと言っちゃうし、感情的になったりもするし、けど、発情もしちゃうので、竹内結子よりは菊川玲のほうが合ってるなーと思っちゃうんですけどね。 ジウとストロベリーナイトと、誉田作品は立て続けに読んでますけど、だんだん冷たさがなくなってきたなーって感じ。 今回なんて、モロ、人情モノだもんね。 まあ、主人公が女子なんで、優しくなっちゃうのかなーとも思うけど、鬼マネは、刑事モノには非情や冷徹や残酷や虚しさを求めるところあるので、ちょーっと「書きすぎ?」って気はしちゃいました。(苦笑)
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2011年最初に読了した一冊。 ストロベリーナイトを年末に読み、その面白さに思わず続編を購入。 シリーズものはめったに読まないわたしがこれからハマりそうである。 ぜひストロベリーナイトを読んでから読み始めて欲しい。
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前作に比べて地味な印象。地道な捜査や人情に主題を置いて、前作の良さを敢えて抑えているように感じる。ドラマ化するならこっちの方が向いてる気がする。
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姫川主任の第二弾。読んでて所々で付箋を貼る誉田先生がなんか好きだったり。ストロベリーナイトより衝撃はないけど、映像化されたらかなりグロテスクなんだろう。
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ストロベリーナイトをテレビで観てから初めて読んだ誉田小説。 ドラマの風景と重なる部分もあったけど原作は原作で全く違う感じ。 しかも姫川は絶対に竹内結子じゃないし(;・∀・) 人間くさいドラマもあるし、さくさく読みやすく◎
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姫川シリーズ続編。ストロベリーナイトに続き、一気に読めた。前回は猟奇的な現実離れした事件だったけど、今回は市井の片隅に生きる人のささやかな幸せとか愛情をモチーフにした、ミステリーとしては割とオーソドックスな事件(現実にあったら大事件だけど)。人の愛、にじゅんときた。前作に続きキ...
姫川シリーズ続編。ストロベリーナイトに続き、一気に読めた。前回は猟奇的な現実離れした事件だったけど、今回は市井の片隅に生きる人のささやかな幸せとか愛情をモチーフにした、ミステリーとしては割とオーソドックスな事件(現実にあったら大事件だけど)。人の愛、にじゅんときた。前作に続きキャラ設定が良かった。今回は日下にスポット。女(刑事?)の勘で飛ばす姫川と緻密に足で稼いだ情報を積み上げる日下。姫川が思っている以上に日下の懐が深いところ、そこに玲子が気づけていない、玲子が完璧な女、刑事として描かれていないところに好感が持てる。菊田との関係性は、進んだ…?と言っていいと思うけど今後に期待。謎解きに一部、えぇーそれは…な点もあったけど。それは前作同様で…。
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