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憂鬱たち の商品レビュー

3.3

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2010/05/15

イカれていないだなんて、全然面白くないじゃない、と僕は思う。だから、金原ひとみの小説も好きなんだろうな、と思う。いい具合にイカれている。こういうのを読みたいんだ、ていうのを毎回見せてくれる。だから、好きなんだと思う。(10/4/20)

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2010/04/12

短編集。すべてのタイトルが3文字の素敵な金原さんらしい言葉でついていて、ほんとによかった。1話1話、話が違っていておもしろい。

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2010/04/10

繋がっているような繋がっていないような。 とても不思議な感覚の短編集。 登場人物のなまえは3つだけ。 違うひとなのに同じひとみたいで、同じひとなのに違うひとみたい。 今まで読んだことのないタイプで、すごく新鮮でおもしろかった。 相変わらず語彙が豊富で、独特の言い回しや雰囲気がわ...

繋がっているような繋がっていないような。 とても不思議な感覚の短編集。 登場人物のなまえは3つだけ。 違うひとなのに同じひとみたいで、同じひとなのに違うひとみたい。 今まで読んだことのないタイプで、すごく新鮮でおもしろかった。 相変わらず語彙が豊富で、独特の言い回しや雰囲気がわたしはすごく好み。

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2010/02/25

図書館にて。 そんなに日常にセックスはあるのか?生活の中に溶け込んでいて四六時中そのことにかかわって生きているのか?連作短編集だけれどどの話も妄想と深読みが共通し、どろどろはしてないけど救いなく考えがループしていく感じ。 でも「蛇とピアス」以来のヒット。まあまあ好き。

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2010/02/10

賛否両論分かれるところだろうな。 私は好きだw 空気のように憂鬱に囲まれ、際限なく妄想に囚われる、神田憂。 自称:憂鬱のエキスパート。 そんな私とたくさんのカイズさんとたくさんのウツイさんが織り成す トリップした日常。 いつか精神科にいける日が来るのかな。 それはもうあらゆる事...

賛否両論分かれるところだろうな。 私は好きだw 空気のように憂鬱に囲まれ、際限なく妄想に囚われる、神田憂。 自称:憂鬱のエキスパート。 そんな私とたくさんのカイズさんとたくさんのウツイさんが織り成す トリップした日常。 いつか精神科にいける日が来るのかな。 それはもうあらゆる事象に敏感に誘発される憂鬱たちに因る。 時々、尋常じゃない感じの人を見かけるけど そういう人を実際に前にすると 恐怖や後悔、軽蔑を感じてしまいます。 「何があの人をそうさせたの?どんな気分?」 なんて聞きたいとも思わないけど そういう状況に関して興味がないわけじゃない。 そんなときにこの本ですかねw マックで隣の男子高校生グループがどっと笑ったそのネタの内容とか バスで隣の人が「幸運体質になる10の方法」って本を読むに至った経緯とか 私もよく想像してしまいます。 きっと私の根暗スパイラルが完成系に近づくと 神田憂みたいな感じなってしまうのかなと一人で勝手にげんなりw それにしても、想像っていうと夢見がちな少女みたいに聞こえるのに 妄想っていうとなんで卑猥で下劣な感じがするんだろう。 そもそも「妄」っていう字はなんで「女」が「亡」くなるって書くんだろう・・・。 『蛇にピアス』はちょっと痛すぎて苦手だったけど 私も色々免疫ついたんだなw それから、この人の表現は、おもしろい。 憂鬱なときに読んだから特にかもしれないけど。  「傷ついた分傷つけることを日課とし、   傷つけられるために生きているのか         生きるために傷つけられているのか、   傷つけるためにいきているのか         生きるために傷つけているのか、もう分からない。   ただ一つ私が言えるのは、もう疲れたと言うことだ。」

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2010/02/05

表紙だけで読んだ、中身は鬱描写はリアルで多少は共感出来るけど多分1週間もすれば忘れてる。 とにかく表紙が綺麗。

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2010/02/01

今日は、精神科へ行く。 と思いながらも、主人公の(憂鬱の)憂はウツイさん、カイズという2人の男に出会い妄想が膨らむ。

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2009/12/27

おーもしろかった!!!! 金原ひとみはこれで3冊目(多分…)だけど、こんなにおもしろかったっけ金原ひとみ?!と思った。 多分私の心理状況と神田憂の心理状況が似てたのね。 神田憂と2人の男がいろんなシチュエーションでコントを繰り広げる?!そんな感じ。笑っちゃった。ホントに。もう。 ...

おーもしろかった!!!! 金原ひとみはこれで3冊目(多分…)だけど、こんなにおもしろかったっけ金原ひとみ?!と思った。 多分私の心理状況と神田憂の心理状況が似てたのね。 神田憂と2人の男がいろんなシチュエーションでコントを繰り広げる?!そんな感じ。笑っちゃった。ホントに。もう。 表紙もまた素敵です。

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2009/12/26

そのネタは確か「アミービック」で見た。笑えるという意味では面白かったしいつも通りの混沌っぷりにはいつも通り触発される。けれど小説として大切な何かが喪失している。ブログや日記じゃないんだから、と思った。

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2009/12/23

(2009.12.16読了) 怖いもの見たさみたいな感じで『蛇にピアス』を読みました。縁のない世界を垣間見た感じです。 久しぶりに、「憂鬱たち」が評判を呼んでいるみたいなので、再び手を出してしまいました。 連作短編集です。7つの作品が収められています。 「デリラ」が2006年、「...

(2009.12.16読了) 怖いもの見たさみたいな感じで『蛇にピアス』を読みました。縁のない世界を垣間見た感じです。 久しぶりに、「憂鬱たち」が評判を呼んでいるみたいなので、再び手を出してしまいました。 連作短編集です。7つの作品が収められています。 「デリラ」が2006年、「ミンク」が2007年、「デンマ」が2008年、「マンボ」「ピアス」「ゼイリ」「ジビカ」が2009年に発表された作品です。 最初の「デリラ」が『蛇にピアス』の勢いを残している作品かもしれませんが、他の作品は、ちょっと滑稽味が加わった作品で、普通の人でも楽しめる作品かもしれません。 セックス&ドラッグ的なものが好みなら、「デリラ」のみで止めればいいし、その逆なら、「デリラ」を飛ばして読めばいいかと思います。 主人公は、「神様の田んぼに、憂鬱の憂で、」神田憂(カンダユウ)という名前の女性です。 フリーターなのでしょうか?精神科を予約して、家を出るのですが、行きたくないのでつい寄り道をしてしまう、というパターンでどの作品も書かれています。 登場人物の名前は、どの作品もどういうわけか、カイズさんとウツイくんです。 「デリラ」は、「Delira」というバーでアルバイト募集の張り紙を見て応募し採用になる。 「ミンク」は、精神科へゆかずに、青山へ毛皮のコートを買いにゆく話。ミンクを買いたかったのですが、店員に勧められて「サテン地のトップス」を買ってしまいます。 「デンマ」は、電気マッサージ器のことでしょうか? 秋葉原へいって、あれこれ眺めた末、「電気マッサージ器」を買う話です。 どうしてこういう文章を書く?というような表現が出てきます。 「世の中には素敵じゃないものが多すぎて、私は傷ついてばかりいて、同時に傷つけてばかりいる。傷ついた分傷つける事を日課とし、傷つけられるために生きているのか生きるために傷つけられているのか、傷つけるために生きているのか生きるために傷つけているのかもうわからない。ただ一つ私がいえるのは、もう疲れたという事だ。」(65頁) 「マンボ」は、魚のマンボウのことのようです。サンシャインのマンボと言ってますので。 「ピアス」は、精神科の入っているビルまで行き、4階のILという看板の店に入ったらピアスの手術をすることになった話です。 「ゼイリ」は、税理士のことです。 神田憂さんは、確定申告を税理士に頼んでいる。著者そのもののようです。 コンビニの店員との恋物語でしょうか? 「ジビカ」は、耳鼻科です。耳鳴りがするので、耳鼻科に行く話です。 精神科に行く話は、いつになったら読めるのでしょうか? 著者 金原ひとみ(カネハラ・ヒトミ) 1983年8月8日、東京生まれ 2003年、『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞 2004年、『蛇にピアス』で芥川賞を受賞 (2009年12月23日・記)

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