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憂鬱たち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/09/30 |
JAN | 9784163285207 |
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憂鬱たち
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商品レビュー
3.3
58件のお客様レビュー
憂鬱が生きる原動力
いつも世界を憂いている主人公の女と、彼女を憂鬱にさせ妄想をかきたてさせる2人の男が登場する連作短篇集である。著者が主人公を通して極めてリアルに描く、現実と妄想が時に時空を超えて交錯する世界に引きずり込まれるが、それは存外万人が多かれ少なかれ体感している精神世界なのではないか。主人...
いつも世界を憂いている主人公の女と、彼女を憂鬱にさせ妄想をかきたてさせる2人の男が登場する連作短篇集である。著者が主人公を通して極めてリアルに描く、現実と妄想が時に時空を超えて交錯する世界に引きずり込まれるが、それは存外万人が多かれ少なかれ体感している精神世界なのではないか。主人公は憂鬱やリビドーを原動力としてストレス過多な現実世界を生きている。
fugyogyo
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一ページ目から卑猥な単語が並び、直接的な性行為の描写があるため正直人には勧めにくいが…金原ひとみさんの作品をいくつか読んでいればまあ慣れる(笑)。 読み進めるうちに、カイズさんやウツイくんと次はどんな出会い方をするのだろうと段々楽しみになっているのだから、しっかり作者の術中にハマってしまったと言える。 金原さんは読者が文章を読むスピードを、文の長さや単語選び・並べ方によって意図的にコントロールしているのが凄い。
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ー 私は憂鬱だ。いつも世界を憂いている。しかし私は憂鬱な世界に生を受けた事をきっと心のどこかで受け入れている。憂鬱は快感だ。憂鬱は始まりだ。憂鬱は永遠だ。憂鬱に終わりはない。それはとても、素敵な事だ。 つまり、憂鬱をポジティブに捉える連作短編集。 連作短編集といっても収録された...
ー 私は憂鬱だ。いつも世界を憂いている。しかし私は憂鬱な世界に生を受けた事をきっと心のどこかで受け入れている。憂鬱は快感だ。憂鬱は始まりだ。憂鬱は永遠だ。憂鬱に終わりはない。それはとても、素敵な事だ。 つまり、憂鬱をポジティブに捉える連作短編集。 連作短編集といっても収録された7つの短編に繋がりはない。 しかし、神田憂、カイズさん、ウツイ君、名前と容姿は同じだけど人格は別の3人が必ず登場する摩訶不思議なつくり。 そして神田憂は精神科を受診しようと出かけるのだが、いつも寄り道してしまい、結局行けない笑 リピート系でじわじわ笑いが込み上げてくる。 評価は5に極めて近いけど、お下劣なので笑、あえて4。
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