GOSICK(Ⅰ) の商品レビュー
・キャラの作り込みが良く、頭の中で容易に登場人物たちが動いて読んでいて楽しい。 ・謎解き要素もあるため、先が気になってすらすら読める。 ・セリフはライトノベルに近い部分もあるので、苦手な人はいるかもしれない。(私も苦手ですが読むのをやめるほどのレベルではなかったです) 楽しくあ...
・キャラの作り込みが良く、頭の中で容易に登場人物たちが動いて読んでいて楽しい。 ・謎解き要素もあるため、先が気になってすらすら読める。 ・セリフはライトノベルに近い部分もあるので、苦手な人はいるかもしれない。(私も苦手ですが読むのをやめるほどのレベルではなかったです) 楽しくあっという間に読めました。 架空の国ソヴェールの描写も美しく、自分の頭の中でファンタジーが広がっていくのも嬉しかったです。
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断捨離のため長年の積読本を片付けていく計画。想像していたよりもライトだったが、内容はかなり陰惨。こんな雰囲気とは思わなかった。デスゲームがメインかと思いきや、あくまでも主題は<野兎>が誰なのかに絞られている。Queenberry号の真相はかなり胸糞悪い。一弥の間抜けさと秀才ぶり...
断捨離のため長年の積読本を片付けていく計画。想像していたよりもライトだったが、内容はかなり陰惨。こんな雰囲気とは思わなかった。デスゲームがメインかと思いきや、あくまでも主題は<野兎>が誰なのかに絞られている。Queenberry号の真相はかなり胸糞悪い。一弥の間抜けさと秀才ぶりのチグハグさが正にラノベのキャラクターっぽく、やや受け入れ難い。とはいえ、そこそこ楽しめたのでシリーズ追いかけてみてもいいかな。
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20世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。東洋の島国から留学してきた久城一弥と、超頭脳の美少女ヴィクトリカのコンビが不思議な事件に挑む――キュートでダークなミステリ・シリーズ!! かなり前にオススメされて、そのままになってしまったので、今回読んでみた。なんというか、思ってい...
20世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。東洋の島国から留学してきた久城一弥と、超頭脳の美少女ヴィクトリカのコンビが不思議な事件に挑む――キュートでダークなミステリ・シリーズ!! かなり前にオススメされて、そのままになってしまったので、今回読んでみた。なんというか、思っていた内容と全然違っていたのですが…(いい意味で)ってかんじだった。 想像していたのは、頭脳明晰な少女なヴィクトリカとワトソンな存在な一弥くんのドタバタ学園ミステリーなのかと思っていた。一弥くんが、学園の謎の情報や事件関係者から話しを聞いてきて、安楽椅子探偵なヴィクトリカちゃんなのかなって思っていた。 が、最初に謎の占い師の老婆が殺され、それも一弥くんの担任の先生から聞いた話で終わり、そして2人は余暇を楽しむために寮を出て旅へ。そこで、謎の招待状を発見し、怪しい船に乗り込み、事件に巻き込まれるという内容だった。 それと同時に、一弥くんとは別の少年少女たちの話が進んでいる。孤児などが国籍など関係なく集められ、船に閉じ込められる。そして、始まる子供たちの殺し合い。 もう学園ドタバタミステリーはどこに行ってしまったの???と思いながらも、この船の謎とか誰がこの船に正体したのか分からず、ドキドキしながら読んでいった。まさかの裏切りやバトルもあったりして楽しく読めた。 しかし、ある意味怖い話だったなと思った。大規模な占いに使われた孤児たち。本当に胸糞が悪い。子供たちの命なんて、庭に放たれた野兎と同じだったってことか。いや、うさぎの命だって重いけどね?!ってなった。 あと気になったのは、これって1巻だと思って読んだけど、これは続きだったのかな?って思うところがあった。出てきた迷警部とその部下の2人。これって、なんか前の話で一弥くんたちと出会って、今の関係を築いたのかな?って思うところがあった。そうでもないのか。 文の構成?がラノベみたいで読みやすくて良かった。ちょっと気になるところもあったけど、面白く読めた。一弥くんたちの次の冒険も追ってみるか。 2024.6.5 読了
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ヴィクトリカかわいい!♡ 一弥くんかわいい!笑 アニメ版は、のちにブシロードと縁深くなる、安田猛さんの企画作品となり、桜庭一樹さんの独特な世界観を見事に描いてくれました。 本作はその最初の導入作品となります。 もうこの2人の遠回りな恋模様がいじらしくてかわいらしくて。 そ...
ヴィクトリカかわいい!♡ 一弥くんかわいい!笑 アニメ版は、のちにブシロードと縁深くなる、安田猛さんの企画作品となり、桜庭一樹さんの独特な世界観を見事に描いてくれました。 本作はその最初の導入作品となります。 もうこの2人の遠回りな恋模様がいじらしくてかわいらしくて。 それでいて、世界一大規模な占いこそが、ユダヤ教以降の宗教だという風刺は大変に趣深いものがありました。直接名指しはしていないものの、中世から近現代に近づくにつれ、戦争の背後には、特定の人物が深く関わっていることをそれとなく伝えています。私たちの実在の世界においても、占いや大規模実験というのは、一部の資産家たちによって実際に行われています。 もちろん、OSSやCIAの達成率は案外に極めて低いことを思えば、世界は一部の人間の思惑「通り」にはなっておらず、間違いがあってはそのたび軌道修正しているのが実態だとは思いますが……それでも、大きな鰯の群れを、彼らの自覚がないまま操り、意に沿うよう動かそうとする小さな鰯の群れがいることもまた、事実であろうかと察しております。 具体的な人物名を挙げるなら、ハウス大佐は明らかにウッドロウウィルソンを操りました。彼が書いた小説・フィリップドルーは、共産主義と資本主義は、同じ人物(一族)が起草したものであり、これからその戦争ビジネスで儲けるつもりがあると、暗に記されています。もちろん、感動的なストーリーに隠されているゆえ、看破することは当時のアメリカ人にも不可能でした。※晩年、ウィルソンの手記に、ハウス大佐に騙されたと記されております。 それらの驚異的事実を、極めて早い段階から風刺していることが、桜庭一樹さんの着眼点の鋭さを物語っていると思えました。メタルギアシリーズの小島監督もすごいものがありますが、彼に並ぶか、あるいは上回る描写とも言えましょう。 ※以下、ネタバレを含みます。 ・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ それにしても、GOSICKは、本編完結後に、後日談も用意されております。一弥くんには姉がいるのですが、彼女の後日談は特に興味深いものがあるので———そちらもアニメ化してほしかったなぁと、今にして思うばかりです。ヴィクトリカの髪がなぜ銀髪なのか、彼女が一弥と再会するまで過ごした日々に何があったのか……そのあたりも、アニメと原作には若干の差がありました。もちろん、どちらも見応えがありますし、全てを映像化するより、読者の想像の余地があった方がいいのも理解できますが……個人的に安田猛企画作品のファンということもあり、ぜひ、彼の映像で、見どころあるシーンを見たかったという気持ちは今でも残っています。 その切なさが、かえって、原作小説にしかない味わい深さを、より楽しませてくれているのかもしれません。
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アニメから入りだいぶ昔に原作も読んだGOSICKを久しぶりに再読。 他の話がうろ覚えなせいもあるけど野兎走りの話がなんだかんだ1番好きだった記憶。 またアニメ1話から見返したいなぁ。
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軽い気持ちでサクサク読める話。 キラキラふわふわした物が好きな私には物語に出てくる街並み、ヴィクトリカのフリルも魅力の一つ。
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一弥とヴイクトリカが巻きこまれた事件と屋敷での事件の関連性が物語が進むに連れてわかっていきすっきりした。
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第一次世界大戦のころのヨーロッパの架空の国が舞台。ファンタジー小説のようであり、ミステリー小説であり、他にはあまりないような雰囲気の本。軽い雰囲気のノリであり、ライトノベルのような感じ。好きかどうかといわれると、あまり私の好みではなかった。
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映像化を意識した登場人物なのは分かるけど、一部の人物はあまりにも鼻につく感じで好きになれなかった。 主人公の2人の掛け合いについても、もう少しTPOをわきまえてやれば良かったとも思う。正直、ウリのはずな掛け合いがドスベリして、その状況をぶち壊している場面もあった。 続編があったら...
映像化を意識した登場人物なのは分かるけど、一部の人物はあまりにも鼻につく感じで好きになれなかった。 主人公の2人の掛け合いについても、もう少しTPOをわきまえてやれば良かったとも思う。正直、ウリのはずな掛け合いがドスベリして、その状況をぶち壊している場面もあった。 続編があったら読むかというと、ちょっとどうかなという感じ。
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『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。 表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてる...
『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。 表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてるそうで、「まるで老人のようなしわがれて低い声」と記されているヴィクトリカの声も聞いてみたい気もする。不思議な魅力のある作品。
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