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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 の商品レビュー

3.6

413件のお客様レビュー

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2022/01/16

幼なじみが、母親を殺害して逃げている。 なんであんなに仲が良かった親子なのにこんな事になってしまったのか? それを幼なじみの行方を探すと同時に追っていきます。 最初は主人公目線から。終盤の方で幼なじみ目線から書かれています。 どんな家庭でも、それを他人がおかしい...

幼なじみが、母親を殺害して逃げている。 なんであんなに仲が良かった親子なのにこんな事になってしまったのか? それを幼なじみの行方を探すと同時に追っていきます。 最初は主人公目線から。終盤の方で幼なじみ目線から書かれています。 どんな家庭でも、それを他人がおかしいという権利はない。ということがテーマなのかなと思いました。 あきらな虐待とかがあれば別ですが、幸せに暮らしている家族に対して、これがおかしいと攻める方がおかしい。 家族からの愛があれば、それでいいと思いました。 最後に本の題名にまた愛を感じました。

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2021/12/05

圧倒的な関心のなさ、考える力のなさ、それでもいきていける、何も困らずに。 でも、それって幸せなのだろうか?

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2021/10/07

このお話に共感したか、や、面白かった、などといった感想がもてなかったです。そんなことより、誰かの人生の話を聞いた、、こんな親子も必ずどこかにいるんだろう、こういう友情もどこかにあるんだろう、というのが読み終えた感想です。 誰かのどこかでありそうな人生なのかと思えてしまったので、そ...

このお話に共感したか、や、面白かった、などといった感想がもてなかったです。そんなことより、誰かの人生の話を聞いた、、こんな親子も必ずどこかにいるんだろう、こういう友情もどこかにあるんだろう、というのが読み終えた感想です。 誰かのどこかでありそうな人生なのかと思えてしまったので、それに対して、何か感想を思うなんてできませんでした。 何が言いたいのか、何を伝えたかったのか、ぼんやりしていて、だけど何か心に針を刺すような話でした。

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2021/10/04

タイトルの意味を知りたくて手に取った。やけに「赤ちゃんポスト」が出てくるなぁと思ったら、そういうことだったのか。 母娘の関係は家族の数だけ違うものだろう。母になったことはないが娘の気持ちはわかる。チエミもみずほも精一杯だったんだと思う。 翠ちゃんはその後、幸せになれたのだろうか。...

タイトルの意味を知りたくて手に取った。やけに「赤ちゃんポスト」が出てくるなぁと思ったら、そういうことだったのか。 母娘の関係は家族の数だけ違うものだろう。母になったことはないが娘の気持ちはわかる。チエミもみずほも精一杯だったんだと思う。 翠ちゃんはその後、幸せになれたのだろうか。。。

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2021/09/24

「自分の人生の責任を、人に求めて不満を口にして終わり。そんな生き方、楽じゃないですか。与えられるものを待つだけ、自分で選ぶのではなくて、選ばれるのを待つだけなんです。その証拠に、会社にどれだけ不満を持ったところで、契約の更新がされるかどうかに怯え、彼女の口からは一度として転職とい...

「自分の人生の責任を、人に求めて不満を口にして終わり。そんな生き方、楽じゃないですか。与えられるものを待つだけ、自分で選ぶのではなくて、選ばれるのを待つだけなんです。その証拠に、会社にどれだけ不満を持ったところで、契約の更新がされるかどうかに怯え、彼女の口からは一度として転職という言葉がでなかった。自分でなにかを決断したことがないから、変化が怖くてたまらない。そうなると、最初の頃に私にしてくれたアドバイスも意味合いが全然違ったものに思えてきました」 「格差という言葉で全てをまとめるのは好きじゃないですけど、私と望月さんの間には差が横たわっていました。学歴とか、先生に恵まれたとか、そういう意味じゃなくて、意識の格差です」

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2021/09/23

読み終えてずっとモヤモヤが続いている。 辻村深月さん、女性の内面をどこまでも深く斬り込んで、これでもかと突きつけてくる。  痛い、とても痛い。 全ての登場人物の中に少しづつ自分と重なる部分を見つけてしまうからなのか。 女性のそんな部分も分かった上で愛しい、寄り添っていたいと思う。...

読み終えてずっとモヤモヤが続いている。 辻村深月さん、女性の内面をどこまでも深く斬り込んで、これでもかと突きつけてくる。  痛い、とても痛い。 全ての登場人物の中に少しづつ自分と重なる部分を見つけてしまうからなのか。 女性のそんな部分も分かった上で愛しい、寄り添っていたいと思う。 作者もきっとそうだろう。だからこそ書くのだろう。 ラストには救いと希望を示してくれる。 こんなに痛いのに、また辻村深月を読んでしまうのだろうな。

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2021/04/20

2021/04/20読了 #辻村深月作品 母親を殺し失踪した同級生を 交わらなかった思いを後悔しながら探す。 人間、好きでも嫌いでもなく 無関心になることが残酷だとよく言うが まさにそんな作品。 かなり重いストーリー。

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2021/04/29

母を刺殺して行方不明となった幼なじみを探す主人公。 母と娘、女性同士の嫉妬、妬み、羨望、そして心の揺れが精細に描かれる。男性の中でも鈍感な私は、こんな世界は『普通』じゃない!と思った。が、その『普通』に正解はあるのか?と著者は問う。

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2021/03/16

登場人物全員好きじゃない笑 むしろ、嫌いや笑 地方の「地元」の感じはすごーく分かる。 県は違えど、どこも一緒やなと。 やけどいい大人なんやし、友達も環境も自分で選べるのになぜ選択しない。なぜ嫌なのに付き合う? 自分が嫌い系な人しか出てこなかったので、感情移入できず。 あ、...

登場人物全員好きじゃない笑 むしろ、嫌いや笑 地方の「地元」の感じはすごーく分かる。 県は違えど、どこも一緒やなと。 やけどいい大人なんやし、友達も環境も自分で選べるのになぜ選択しない。なぜ嫌なのに付き合う? 自分が嫌い系な人しか出てこなかったので、感情移入できず。 あ、翠ちゃんは好き!

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2021/03/01

女性が読んでもただひたすらに女ってめんどくさい生き物だな、と感じるお話。女の心の闇がありありと描かれていて、登場人物がかわいそうになってくる。

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