1,800円以上の注文で送料無料

玻璃の天 の商品レビュー

4

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/22

直木賞おめでとうございます(笑) ということで文庫化された玻璃の天 大好きな作家なんだけど、円紫さんシリーズや覆面作家シリーズが好きだったので、最近の作品はちょっと堅苦しかったんですが このシリーズは堅い中にも優雅さとミステリーがちりばめられていて、非常に面白い。

Posted byブクログ

2009/10/18

『街の灯』『玻璃の天』『鷺と雪』 の3部作の2作目 図書館の都合で 2作目を読むのが最後になってしまった 3作品を読んでみて 2作目『玻璃の天』が 勢いがあって1番好きかな ベッキーさんの生い立ちもわかって いろいろな意味で繋がった 昭和初期という 時代背景が彼女た...

『街の灯』『玻璃の天』『鷺と雪』 の3部作の2作目 図書館の都合で 2作目を読むのが最後になってしまった 3作品を読んでみて 2作目『玻璃の天』が 勢いがあって1番好きかな ベッキーさんの生い立ちもわかって いろいろな意味で繋がった 昭和初期という 時代背景が彼女たち女性の 人生も左右したのでしょうか お嬢さんとベッキーさんが とても生き生きとしてよかったぁ 3作品とも 図書館で借りました 無難にまとまっている印象で あえて蔵書にはしません

Posted byブクログ

2009/10/17

ベッキーさんシリーズの第2巻。直木賞受賞の後でもあったので、書店での扱いも大きかったですね。 華麗な華族社会と戦争に突入する少し前の日本の、どこかきな臭い世情を背景にいくつかのささやかな事件の解決えお描き、ラストの少し大きな事件へと続きます。 相変わらず文章が美しい。どうしてこの...

ベッキーさんシリーズの第2巻。直木賞受賞の後でもあったので、書店での扱いも大きかったですね。 華麗な華族社会と戦争に突入する少し前の日本の、どこかきな臭い世情を背景にいくつかのささやかな事件の解決えお描き、ラストの少し大きな事件へと続きます。 相変わらず文章が美しい。どうしてこの人は時代も年齢も性別も違う、少女の心理をこんなにもキレイに描写できるんでしょう。 時代考証も綿密に行っていることが伺えます。

Posted byブクログ

2011/07/18

北村薫の玻璃の天を読みました。第二次大戦前夜に生きる上流階級の女学生が主人公のベッキーさんシリーズの二冊目でした。玻璃の天とはステンドグラスを指していて、ステンドグラスにまつわるエピソードからベッキーさんの過去が明らかになります。暗いお話なのですが、ヒロインの花村英子が魅力的なの...

北村薫の玻璃の天を読みました。第二次大戦前夜に生きる上流階級の女学生が主人公のベッキーさんシリーズの二冊目でした。玻璃の天とはステンドグラスを指していて、ステンドグラスにまつわるエピソードからベッキーさんの過去が明らかになります。暗いお話なのですが、ヒロインの花村英子が魅力的なので救われます。空飛ぶ馬のシリーズもそうでしたが、北村薫の描くヒロインは自分に正直で清潔できりっとしていて、頭の回転も速く、男性から見た理想型として描かれています。三冊目は直木賞を取ってしまったので文庫になるのはもう少し先でしょうが、待ち遠しいですね。

Posted byブクログ

2009/10/12

玻璃の天、北村 薫さんの直木賞受賞作の「鷺と雪」の、主人公『英子』と女性運転手「別宮みつ子」こと、ベッキーさんとともに、様々な事件や、身近な謎を、解き明かすシリーズ第2作目です。  友達の百合江さんから相談されたロミオとジュリエットみたいな問題、その裏に隠された真実を、『英子』が...

玻璃の天、北村 薫さんの直木賞受賞作の「鷺と雪」の、主人公『英子』と女性運転手「別宮みつ子」こと、ベッキーさんとともに、様々な事件や、身近な謎を、解き明かすシリーズ第2作目です。  友達の百合江さんから相談されたロミオとジュリエットみたいな問題、その裏に隠された真実を、『英子』が解き明かす話や、いなくなった友達と一つの暗号文を解く話、ステンドグラスの天窓から墜落死した思想家その切ない真相を『英子』が解く話三作が入っています。  この本では、ついにいままで解らなかった、ベッキ―さんの過去が明らかになります。 人の恨みや憎しみから生まれる事件はとても切なくなります。しかし無くなることが無いでしょう。

Posted byブクログ

2009/10/13

令嬢&運転手ベッキーさんシリーズの2冊目。 太平洋戦争前夜の日本における思想統制がテーマの連作になっています。 3冊目『鷺と雪』が直木賞受賞作なのですが、未文庫化。 かといって、図書館で予約入れようとしても50番目↑>< どどどどうしよう……;;

Posted byブクログ

2009/10/09

戦争の前のすごく幸せな時間というかんじがします。その中で、だんだんと近づいてくる戦争の影。 毎回こういう考え方もあるのかと考えさせられることが多いですが、今回の作品では、主人公の兄が言った与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」の解釈や乾原さんが語った神の話にはっとさせられました。

Posted byブクログ

2009/10/08

どの話もそれぞれ面白いところがあっていい。 だけどやっぱり一番は「幻の橋」ですね。オチというか「犯人」との最後の会話と、途中の若月との会話がすごくいい。 甘い考えだしこの後を考えると悲しくなるけど、これは本当に眩しく感じる。

Posted byブクログ

2009/10/07

先日直木賞を受賞された北村薫の私とベッキーさんシリーズ2弾です。 主人公栄子にも恋の話があったり、ベッキーさんの悲しい過去が明らかになったりと、色々急展開がありました。 暗い時代や決して戻らない過去に懸命に立ち向かう栄子とベッキーさんがとても好きですね。

Posted byブクログ

2009/10/12

◆あらすじ◆ 昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑む<ベッキーさん>シリーズ第二弾。 犬猿の仲の両家手打ちの場で起きた絵画消失の謎を解く「幻の橋」、手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」、ステンドグラスの天窓から墜落した思想家の死の真相を探る「玻璃の...

◆あらすじ◆ 昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑む<ベッキーさん>シリーズ第二弾。 犬猿の仲の両家手打ちの場で起きた絵画消失の謎を解く「幻の橋」、手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」、ステンドグラスの天窓から墜落した思想家の死の真相を探る「玻璃の天」の三篇を収録。

Posted byブクログ