夜にはずっと深い夜を の商品レビュー
読み終わって、なんでこれ読んじゃったんだろう、と思った。 全編暗くて不気味。 不快な金属音をうずっと聞かされてるような感覚。 これはホラーとして成功してるってことなんだろう。 ただもう二度と読みたくない。
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鳥居みゆきさん、怖すぎます!そしてせつなすぎます・・・いつのまにか迷路のように迷い込んでしまう狂気への道。そして主人公達が陥るどうしようもない寂しさ。
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芸人鳥居みゆきさんが書いた本。いきなり怖い話から始まったなと思ったらギャグがはさんであったりして面白かった。 短編小説だと思い読んでいって最後に気づくのは実はすべての話がいろんな形でつながっていたということ。 この人は天才だなと思っていたがこの本を読んでもっと好きになった。
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芸人鳥居みゆきの小品集。 芸風に似て、狂気の作品である。 いくつかの作品に出てくる「幸子」には、作者自身が投影されているのだろうか。 内容も良いが、装丁も非常に良い。
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芸人さんとしての作者さんはあまり知らないんですが。ホラーとしてはいいよなあ。どろどろとした情念の部分を、さらっとシュールに、どこかしらユーモアも交えて描かれた作品。短編のようにも思えるけれど、きれいに繋がっていますね。装丁も凝っていて、惹かれます。 お気に入りは「佐々木さん」。な...
芸人さんとしての作者さんはあまり知らないんですが。ホラーとしてはいいよなあ。どろどろとした情念の部分を、さらっとシュールに、どこかしらユーモアも交えて描かれた作品。短編のようにも思えるけれど、きれいに繋がっていますね。装丁も凝っていて、惹かれます。 お気に入りは「佐々木さん」。なんてことない話のような気もするけど、ラストが怖くて悲しい。これを思い出せなかった、というのは孤独ですね。この言葉からいろいろと想像をしだすと、きりがありません。
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本のデザインも文章も鳥居さんがふだんしゃべってるような雰囲気がよく出ていた。 連作短編と詩と妄想日記で成り立っているんだけど、わたしは詩が一番好きだ
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作者鳥居みゆきさんは、芸人さんとのこと。 むむむ、芸は知らないけど、本作はおもしろかった。 こうゆう不条理な世界、好きです。 ひとつひとつの作品のエピソードが、他の作品にも少しづつ繋がっていて、些細なズレが深い狂いへとつながっていく。 劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」を読んだとき...
作者鳥居みゆきさんは、芸人さんとのこと。 むむむ、芸は知らないけど、本作はおもしろかった。 こうゆう不条理な世界、好きです。 ひとつひとつの作品のエピソードが、他の作品にも少しづつ繋がっていて、些細なズレが深い狂いへとつながっていく。 劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」を読んだときも、「え?これ、お笑い芸人が書いたの?」 と驚いたけど(あら、話が他とつながっているとこも同じだ)、芸人さんは多才なのだな。 作中画が、またいい雰囲気。 てっきり、しりあがり寿氏かと思っていたら違っていました。 だって雰囲気が似てたんだもん。 一日がずっと夜だったらいいのに。 そしたらずっと真っ暗。 でも夜にはずっとずっと深い夜をください。 生きてるか死んでるかもわからない。 地球の一部になってるかんじ。 (一部抜粋) そう、夜にはずっと深い夜を・・・なんとも納得です。
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好きだからハードル高いです 好きだからハードル低いです 彼女は倒して進みます 或いは穴を掘って潜ります 彼女にルールはありません 彼女はルールに律儀です 読者は寄って集って褒めちぎります 読者は寄って集って貶し倒します 読者の言葉は凶器です 言葉で彼女は死にません 彼女は健常な...
好きだからハードル高いです 好きだからハードル低いです 彼女は倒して進みます 或いは穴を掘って潜ります 彼女にルールはありません 彼女はルールに律儀です 読者は寄って集って褒めちぎります 読者は寄って集って貶し倒します 読者の言葉は凶器です 言葉で彼女は死にません 彼女は健常な死者です 賛否両論は満点です 賛否両論は陥とし穴です 陥とし穴には堕ちましょう 約束ですマナーです リンクだらけのウェブのようです ついリンクを踏んで飛ばされます 滝壺から滝の裏側 暗闇からずっと暗い闇 さっきの闇のほうが明るかった 明るいところに出れば 結局もっと目が眩み 一晩で読める本です 一週間かけて読みました 赤いページは闇の中では読めません 私は遅読病です 私は健康な死者です あんまり暗い本なので にやにや笑って読みました
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独特な不条理世界を演じるコントで異彩を放つお笑い芸人、鳥居みゆきがはじめて書き下ろす不幸な女たちの狂気の叫び。 本書に登場するのは、過剰な愛情、コンプレックス、欲望を抱えた女たち。「きたないものがきらいなきれいなお母さん」「真夜中のひとりごとが止まらないシズカ」「花言葉で未来をう...
独特な不条理世界を演じるコントで異彩を放つお笑い芸人、鳥居みゆきがはじめて書き下ろす不幸な女たちの狂気の叫び。 本書に登場するのは、過剰な愛情、コンプレックス、欲望を抱えた女たち。「きたないものがきらいなきれいなお母さん」「真夜中のひとりごとが止まらないシズカ」「花言葉で未来をうらなう華子」「地獄にとりつかれた女」「同窓会であだ名が思い出せない佐々木さん」「一匹の虫から人生が狂いはじめるのり子」など、壊れゆく女たちの孤独が不気味な挿画とともに見事に表現されています。 彼女の独特の世界観がたっぷり味わえますよ。普通の短編小説ではなくてところどころに詩や妄想日記や絵があり、飽きません。一見各編がバラバラに思えますが、話がどんどん繋がっていくのがとてもおもしろかったです♪ ぜひテレビよりもさらに深く濃い鳥居ワールドに戦慄してくださいね~。
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芸人鳥居みゆきの短編集。 う~ん、期待したほどじゃなかった・・・・ 読んだそばから話しが零れ落ちていくような、つかみどころのない・・・・印象も強くない話しでした。
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