夜にはずっと深い夜を の商品レビュー
私はおもしろいと思ったけど、知人は「わからない」と言っていた。 本人のネタとおなじで、人を選ぶのかな? これを小説と呼べるかはわからない。 かといって「鳥居ワールド」なんて安易なくくりかたもしたくない。 私は感性の鋭さに触れてはっとした。 あとは鳥居の得意のことば遊び。 文章のか...
私はおもしろいと思ったけど、知人は「わからない」と言っていた。 本人のネタとおなじで、人を選ぶのかな? これを小説と呼べるかはわからない。 かといって「鳥居ワールド」なんて安易なくくりかたもしたくない。 私は感性の鋭さに触れてはっとした。 あとは鳥居の得意のことば遊び。 文章のかたちをとったネタといったほうがいいかもしれない。 本のデザインも内容に合っていてよかったけど、 赤いページは読みにくかったのでそこはちゃんとしてほしかった。
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最初から読んでいくうちに「この調子で延々続くのか…」と思わず壁に投げそうになったが、歪んだ物語が繋がりはじめてからは楽しんで読めた。くすりと笑えるところもある。 読了後は退屈だった冒頭をもう一度読み返したくなる。 それで「やるなぁ」とにやりとした時点で、いつの間にか満足していた...
最初から読んでいくうちに「この調子で延々続くのか…」と思わず壁に投げそうになったが、歪んだ物語が繋がりはじめてからは楽しんで読めた。くすりと笑えるところもある。 読了後は退屈だった冒頭をもう一度読み返したくなる。 それで「やるなぁ」とにやりとした時点で、いつの間にか満足していたことに気が付いた。おもろい。
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やっぱり。 テレビでは奇抜なところばかり焦点が当てられているんだ。 テレビじゃ編集されちゃうから、舞台に行こう。
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小説というよりは、彼女のコントの台本のよう。 文章ではなく、実際に演じているものを見てみたい。 という意味も込めて、★は少なめ。 発想は流石だなーと思った。 装丁もなかなか凝っている。 各話が微妙にリンクしていたりして、ついつい戻って読み直したりしてしまった。 『夜にはず...
小説というよりは、彼女のコントの台本のよう。 文章ではなく、実際に演じているものを見てみたい。 という意味も込めて、★は少なめ。 発想は流石だなーと思った。 装丁もなかなか凝っている。 各話が微妙にリンクしていたりして、ついつい戻って読み直したりしてしまった。 『夜にはずっとずっと深い夜をください』 タイトルにもなったその一言が、全てを表している様に感じた。 多分彼女は自分自身や自分の作品について詮索されたり、解読されたりするのは嫌いだろう。なので、感想はこの辺までに。
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タイトル好き。シュールでブラックな短編集。独特の文体で楽しめた。グミのように消えても香りが残る、そんな本。鳥居さん、才能あるな~。
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鳥居みゆきの独特な感性を凝縮したかのような1冊。 おそらく誰もが抱く妄想を、妄想の世界に留めることなく、 現実の世界に体現しているって感じで、 書いてある内容は、世間的にはイタイことばかりだけど、 誰もが心の奥底で共感できる内容になっているんじゃないかなと。 少なくとも私は、...
鳥居みゆきの独特な感性を凝縮したかのような1冊。 おそらく誰もが抱く妄想を、妄想の世界に留めることなく、 現実の世界に体現しているって感じで、 書いてある内容は、世間的にはイタイことばかりだけど、 誰もが心の奥底で共感できる内容になっているんじゃないかなと。 少なくとも私は、そういった観点で愉しませてもらった。
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前から鳥居みゆきのセンスが好きで、読んでみたかった本だったんだけど。あんまり理解できませんでした。怖さは分かるけど。やっぱり活字でみるよりも、鳥居みゆきの見た目の雰囲気が重要だったのかな。
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子どもの頃、線路に置き石をしたんです。 事故にはなりませんでしたが、 あのスリルが忘れられなくて。 でもこの歳で捕まりたくないですからね。 だから近頃は置きグミなんです。 グミはね、跡形もなくなるんですよ。 でも知ってますか?香りだけが残るんです。
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鳥居みゆきの世界全開で面白い. 装丁も良いです. 内容のわりに値段がという気もしますが,最近の本はみんなこんな感じなので仕方がないかと.
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芸人さんの書いたタレント本だし…と思いつつ購入。読んでみて、自分を恥じた。さんざん他の方のレビューでも言われてるけど、この人天才だ。…天才より鬼才のほうが近いかな。グミは脳みそじゃないか、というレビューをみてアハ体験しました。鳥居みゆきにはまた小説書いて欲しい。
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