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夜にはずっと深い夜を の商品レビュー

3.6

57件のお客様レビュー

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2014/08/21

よくわからないけど装丁はおしゃれ。形は本棚にしまいづらい。タレント本だからか予約がすごかったし何度か盗難にもあったことが印象に残っている。これ本気で書いたのかなあ。 もっとちゃんとしてて怖くておもしろい本はあるのに、知名度って大事。

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2014/05/18

。予想以上にたしっかり練られた感のある短編連作。自由連想的に、主人公がどんどんスイッチしていき、最後に一冊の世界感が完結する。「生かしておいてくれて、ありがとう」はガツン。

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2014/03/30

私の世界1好きな女性。 こんな文章書けない。天才。 子どもの頃、線路に置き石をしたんです。事故にはなりませんでしたが、あのスリルが忘れられなくて。でもこの歳で捕まりたくないですからね。だから近頃は置きグミなんです。グミはね、跡形もなくなるんですよ。でも知ってますか?香りだけが...

私の世界1好きな女性。 こんな文章書けない。天才。 子どもの頃、線路に置き石をしたんです。事故にはなりませんでしたが、あのスリルが忘れられなくて。でもこの歳で捕まりたくないですからね。だから近頃は置きグミなんです。グミはね、跡形もなくなるんですよ。でも知ってますか?香りだけが残るんです。

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2014/03/15

女性を主人公にしたホラー連作短編集。 暗い夜の闇のなかをゆっくりと落ちる女たちは、暗闇をどこか望んでいて誇らしげでもある。そんな無邪気な怖さが最もぞっとくることを、鳥居さんご本人は分かって執筆したのでしょうか。異彩を放つ世界観と静寂のなかの確実な狂気。掴みどころの無い怖さの中に...

女性を主人公にしたホラー連作短編集。 暗い夜の闇のなかをゆっくりと落ちる女たちは、暗闇をどこか望んでいて誇らしげでもある。そんな無邪気な怖さが最もぞっとくることを、鳥居さんご本人は分かって執筆したのでしょうか。異彩を放つ世界観と静寂のなかの確実な狂気。掴みどころの無い怖さの中に、女特有の艶っぽさが潜んでいて惹きこまれます。童話のような散文詩のようなストーリーにはたっぷりの毒が含まれ癖になる面白さ。 悲劇は喜劇。狂気は蜜の味。

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2013/01/09

図書館でいっきに読んできました。 まえから気になっていたのでみつけられてよかったです。 どの物語りも少しずつ他の主人公たちと繋がりがあって、 浮世離れした発想がなんとも深くたのしく読ませてくれました。 話し口調の文章はまるで、彼女のいつもの演技そのままだったので、読みながら容易に...

図書館でいっきに読んできました。 まえから気になっていたのでみつけられてよかったです。 どの物語りも少しずつ他の主人公たちと繋がりがあって、 浮世離れした発想がなんとも深くたのしく読ませてくれました。 話し口調の文章はまるで、彼女のいつもの演技そのままだったので、読みながら容易に声が再生される本でした

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2012/11/20

器用な人だなぁと思う。 言葉遊びの要素、話の繋がり方、徹底した主題、無理なく同居してるし適度に怖い。

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2012/10/16

さらっと読めてしまったが、独特の世界観が印象に残る一作。 うまく話がつながっているところも、見どころの一つだと感じた。

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2012/10/02

ちょっぴり怖い短編集。 鳥居さんのネタっぽいなぁ、鳥居さんらしいなぁと感じたり。 話の途中に「妄想日記」がさしこまれていたりするけど、 乱丁ではないよなぁ、わざとですよね。

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2012/08/08

予想以上に面白かった。散文的な詩や思いっきり不条理なストーリーどれをとっても鳥居みゆきの舞台を想像させる。実は伏線が色々張り巡らされているんだわ。 しかし、こんな才能あったんだ。 『蝉』は美しすぎて、真理すぎて、全身の毛が総立ちしてしまった。夏だね。

Posted byブクログ

2012/02/27

単なる「タレント本」ではない驚きの完成度。 短編集のように見えて、一冊を通じて絡み合う物語たち。 本そのものの構造も面白く、ひとつの作品として誇れる一冊。 読んで損はない。彼女の才能に改めて気づかされた。

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