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グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業 の商品レビュー

2.8

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    6

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2013/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ウェブ2.0、クラウドコンピューティング。ネットには次々と新技術が生まれるのに、 日本ではなぜか、なかなかビジネスに繋がらない。 その理由は、グーグルが提供する検索エンジンや広告ツールに依存し、 アマゾンのトップページやレコメンド機能を表面だけ真似して満足する、そんな企業が多すぎるからだ。 既得権益、既存ビジネス体系でやっている人が、ガンとしてやり方を変えようとしない。 既存のやり方を効率化するインターネットが、その人の仕事をなくしてしまうかもしれないという恐怖感があるからだ。 しかし、作業の効率化やコストダウンが図れるのであれば、企業全体にとっていい話ではないのか。 ところが、いくら企業全体・業界全体にとっていい話であっても、既存のビジネス体系にしがみつく一部の人の業務を死守するために、インターネットをフル活用しない企業がなんと多いことか。 このことは、日本企業がウェブをうまく使いこなせない最大の理由だと考えている。 これは一般用医薬品のインターネット規制などがいい例ではないか。 ウェブやインターネットは一つのツールにすぎない。 ネットが既存のビジネスを侵食するように、勘違いしている人がいるがそれは違う思います。 既存ビジネスの中でネットをどう活用するのかが重要なことです。 リアルとネットを融合させるのではなく、使い分けること。 このリアルとネットをライフスタイルや状況によって使い分けるのはユーザーだという事を忘れないでほしいですね。

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2013/02/11

iモードを手がけた夏野氏が著者。 要はウェブはツールであって、それありきでビジネスをするのはダメだということ。ウェブで何が出来るからスタートするのではなく、顧客にこれを提供したいから、じゃあウェブをどう使おうかという発想にならなければいけない。

Posted byブクログ

2012/12/11

20121210 カニバリを気にしてネットビジネスに二の足を踏むことはナンセンス。 →競合がネット進出したら消費者を奪われるだけ。 視野が狭い。 「ネットビジネスは寡占になりやすい」とあったが、クリティカルマスに達すれば飛躍的に伸びるという部分はリアルビジネスにも当てはまるのか...

20121210 カニバリを気にしてネットビジネスに二の足を踏むことはナンセンス。 →競合がネット進出したら消費者を奪われるだけ。 視野が狭い。 「ネットビジネスは寡占になりやすい」とあったが、クリティカルマスに達すれば飛躍的に伸びるという部分はリアルビジネスにも当てはまるのかもしれない。「後方追い抜き型(ex.yahooに対するgoogle)」に気をつけなければ。。。 参入障壁が低いということは、逆に「底力」が露呈しやすいということでもある。 カーテンやカーペット購入の話。賃貸で一時的に住むだけという人は適当な物をネットで購入すれば事足りる。 →マスとしては吟味して購入するケースより多いのでは? 「チケット流通センター」 →初めて知った。良くできた仕組みだと思うけどダフ行為には当たらないのかな? am/pmでは電子マネーの導入で、回転率のみならず客単価まで向上した。 しかし「店員教育の必要」「決済手数料の支払い」といったネガ要素にとらわれ(店舗側の論理)て普及しにくかった。 インフラレベルの話は現場では無料。先の展望ができるマネジメントが必要。 リテラシーの低い層に合わせる必要はあるのだろうか? 8割のトランザクションは2割のユーザーにより起きている。 回線速度の向上によるレボリューションは頭打ち。 (これまでのような飛躍的な革新は訪れないのでは) テレビコンテンツの見逃し需要とアーカイブ。 BBCは前者に対して一週間の無料視聴が可能になっている。 出演者、権利者の論理を通すだけでは絶対視聴者数は減ってゆく(=ギャラや広告収入の減少)

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2012/07/08

ニコニコ動画を手がけた人だそうで。 基本的に批判精神が強い。 実店舗で行われていることはすべてウエブでも提供する。その上で、ウエブでしかできないサービスを構築する。 非常にごもっともな事である。 実店舗で気にかけている、棚の配置や商品の配列を、WEBになった途端無頓着になる...

ニコニコ動画を手がけた人だそうで。 基本的に批判精神が強い。 実店舗で行われていることはすべてウエブでも提供する。その上で、ウエブでしかできないサービスを構築する。 非常にごもっともな事である。 実店舗で気にかけている、棚の配置や商品の配列を、WEBになった途端無頓着になる経営者が非常に多いと。

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2013/08/10

i-modeの生みの親、最近はニコニコ動画の夏野さんの本。 基本的には、Webでビジネス展開する際の基本的な考えが書かれている。 書かれていることは正論だと思うが、個人的な意見(想い?)が先行してしまい、自分以外のアプローチを否定しているように感じる。 今後の展開についても具体的...

i-modeの生みの親、最近はニコニコ動画の夏野さんの本。 基本的には、Webでビジネス展開する際の基本的な考えが書かれている。 書かれていることは正論だと思うが、個人的な意見(想い?)が先行してしまい、自分以外のアプローチを否定しているように感じる。 今後の展開についても具体的な提言は見られず、少々物足りない。 ネットは便利だと思うけど、夏野さんのいう将来像のように、自分のネット上の行動から自分に合わせた広告ばかりが配信されることは本当に便利なことなのだろうか? 「あなたはコレ買ってよ。」って押し付けられるのも・・・

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2012/05/02

あえて星ひとつ。 私の評価ではかなり辛い。 内容は良かった。正論を言っているし、現代のインターネット業界の良識とでもいうべき意見を言っている。 iモードを作り、おサイフケータイを作り、ニコニコ動画の取締役をしているだけのことはある人というべきでしょう。 しかし、この本...

あえて星ひとつ。 私の評価ではかなり辛い。 内容は良かった。正論を言っているし、現代のインターネット業界の良識とでもいうべき意見を言っている。 iモードを作り、おサイフケータイを作り、ニコニコ動画の取締役をしているだけのことはある人というべきでしょう。 しかし、この本を読んで、私はインターネット業界に対して暗澹たる気分になりました。 本の題名からしてそうですが、文章が「壺売り」口調なのです。 壺売り・・・ まず最初に脅す。本物の壺売りは、だれでもが不安に思っていることを強調して脅しまくります。健康を害する。病気になる。先祖の怨念がある。息子が結婚できない・・・ 同じように、10年後は会社がない、赤字になる、利益が上がらない、あなたのやり方は間違っている、時代遅れだ、と脅しまくる。 相手がすっかり抵抗力をなくしたところに、正論を植え付ける。御先祖様を大切にしなさい、正しく生きなさい、まっとうな経営をまっとうにすべきです・・・・ 正論なので、反論できない。 本当の壺売りでは、「ではどうすればいいんですか?」にたいして、この壺を買いなさい、とくる。この本ではさすがにそれは言わないが、言っているのも同様だ。 そして最後に、でかい話で封印する。皆さんの健康と幸せの身を願っているのです、世界平和のためです、日本の未来のため、競争力の復活のためです・・・ はっきりというが、これは暴力である。暴力を使った販促である。 こういうのは、まっとうな人間からすれば、うさんくさい。まともに相手をしない。 夏野氏はインターネットはインフラであり、もはや特別なものではなく、ネットの価値が不当に軽んじられているという。だけどそれは、あえてきつく言うが、あなたのような人のせいだ。 クライアントに暴力をふるうような商売がまっとうな商売であるはずがない。それを見抜かれているのである。 夏野氏の経歴と知見を考えると、これは本を売るための過剰演出であると思いたい。 それに乗せられるのもどうかとは思うが、それなら少しは救われる。 わけのわからないbuzz wordで顧客を不安に陥れ、キラキラ輝く経歴や先端性で客を威圧し、「ソリューション」を押し売りする。 夏野氏のいう通り、ネットはもはやインフラであり、特別なものではない。そうならば、こんな収奪的な商売が許されるはずもない。 逆にいえば、まだまだネットにはビジネスチャンスがあると言える。 この人にしてすらこの商法なのだったら、もっとましな商法でいけば、まだまだ沃野があるというべきだろう。フロンティアはまだ消えていない。 その意味で、まあ勉強にはなったし、将来に希望は持てるが、なんだか口の中が苦い。

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2012/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半で口を酸っぱく言ってるのは、「ITわかんないヤツは去れ!」ってコト。経営層のことも言ってるし、ITリテラシーを学ばないや興味のない人のことも言っている(…昔言われてた、「デジタルデバイド」みたいなのも問題視してない様子)。 って考えると、Yahoo!の「SNSがわからない」おじさんも社長を退くってのは英断なのかも知れないって思った。 さらにいうと、ITわかる側のつもりでも、最新情報を持ってないと、いつ「ITわかんないヤツ」になって、後の世代に突き上げを食らう、かもしれない…とも思った。 発売時から時間が経ったのもあるだろうけど、別に新鮮な話が書いてあるわけじゃない。まっとうなことをまっとうにやりゃうまくいく、みたいなポリシーの持ち主のようなので、それを体現している、とも言える。 そういう意味では、夏野剛っていう実績をつくってきた人の本だから読まれるんだろうけど、名のない人がこの文章を出版社に持っていっても、難しい顔をされるんじゃないか、とさえ思ってしまう。 以下、各ページで思ったこと。 P.34で「『買い物の最初または途中に個人情報を登録させるサイト』は、最低のシステムだと憤慨している」とあるが、それに対する解決策が示されていない。Amazon・楽天じゃないトコは、どうすりゃいいの?と思う。 P.38でリアル店舗で「当店のメンバーにならなければ、買い物ができない」などといったら、その店はもう終わりだろう」とあるが、コストコなんて例もあるぞ、なんて揚げ足を取りたくなる。 P.92でファッションはネットショップに向かない旨述べてるが、P.100では「楽天でも意外にファッショングッズが売れている」と述べてるのが謎。

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2012/04/01

キャッチーなタイトルに惹かれて古本屋で200円(!)で購入。 タイトルほど過激な内容ではないような内容だったかな。 流れの速い業界で、本書が出たのが2009年なので、ちょっと古いのかな?とも 思いましたが、本質をついていることも言ってて、それなりに為になった。 「ウェブとは、...

キャッチーなタイトルに惹かれて古本屋で200円(!)で購入。 タイトルほど過激な内容ではないような内容だったかな。 流れの速い業界で、本書が出たのが2009年なので、ちょっと古いのかな?とも 思いましたが、本質をついていることも言ってて、それなりに為になった。 「ウェブとは、単なるツールであることを認識せよ」 という部分が一番印象に残ったところ。 ベンダー側の立場としてこの言葉は充分に認識しておかなくてはならない と思った。技術ありきでビジネスを考えるのではなく、 ビジネスの根幹は何か、というのをまず理解しなければいかねい、ということだ。

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2012/02/27

光ファイバ回線を一般の家庭で経済的な価格で使えるようになってから、お金をかけずに情報発信ができるようになりました、後になって革命と言われるかもしれません。 出版等の情報発信ができるのは、つい最近までは資力のある企業に限られていたと思っていましたが、現在ではその常識が崩れつつあ...

光ファイバ回線を一般の家庭で経済的な価格で使えるようになってから、お金をかけずに情報発信ができるようになりました、後になって革命と言われるかもしれません。 出版等の情報発信ができるのは、つい最近までは資力のある企業に限られていたと思っていましたが、現在ではその常識が崩れつつあるようです。この本では日本のネットビジネスが儲からない理由を、かつて一世を風靡した「NTTのiモード」を立ち上げた夏野氏によって書かれた本です。 ネットについて彼は書いていますが、考え方は一般のビジネスにおいて戦略を考える上でも役に立つことだと思います。特に、自分が実生活でやらないことを制度して作ることはダメ(p56)というのは、印象に残りました。 以下は気になったポイントです。 ・本当に面白いものは定着している、ブログでも常に更新され、しかも中身が面白ければ着実に読者、支持者が増える(p20) ・ニコニコ動画が付加価値を提供しているのは、動画の上にコメントする場を提供して、その楽しみを投稿する側、見る側皆で共有させたこと(p25) ・2009年現在で、少なくとも40代以下の人にとっては、インターネットが使えるパソコンや携帯電話は、日常的に使う道具になっている(p27) ・なにか新しいことをやるには、「自分や会社にいる人材が向いている分野、仕事、やり方」「自分や会社がその新事業に向いているか」をきちんと追求することがポイント(p29) ・リアル店舗でやってきたことを、ウェブでも最低限やってから、ウェブ独自の展開として考える(p31) ・稀にしか訪れないユーザーと、ヘビーユーザーのインターフェースは別にした方が購入率は上がる(p36) ・何かを犠牲にしても客は来店しない、お店にくる楽しみという付加価値をつけることで、初めて客は足を運ぼうとする(p47) ・インターネットビジネスを考えようとしたときに、自分が実生活でやらないようなことを制度として作ることは絶対にしてはいけない(p56) ・One to oneマーケティング(Eコマースのロングテール型)の例としては、アマゾンのレコメンド機能がある(p84) ・ネットショップがいかに進化しても、対面することで価値が上がっていくものは、ウェブでは絶対に置き換えられない(p92) ・課金モデルにとってももっとも重要なものは、「リーゾナブルな価格設定」である(p104) ・チケット流通センターは、ユーザー登録無料で、取引成立時のみに仲介手数料(8000円以下は800円)である(p113) ・テレビ(2兆)、新聞(1兆円)の広告市場はいまだに、パソコン・携帯向け広告市場(0.44兆円)に比べて大きい(p128) ・2007年には現金決済:192兆円、電子マネー:0.6兆円、1997年の199、ほぼゼロ、2005年の185、0.1兆円と比較すると、電子マネー決済市場は急激な成長を遂げている(p137)

Posted byブクログ

2012/02/23

好きなことをやる、できることをやる、当たり前のことをやる。もっともな気もしますが、現実にそれができていない人や企業が多いということかと。

Posted byブクログ