神の守り人(上) の商品レビュー
作者初の前後編で構成された「続きもの」で、それまでの作品に比べるとゆったりしたストーリー展開。 退屈というかのんびりしていたが、前編終盤でのマーサの登場で一気にテンションが上がった。 人柄が良く上品で気配り心配りの利く優しい女性。 ほっとする、安心する、花の香りがするオバちゃん。...
作者初の前後編で構成された「続きもの」で、それまでの作品に比べるとゆったりしたストーリー展開。 退屈というかのんびりしていたが、前編終盤でのマーサの登場で一気にテンションが上がった。 人柄が良く上品で気配り心配りの利く優しい女性。 ほっとする、安心する、花の香りがするオバちゃん。 バルサを手助けしてくれるキャラクターの存在がこんなにも嬉しいものだとは。
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まだ下巻を読んでないが、面白い。王族の話じゃないけど、面白い。 彼女の本はある信念?掟がある。 ー民族間に上下があるようでない。 ー遠い昔、ナグルの現象で様々な神秘的なことや恐怖がおこった ーそれを再度繰り返さないように、表と裏に分かれる ー表は神、裏は蔑まれる役 ...
まだ下巻を読んでないが、面白い。王族の話じゃないけど、面白い。 彼女の本はある信念?掟がある。 ー民族間に上下があるようでない。 ー遠い昔、ナグルの現象で様々な神秘的なことや恐怖がおこった ーそれを再度繰り返さないように、表と裏に分かれる ー表は神、裏は蔑まれる役 ー表側は裏側との約束をする ー表側が裏側を蔑む神話をつくる ーでも本当は、戦友の民同士 ー表の上部の人たちだけ、裏と通じているそして、裏を尊敬している ー神話は片側の観点で語られ、伝えられる ーどちら側の民も悪ではない ーナグル:神の世界なのかも ーそれが龍、雷神、八百の神、シバの神、などなど ーあるいは、台風、雷雨、津波、地震、日照りなのかも ーナグルのものに乗り移られる人 ーナグルへ連れて行くもの ーナグルで守るもの もう一度、始めから全部読んでみよう 下巻も楽しみ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上下巻、まとめてレビュー。 一気に読んだぁ。 物語も去ることながら、私の場合は、この守り人シリーズのキャラクタに惹かれてる。 相も変わらず、バルサは強いし、美しい。 物語の終わり方としては、ちょっとあっさりしていたかなぁ、と個人的には思う。 だんだんとはなしが大きくなって、最後に、爆発!せずにしぼんでいった感じ。 でも、これに登場するキャラクタたちとこの世界観にまた浸ることができたことはよかった。気持ちよかった。 んー、新潮文庫の表紙の絵、正直、誰が誰だかよくわからない。 槍を持っている、鷹を肩に乗せている、ならわかるけど、それ以外だとちょっと、物語中の描写が少なくて、区別が付かないな。
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後半まではぐいぐいと引き込まれたけど、ちょっと失速した気がしないでもない。 けど変わらぬ面白さ。下巻に期待。
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シリーズ5作目。上巻。 上下巻という事で、まだ盛り上がりの波が感じられない。眈々と読める。下巻に期待。
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守り人シリーズ・5 上下巻セット 主要人物ではバルサとタンダが出てますね アスラとチキサの兄妹が応援したくなりますね!
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守り人シリーズも折り返し地点。最近は読むのがもったいなくて、だいぶ間を空けて読んでいます…。 今回は「ロタ王国」が舞台。神を宿した一人の少女をめぐるお話です。上橋さんは、登場人物たちにいつも過酷な運命を背負わせますね。この作品も例に漏れずといった感じです。 安定と信頼の上橋作...
守り人シリーズも折り返し地点。最近は読むのがもったいなくて、だいぶ間を空けて読んでいます…。 今回は「ロタ王国」が舞台。神を宿した一人の少女をめぐるお話です。上橋さんは、登場人物たちにいつも過酷な運命を背負わせますね。この作品も例に漏れずといった感じです。 安定と信頼の上橋作品だけあって、あっという間に読み進めてしまいました。ロタ王国の南北格差を巡って、王と領主たちが議論をするあたりは、政治経済の教科書を読んでいるようで面白かったです。 「あなたが望むなら、もう一度ここに帰っていらっしゃい」という最後のマーサの言葉にグッときました。下巻にも、もちろん期待です。
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今度はとても過酷。 強大な力を持った弱者が、その力にすがらない決断って出来るものだろうか? バルサもタンダも暖かいなぁ。
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シリーズ5作目。自然環境の厳しい北部と豊かな南部を抱えるロタ王国は、ヨーサムという名君とそれを支えるイーサムという弟が統治していますが、南北の対立という恒常的な不安定さを抱えた国。加えて呪われた過去を持つとされロタ人に忌み嫌われ隠遁するタルの民という一種の忌み嫌われた民族も領土内...
シリーズ5作目。自然環境の厳しい北部と豊かな南部を抱えるロタ王国は、ヨーサムという名君とそれを支えるイーサムという弟が統治していますが、南北の対立という恒常的な不安定さを抱えた国。加えて呪われた過去を持つとされロタ人に忌み嫌われ隠遁するタルの民という一種の忌み嫌われた民族も領土内に住んでいます。このタルの兄妹を中心に、王家に仕えながら語り継がれた神話と禁忌を守ろうとする一族の者と、その神話に隠された意味を見出し新たな解釈をして革命を起こそうという者とが、しのぎを削ります。今回チャグムは出てきません。物語は薬草の市に行くというタンダにバルサが同行するというのんびりした感じに始まったのに、ふたりが旅先の宿でタルの兄妹に出会い、彼らの不運な境遇をヒトゴトと思えずに悪い商人に売られそうになったところを助けた後は、怒涛の勢いで駆け巡り、いろんな人の思惑が混ざり合い、あれれれという間にクライマックスに。このシリーズには珍しく空恐ろしい人物が出てきました。その人物は伏線となってまた後で出てきそう。解説は児玉清さん。
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2012.9.3〜7 久しぶりのバルサとタンダ。物語の始まりから途中まで。次が楽しみだ。うーん、この人はほんとにすごいなあ。
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