空色ヒッチハイカー の商品レビュー
毒にも薬にもならないかんじ。こういうの読むと気楽に楽しめるけど、そして、そういう時間もほしいのだけど、なんか年とっちゃったなあと思う。
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彰二が杏子ちゃんと一緒に59年製のアメ車に乗り、ヒッチハイクしていく話 とってもさらさらしていて読みやすかったです。 また、杏子ちゃんの言葉がとっても胸に響きました。
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頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能、完全無欠のお兄ちゃんがいなくなり 目指していたものがなくなってしまった僕は 高3の夏休みという受験生にとって大切な時期に お兄ちゃんの車でヒッチハイクを拾いながら九州へ向かう旅に出た。 最初に拾った杏子ちゃんはわがままだけどとても魅力的な女の子。...
頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能、完全無欠のお兄ちゃんがいなくなり 目指していたものがなくなってしまった僕は 高3の夏休みという受験生にとって大切な時期に お兄ちゃんの車でヒッチハイクを拾いながら九州へ向かう旅に出た。 最初に拾った杏子ちゃんはわがままだけどとても魅力的な女の子。 僕の目的地まで一緒に来るという彼女と共に 戦争経験のあるお爺ちゃん、車がエンストしてしまったカップル、 かわいい女の子2人組、子ども扱いされたことに怒った家出少女、 どもり性のバックパッカーなどたくさんの人たちを拾う。 そして道すがら高校受験のときに知り合った唯一の友達のことや 山道でお兄ちゃんと2人で迷子になったこと、 お兄ちゃんと一緒に夢中になった映画『ファンダンゴ』のことを思い出す。 カバー装画:フジモト・ヒデト デザイン:新潮社装丁室 川崎から唐津まで、ヒッチハイカーを拾いながらのロードノベルです。 憧れ続けていたお兄ちゃんがいなくなってしまい 目標を失った大学受験生が無免許でキャデラックを乗り回す青春小説です。 と書くと『レボリューションNo.3』みたいな子のようですが 東大を目指す真面目で普通の高校生が主人公。 てっきり主人公がヒッチハイクしていく話なのかと思っていたら拾う側だったのね。 せっかくだからもっと個性的で 凄いのはお兄ちゃんだけじゃなかったのか! と主人公が思うような人がばんばん出てきたらよかったのに。 杏子ちゃんと思い出だけでも書けてしまう気がします。
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これを見ると、学生時代の夏休みを思い出します。 たまに全てを投げ出して旅に出たくなるんだけど、そこでほんとに車で旅立っちゃう、そんな話です。 様々なヒッチハイカーを載せて人の出会いを通してちょこっと成長する、甘い青春物語。昔を思い出して、ちょっときゅんってします。
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一夏のヒッチハイク物語。いろんな人を車に乗せるけど、その人その人の物語があって車に乗ることになってることが面白かった。
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目の前にさ、これ以上はないってほどわかりやすくて正確な目標があったら、とりあえずそれを目指すよね。 だって自分で何も考えなくても、目の前の目標が道を教えてくれるんだもん。 主人公の彰二もそうだった。 でも急にその目標が消えてしまった。 これはそこから始まる物語です。 ...
目の前にさ、これ以上はないってほどわかりやすくて正確な目標があったら、とりあえずそれを目指すよね。 だって自分で何も考えなくても、目の前の目標が道を教えてくれるんだもん。 主人公の彰二もそうだった。 でも急にその目標が消えてしまった。 これはそこから始まる物語です。 兄が残した1959年製のキャデラックに乗って、目的地を目指して走る。 貴重な高3の夏休みを使って計画したその旅に、初っ端から加わったのは魅力的な年上の美人・杏子。 彼女だけでなく、道々で加わるヒッチハイカー達。 彼女や彼らとの道行の中で、彰二の中の何かが変わってゆく・・・? 人生なめてんのかって怒ってやりたいような少年だった彰二だけど、なんだかいい感じに変わってゆきそうね。 ラストもALL・OKなHAPPYENDじゃないんだけど、ちょこまか挫折しながら少年は育ってゆくものじゃない? 揺らぐことのない正しき目標に向かっていくのはお休みして、この年代の男の子らしく、まごまご迷いながら進んでいくとよいさぁ! アタシはとりあえず『ファンダンゴ』のDVDを借りに行ってきますww
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爽やかさと時々混ざる古めかしさが良かった。それってどうなのよ……と思った部分もいくつかあったが、まあまあ面白かった。軽く読書する分にはちょうど。
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主人公が自分を見つめながらひたすら車を走らせる話。 主人公の抱いている中途半端な優越感と中途半端な劣等感にすごく共感できる。それはおれだけじゃなくて、誰でも持ってる部分なんじゃないかと思う。 主人公は最初に拾った杏子ちゃんと一緒にたくさんのヒッチハイカーに出会う。その一人一人が主...
主人公が自分を見つめながらひたすら車を走らせる話。 主人公の抱いている中途半端な優越感と中途半端な劣等感にすごく共感できる。それはおれだけじゃなくて、誰でも持ってる部分なんじゃないかと思う。 主人公は最初に拾った杏子ちゃんと一緒にたくさんのヒッチハイカーに出会う。その一人一人が主人公に影響を与える。 杏子ちゃんが抜群にいい。軽い感じに見えるけど、でも芯の強さというか、そういうものを持っていて、何度も主人公を諭す。杏子ちゃんがただの自分探しの旅に彩りを加えているように思った。 旅の半分が終わって、物語の続きは読者にゆだねられたように思う。主人公と杏子ちゃんの物語は読者の心の中で続いていくんじゃないかな。
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少年がお兄さんの車で旅を始め、その過程で成長していくというお話。 ベタでありがちな話だけどもありがちにはありがちの安定感と冒険心があると思うのです。 読み終わった後に素敵だなって思える、そんな作品です。
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実はまだ半分くらいしか読んでないんだけど、面白いですよ。 ヒッチハイクですすむと共に主人公の過去というか兄に対する思い、みたいなものも明らかに去れてきて、面白いですね。 途中で一緒に乗ってくる同乗者も、また面白い♪
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