空色ヒッチハイカー の商品レビュー

橋本紡【著】

2011/12/25

眉根をよせずに読める本が読みたくて、ひさびさに「青」で手に取った作品。こういう作品には気持ちよさとカタルシスを求めるのだが、それはじゅうぶんに満たされる。この著者はまったく知らなかった（ゲーム小説大賞受賞という経歴では手に取らなかっただろう）が、文章が流れるようでうまい。帯によればずいぶん多作のようだが、このクオリティ（筆力だけでなく物語のテーマや構成）を維持しつつ量産できるとしたら、プロである。イチゴ飛ばしなんて、ひとつ間違えばずっこけるところなのに、本気ではらはらしながら読み進めてしまった私もまだ若いのかもしれないが、そう思わせる著者の勝ちである。

2011/10/09

18歳の受験期の青年が、ヒッチハイクをする。
自分がこれまでしてきたことを振り返り、人や兄弟、家族と比較することの良い事、悪い事、意味・・・いろいろ考えさせられた。
自分を持つことの大切さを改めて感じた。

2011/10/08

人生ってものの美しさを感じられる本。ほんとに何があるかわからないですよね。でもそれがまたひとつ、輝いたりする。

2011/06/09

「今」に悩む、目標や、このままでいいのかという不安。共感「できた」と過去形になってしまった今。あー、読んで、出会えてよかった!

2011/05/29

１８歳の少年が受験勉強の最中に九州目指して無免許運転をし様々な人を乗せては降ろしてを繰り返す小説。

話の流れとは違うが自分も旅をしてみたくなった。移動手段は自転車で民家をわたり歩くようなそんな旅がしたい。また、高３の受験勉強の夏を少なからず思い出した。志望校はこの物語の主人公と一緒だった。自分の場合はだめだったがこの物語の主人公の結果はいかがだったのだろうか。できすぎた兄貴をもちうまくいかない自分に劣等感を抱き、まっすぐ進もうとしてもジグザグにしか進めない。結局兄貴は兄貴のままだし旅の目的も果たせないがそれでもこの主人公はこの旅を通じていろいろなものを手にいれたのだろう。

2011/05/02

橋本紡さんの作品は、4作品目！

僕も杏子ちゃんと一緒で騙されました（笑）頭を使えばわかったと思うが、どんな人たちとヒッチハイク旅をしていくのかを意識してしまった。

いろんな人に出逢うけど、順番待ちに意味があっただろうーと思った！過去から未来につながってるイメージを抱いた。最後に乗せた人が憧れの人の行動を理解するための伏線だったんだと今更ながら思った！

でも、どんな人に出会うかで人って代わるんだよねーって改めて思った♪( ´▽｀)自分の道が見えたり、自分を振り返るきっかけになったりして、自分が成長できるんだ！！

だから、また旅に出たくなった(*^◯^*)

この本を読んで一番感じたのは、旅って素敵やし、道が開ける！！ということ。人生を謳歌したい！！ということ。人との出会いに乾杯\(//∇//)\

2011/04/03

なんとも言えない。
もう少し起承転結な感じの方がよかった。

ずっと平淡で、なんか物足りない。

2011/03/20

素敵な青春ノベルですね♪
暑苦しくなく、キレイ過ぎず、悪びれてなくて、まっすぐであったかいお話です(^_^)
テンポがよく、登場人物も魅力的でした♪

2011/03/09

兄の残した車で神奈川から九州までのドライブと、その途中でであったヒッチハイカーとの物語。

ヒッチハイカーって、そんな風な人はいままで１回しかみたことない（実際見たときだって走り過ぎてから「あ、あれがヒッチハイカー？」くらいだったし）んだけど、物語の中では次々にヒッチハイカーが表れて物語をつないでいく。

日本広すぎとかそんな違和感がないでもないのだけれども、物語としては悪くない。

作者が男性だからだとは思うけど、ちょっと男性にだけスポットが当たり過ぎているような気がしないでもない。

2011/02/10

　たまに起きるなにかを放り出してどこか遠くへ行きたくなる・・・でもそにままどこかへ行っちゃったお話。

杏子ちゃんがいい味出してる。