空色ヒッチハイカー の商品レビュー
受験生の夏休みに読了。 机に向かう自分の代わりに、主人公に旅に出てもらえたような感覚。 心がすっと軽くなった。
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事件も事故も起きない。けれど、人生には必要な旅。 追い続けた幻影との訣別。 心が少しだけ豊かになれる一冊。
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だいぶん前から本棚にあって、読んでなかった本。 兄が残した車に乗って、大学受験前の夏休みに無免許でヒッチハイカーを乗せながらの旅。 せっかくたくさん地名が出てくるのに、あまりその土地の感じがなかったのが残念。
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橋本紡さんの本はいつもなんだか優しい。 安心して読んでいられる。 ヒッチハイカーを拾いながら 長距離を旅する若さはもう青春 優秀なお兄さんの幸せが深いなぁ。
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P10 要するに僕は18歳だったんだ。 P156 18才持てないものを、奴は確かに持っていた。 P293 あてどもない旅、それは若者の権利だ。 中盤は少し中だるみを感じたが終わり方が爽快だったので良かった。 少し無理な設定(東大志望の子が無免許で700キロも運転するかな?笑)はあったが、その設定、つまり無茶な物語自体が青春を象徴してるのかな。と思った。 なんとなくライ麦畑でつかまえてを連想させる。
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神奈川県から、九州まで、兄の免許を偽装して人生最後の高校の夏休みで車で一人旅に出る。 道中、ヒッチハイクをしていた女性を乗せて、様々なヒッチハイカーを乗せ、物語と兄の回想が織り込まれれていく。 完全無欠の天才の兄、凡才の主人公、決して兄を妬むことはなく、回想では兄は何を考え出世街道を外れ、九州の田舎に身を置いたのか・・。 青春と恋愛が交差する構成は、若い頃、無茶や傍若無人を発揮していたことを思い出す。読了後は、夏の心地よい涼風が体を過った。
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青春時代、色んなものを失って、そして得ていくんだろうなぁ。失う物の大きさで得る物の大きさがその時は見えないが、きっと後から見ると自分にとってかけがえのないものを得てると思います。 もう、40近いロートルですが、 20年後の自分が今を思い出して、 あの頃青春してたなぁなんて 思え...
青春時代、色んなものを失って、そして得ていくんだろうなぁ。失う物の大きさで得る物の大きさがその時は見えないが、きっと後から見ると自分にとってかけがえのないものを得てると思います。 もう、40近いロートルですが、 20年後の自分が今を思い出して、 あの頃青春してたなぁなんて 思えるような生き方をしていきたいです。
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いろんな作家の作品は読んでみるものです。「青春時代」は、私にも確かにあったような幻覚を見た?・・・・無かったような気がするが。
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2016.4.23読了 冒頭は設定に無理があるなと思ったけれど、青春時代ってこういう無茶な事したかったなあと思い出して、まあ堅苦しい事は気にせずに雰囲気を楽しもうと思って楽しく読みました。 彰二の、兄への憧れと劣等感、そしてもやもやした気持ちに共感出来た。お兄ちゃんの、何でも...
2016.4.23読了 冒頭は設定に無理があるなと思ったけれど、青春時代ってこういう無茶な事したかったなあと思い出して、まあ堅苦しい事は気にせずに雰囲気を楽しもうと思って楽しく読みました。 彰二の、兄への憧れと劣等感、そしてもやもやした気持ちに共感出来た。お兄ちゃんの、何でも出来る人の悩みもなるほどなと思いながら読み進めて、最後にはきっと今キラキラしてるんだろうなと清々しく思えた。
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なんとも軽い読み口の青春小説。兄を失った弟が兄の残したアメ車で九州まで旅をするが、道中を共にする勝気な美女を皮切りに、その道すがら色々な人たちを乗せて走る。けれどもなかなか話が大味でいまいち乗り切れないし、昔のエピソードも何を言いたいのか分からない。
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