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図書館の神様 の商品レビュー

3.8

449件のお客様レビュー

  1. 5つ

    81

  2. 4つ

    180

  3. 3つ

    121

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2023/06/23

面白かった。ぐんぐん読み進められ、気づいたら読み終わっていた。垣内くんと浅見さんと清の物語も気づいたら時が過ぎていたような、そんな話だった。

Posted byブクログ

2023/06/14

まず全体的に価値観の押し付けが凄い印象で、あまり気持ちのいいものではなかった。 垣内くんの大人な感じが癒される。

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2023/06/09

思い描いた未来とは違っていても、日々邁進していけば新しく未来は開ける。 ダメなときは受け流していてもまた違っていても未来が来ることは信じられると思わされた。

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2023/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

淡々と話は進むのにどこか胸が熱くなる。タイプの違う人たちとの出会いでゆっくりと前を向いていく清の変化が感じられてよかった。山本さんのお母さんからの手紙で救われた。

Posted byブクログ

2023/05/19

読み始めてたった5ページ(それも文庫本の)で、主人公のせいで(と、周囲に決めつけられている)自殺した高校生の話が出てくる。清く正しく生きてきた主人公にとって、この物語の出だしはどうよ、と面食らう。だけど、読み進めるうちに主人公の疑問や自虐や悲しみや怒りがじわじわと形を変えて行くの...

読み始めてたった5ページ(それも文庫本の)で、主人公のせいで(と、周囲に決めつけられている)自殺した高校生の話が出てくる。清く正しく生きてきた主人公にとって、この物語の出だしはどうよ、と面食らう。だけど、読み進めるうちに主人公の疑問や自虐や悲しみや怒りがじわじわと形を変えて行くのがわかる。物語の終わりは主人公にも読者にもとても心が落ち着くものであり、軽トラの上から見えたのが美しい夕陽でよかった、と心の底から思った。

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2023/05/03

自分が教員をしていることもあって、とても共感出来る部分が多かったです。確かに会議多すぎ笑。清は人生に疲れていたんだなあと。浅見、松井や弟、何より垣内君との文芸部での交流を通して、生きる意味や自分の正義を見つけ直したのではないかと。文学って良いものですね。あと、やっぱり不倫は(特に...

自分が教員をしていることもあって、とても共感出来る部分が多かったです。確かに会議多すぎ笑。清は人生に疲れていたんだなあと。浅見、松井や弟、何より垣内君との文芸部での交流を通して、生きる意味や自分の正義を見つけ直したのではないかと。文学って良いものですね。あと、やっぱり不倫は(特にされる側は)切ないなあと。

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2023/04/24

無気力になっている学校の先生である清が縁もゆかりもない文芸部の顧問として一人しかいない垣内君を通して、過去そして現在のもやもやに向かっていく物語。 最初は文化系クラブが馬鹿にされている雰囲気があって、私自身文化系クラブで運動部からはよく「楽だからいいよね~」とか「ずっと部屋にいて...

無気力になっている学校の先生である清が縁もゆかりもない文芸部の顧問として一人しかいない垣内君を通して、過去そして現在のもやもやに向かっていく物語。 最初は文化系クラブが馬鹿にされている雰囲気があって、私自身文化系クラブで運動部からはよく「楽だからいいよね~」とか「ずっと部屋にいて楽しい?体動かしたくない?」とか言われてきたので、最初の清の反応は(嫌いなタイプの運動部員めっ!!)って思っていました。 ところが、やはり垣内君とのかかわりの中で、その気持ちにも変化があり、不倫問題や過去の自殺事件などもやもやを通して主人公が成長している姿は、やはりほっこりさせられます。 個人的には弟がめっちゃ可愛い!!!って思いながら、私も弟が欲しかった。。。と思う今日この頃です。

Posted byブクログ

2023/04/20

アクシデントで夢をあきらめ、傷ついた心を抱え、国語教師としてある高校に赴任したヒロイン清(きよ)。彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。どこからでも海の見える明るい高校で、瑞々しい物語が始まる…。

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2023/03/15

高校時代のある事件がきっかけで、大好きだったバレーボールをやめ、住んでいた土地からも離れて高校の講師になった清(きよ)は、文学に興味がないのになぜか文芸部の顧問になってしまう。 文芸部の部員は三年生の垣内君一人だけ。 垣内君は顧問と生徒の立場が逆なんじゃないって思うくらいしっかり...

高校時代のある事件がきっかけで、大好きだったバレーボールをやめ、住んでいた土地からも離れて高校の講師になった清(きよ)は、文学に興味がないのになぜか文芸部の顧問になってしまう。 文芸部の部員は三年生の垣内君一人だけ。 垣内君は顧問と生徒の立場が逆なんじゃないって思うくらいしっかりしていて、文学にも詳しくて、文芸部での彼の存在がとても頼もしく思えてきます。 この物語は、心に傷を負って仕事も恋もどっちつかずの楽な道を選んでしまっている清の再生の物語であると同時に、文学の持つ楽しさ、素晴らしさも教えてくれます。 垣内君と清の図書室コンビ、最高です。 実は重たいテーマなのに、瀬尾さんの言葉でとても優しいものに仕上がっていますね。 人は出会いと別れを繰り返すけれど、本はずっと一緒にいられる友達のようなものだなぁって思うと、何だか嬉しくなります。

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2023/03/08

教師なのに不倫。世間から見れば、教師が不倫なんて不道徳なことをしてはいけない立場であっても、教師だって人間なんだよなって不思議とすんなり認められるストーリー。本来は教育する立場の教師が、高校生の真っ直ぐな文学への熱意によって立ち直っていく話がとても心地よかった。

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