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片眼の猿 の商品レビュー

3.4

394件のお客様レビュー

  1. 5つ

    43

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    9

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2023/01/11

道尾作品やはり読みやすいし自分は好きです! ただただ犯人が誰なんだろと読んでいくと言うより、各登場人物がどんな人なんだろうと考えながら読むと最後に道尾ワールドにどっぷりと浸る事ができているかと思います。 そして、身体や能力を他人と比較して、自分が劣っているとか劣等感を感じていた事...

道尾作品やはり読みやすいし自分は好きです! ただただ犯人が誰なんだろと読んでいくと言うより、各登場人物がどんな人なんだろうと考えながら読むと最後に道尾ワールドにどっぷりと浸る事ができているかと思います。 そして、身体や能力を他人と比較して、自分が劣っているとか劣等感を感じていた事がなんだかそれでも良いのかなぁと思えるようになる作品でした。

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2022/12/28

ミステリーだけではなく、外見や見えるものだけで判断することついて考えさせられた。 自分の外見を気にしないからこそ強いのだと。 そして、どんな人にでもただの一人の人として向き合うことの意味を学んだ。 ミステリーとしてではないがとても面白い作品だった。

Posted byブクログ

2023/06/22

とても良かった!犯人が想像ついてしまっていたので、そこは少し残念だったけど、それよりも主人公の心情や周囲の人たちとの関係がとても良かった。 大好きな叙述トリックでいえば、もう最初の章から騙された。そしてそれを知った後も勘違いしていたとは…うまいなぁ 冬絵と同じ悩み持ってる…

Posted byブクログ

2022/09/12

ミステリーとしての面白さもあり、ラストで明かされる"秘密"にも驚かされた。個性あふれる登場人物やそれに関わる"秘密"のテーマもうまく物語に織り込まれており、小説の面白さがぎゅっと詰まった作品だった。

Posted byブクログ

2022/09/11

道尾さんの作品初めて読みました。読み始めから何か違和感を感じてましたが、読み進める内に「そういう事か」と納得していきました。ただストーリー展開自体はあまり緩急がなく、少し苦手な部類でした。

Posted byブクログ

2022/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道尾作品10作品目。今回はミスリードを誘い、読者を騙し驚愕させるためではなく、事件解決のスパイスとして、あるいは障がいを有することでの困難さを克服するための布石だった。主人公・三梨は私立探偵。彼が追うヤマは楽器店における不正。三梨に近づくヒロインの冬絵。冬絵が背負う過去の十字架と今回の殺人騒ぎ。最終的には綺麗なエンディング。しかし、そこが主題ではなく、三梨、冬絵はそれぞれ障がいを持つ。障がいにより自尊心を失うことでの葛藤、それを断ち切るための同僚とのカタルシス。「片眼の猿」で劇的な内容を期待したが納得。④

Posted byブクログ

2022/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「龍神の雨」を読み終えてから、道尾秀介作品を続け読みです。 普通に進んで行くんだけど...うまいなぁ。 まさかまさかの展開にも魅せられますが、「人」を描くのが実にうまい。 いやぁ、まいった。 著者の作品、まだ積読もありますが、何故こんなに手をつけてこなかったのか? これで通算9冊(8作品)目の読了ですが、ここまでの気づきとして個人的に短編があまり好きではないことを除いても、圧倒的に長編がおもしろい! これからも追いかけていきます! 説明 内容紹介 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。 内容(「BOOK」データベースより) 盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

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2022/07/14

道尾秀介さんの作品は2作目。 私には、独特の世界観というか、道尾さんの描く物語が苦手なようです。 どことなく抽象的というのか非現実的な設定、1度違和感を感じたら文章もわざとらしく感じてしまいました。 他の方の感想を読むと皆さん高評価なので、単に私の好みには合わないということだと...

道尾秀介さんの作品は2作目。 私には、独特の世界観というか、道尾さんの描く物語が苦手なようです。 どことなく抽象的というのか非現実的な設定、1度違和感を感じたら文章もわざとらしく感じてしまいました。 他の方の感想を読むと皆さん高評価なので、単に私の好みには合わないということだと思います

Posted byブクログ

2022/06/22

すごい能力なのかと思ったら盗聴かぁ。 こちらは外見にとらわれずという内容だったなぁ。 本質がわかる人間になりたいものだ。

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2022/05/20

初っ端から騙されました(されてました)そのまま読み進めて伏線が回収される度に、"そうゆうことだったのか!!"という感じでした。 「片眼の猿」というタイトルも読み終えると切なく、哀しく、でも自分自身も当てはまる部分があるなと思いました。

Posted byブクログ