片眼の猿 の商品レビュー
道尾秀介は 37愚者 を書くタイプの作家なのか? それともこの作品だけたまたま? 俺は無い方が好き
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最初入りづらかったんだが、爽快な結末だった。 描かれていないことを先入観でみてしまい、ラストは爽やかなどんでん返し。 ハッピーエンド。 探偵事務所と昔の恋人の死 新しい出会い 過去も含め全ての事件がスッキリ解決 未来は明るい
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'21年5月26日、読了。久しぶりの、道尾秀介さんの作品。 この人は、やはり凄いなぁ、と、毎度の事ながら、思えました。細かく張り巡らされた伏線が、一番最後に見事に回収される、その様たるや!気持ちが良かった! 次は「背の眼」に、行ってみようかな…。
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連続で道尾秀介作品。 『ファントム探偵事務所』を開業している三梨幸一郎。 彼はある楽器メーカーから、ライバル会社の調査を依頼されていた。 どうやら、楽器開発の極秘情報が盗まれているらしい。 そこで彼は自身の持つ特殊な“耳”を使い、盗聴を続けていた。 そんな折、“千里眼”を持つ女...
連続で道尾秀介作品。 『ファントム探偵事務所』を開業している三梨幸一郎。 彼はある楽器メーカーから、ライバル会社の調査を依頼されていた。 どうやら、楽器開発の極秘情報が盗まれているらしい。 そこで彼は自身の持つ特殊な“耳”を使い、盗聴を続けていた。 そんな折、“千里眼”を持つ女の噂を聞きつけた三梨は、 早速彼女を探偵事務所の所員としてスカウトする。 「冬絵」と名乗るそのサングラス姿の女はあっさりとOKするが、 その裏には大手探偵事務所・四菱エージェンシーの影がちらついていた。。。 毎回毎回異なるタッチの小説で、道尾秀介という作家の多彩さに驚かされる。 今回は非常に軽い感じのノリで、読んでいて楽しくなる。 主人公・三梨の“異様な姿”とその特異な能力に興味を持って読み進めると、 次から次へと奇妙な仲間が登場してくる。 彼らは皆個性的で、それがこの小説の心地良い「軽さ」の要因であろう。 また、三梨の過去の同居人・秋絵がなぜ自殺してしまったのか、という謎解きと 冬絵の行動の怪しさが絶妙に絡み合って、最後まで飽きさせない内容になっている。 が、最後の種明かしの部分は何だか作者が得意気になっているように思えてしまった。 物語中では語られない(もしくは巧妙な言い回しで気付かせない)部分を最後に一気に放出し、 「これ、わからなかったでしょ?」 と言っているような雰囲気。(穿ち過ぎかもしれないが) ミスリード・ミスディレクションが巧み、という言い方も出来るが、 全てがこのオチの為だけに用意された舞台設定のような気がしてたまらない。 (ただし、いわゆる『主題』については納得) この作者はこういう、読んでいる途中で前のページに戻って読み直させるような書き方が好きなのだろうな、 と感じる。 話を作るのは上手いので、もっと真正面から小説を書いて貰えると嬉しい。
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「向日葵の咲かない夏」で道尾秀介にハマり、本作を手に取った。 「向日葵の咲かない夏」と同様、今作にも見事な叙述トリックが仕掛けられており、伏線もかなり仕込まれている。 しかし今作は「向日葵の咲かない夏」と違って、 全体的にライトな作品であり、道尾秀介が伝えたいことも分かりやすくな...
「向日葵の咲かない夏」で道尾秀介にハマり、本作を手に取った。 「向日葵の咲かない夏」と同様、今作にも見事な叙述トリックが仕掛けられており、伏線もかなり仕込まれている。 しかし今作は「向日葵の咲かない夏」と違って、 全体的にライトな作品であり、道尾秀介が伝えたいことも分かりやすくなっている。 ミステリーを普段読まない人にも読んでほしい作品。
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カラスの親指を読んでから道尾秀介が読みやすくて続いていってみた! 犯人は印象薄かったやつで、ちょっと残念。 ミステリーの中に人間性がよく描かれていて読んでいて入り込める。だからか秋絵の真実、主人公の耳、冬絵の目については最後少々驚いたかな。そっちか!って(笑)
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「人間は、姿形やない!心や!」って事やな。 容姿格差とか色々言われる昨今、ええこと言うわ!(^-^)v ローズフラットの住人達は、個性的な人達、でも、他人と比較せず、自身を自身のまま受け入れて楽しくやってる。 こんな人達と楽しく生きていきたいと思わせる。 ミステリーなんやけど、こ...
「人間は、姿形やない!心や!」って事やな。 容姿格差とか色々言われる昨今、ええこと言うわ!(^-^)v ローズフラットの住人達は、個性的な人達、でも、他人と比較せず、自身を自身のまま受け入れて楽しくやってる。 こんな人達と楽しく生きていきたいと思わせる。 ミステリーなんやけど、こういう要素もあってなかなか楽しめた。 自身への自戒も込めて…あかん…見た目に左右されてるやん…って…(^^;; 「眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない。」
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面白かった ミステリとうたってるけど、ミステリ要素は少ない気がする。主人公の探偵と主人公の周りの個性的な登場人物というベースの部分はベタだけど、それでもやっぱり点と点が結ばれる瞬間はそうゆう事か〜〜!!となってしまう。 秋絵の回想部分は泣いてしまった。割りと展開も早くすらすら読み...
面白かった ミステリとうたってるけど、ミステリ要素は少ない気がする。主人公の探偵と主人公の周りの個性的な登場人物というベースの部分はベタだけど、それでもやっぱり点と点が結ばれる瞬間はそうゆう事か〜〜!!となってしまう。 秋絵の回想部分は泣いてしまった。割りと展開も早くすらすら読み進められた。人を見る時の価値観を見直そうと思えた、読後感はスッキリ。良き
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マイノリティという重いテーマを、敢えて軽いタッチで描く。訳知り顔で格好付けるならそうかも知れないけど、筆者特有の捻りを期待して読み進めた側からすると、ちょっと拍子抜けしてしまう。マーベル?と思ってしまうようなキャラ設定、ご都合主義の展開、登場人物の発する一つ一つの言葉...全てが、「ベタ」に感じてしまいます。 何か「止ん事無い理由」があって、そうせざるを得なかったのかな?意外でしたね。
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読み進められないほどではない、ちょっとした違和感が常に横にいる感覚。透明カメレオンと似た雰囲気の作品だが、全体的にとても前向きな作品。 最後の辺りの情報量が多くて、追い付くのが大変だった。
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