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温室デイズ の商品レビュー

3.5

197件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

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2011/02/28

とても読みやすい文章で、読むのが遅い私も1日で読めた。 みちるは正義感が強くていじめに屈しない。そしてその強さこそがいじめられる原因になっていることに胸が痛んだ。 子供たちはなんと冷たい温室にいることか。 以前不登校の子供を指導したこともあり、学校に行かれなくなった子供たちの...

とても読みやすい文章で、読むのが遅い私も1日で読めた。 みちるは正義感が強くていじめに屈しない。そしてその強さこそがいじめられる原因になっていることに胸が痛んだ。 子供たちはなんと冷たい温室にいることか。 以前不登校の子供を指導したこともあり、学校に行かれなくなった子供たちの受け皿がきちんと用意されている今のシステムがはたしていいのか悪いのか、悩んでいた頃のことを思い出した。 最後の2ページで救われた気持ちになった。

Posted byブクログ

2011/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あったあった、そうなのそうなの、などの共感のオンパレード。「温室」と言われる共同体の中で、生きていた時、あたしたちは、決してぬるま湯で生きているなんて自覚はなかった。むしろ、自分が不憫だった。いじめられていても、いじめていても、いじめられてなくても、どっかしらで、やり場のないもやもやを持って生活していた気がする。無知の特権とも言えるかもしれないが、はたして、「世界には、多くの道が延びている一方で、決して快適ではないけれどそれなりに安全な場所選ぶ」、ということは、この時期に限ったことなのか。そうでもない気が。もしぬるま湯に浸っていたとして、それについて外からとやかく言うのではなくて、その中で生きている自分を大事にしたいし、「ぬるいところだ」と悟りたくないと思った。こう思うのは、自分がまだ子供だからなのだろうか。

Posted byブクログ

2011/01/17

面白かった! 短いし、サラッと読めた! ほんとに中学って温室みたいなもんで、 そのなかでバタバタしてて、 それぞれが悩んで、なんかよくわかんないけど もっと楽しいことがあるはずだ、とか思いながら 大きな変化はなく… っていうのはどこの温室でも何となく共有できる思い...

面白かった! 短いし、サラッと読めた! ほんとに中学って温室みたいなもんで、 そのなかでバタバタしてて、 それぞれが悩んで、なんかよくわかんないけど もっと楽しいことがあるはずだ、とか思いながら 大きな変化はなく… っていうのはどこの温室でも何となく共有できる思い出な気がする。 なにが言いたかったのか自分でもよくわかんないけど、 中学とか高校とか、 そういう場所で進んで行く物語がどうやら自分は好きらしい

Posted byブクログ

2011/01/13

110106 子どもの豊かな心を生かす場所であってほしいと感じる一方、学校がすべてではないと、教員志望ながら思います。また温室はぬるいだけでなく、自分を熟成させるところなのではないだろうか。

Posted byブクログ

2010/11/28

地味だと思っていた主人公が、あっと驚く活躍をするラストは爽快感があって、いい雰囲気で読める作品。教室を温室に例えたところもよかったです。

Posted byブクログ

2010/11/15

いじめ、学級崩壊の題材は親として人ごとではない不安で、胸が痛む。 陰湿ないじめを描きつつもどこか爽やかさが漂う文章なので少し遠くの立場から読むことができたが、いろいろ考えさせられた。 ・いじめられる側に問題がある ・教師がなさけない ・学校なんていかなくてよい ・家庭に問題があ...

いじめ、学級崩壊の題材は親として人ごとではない不安で、胸が痛む。 陰湿ないじめを描きつつもどこか爽やかさが漂う文章なので少し遠くの立場から読むことができたが、いろいろ考えさせられた。 ・いじめられる側に問題がある ・教師がなさけない ・学校なんていかなくてよい ・家庭に問題がある 様々ないじめの言い訳や対策に対して弁護も糾弾もあり、いじめ問題の複雑さに目がくらみそうだ。 予定調和のハッピーエンドを迎えるわけではなく、事情を抱えるそれぞれが少しだけ大きく成長して状況を飲み込めるようになったとしたところが小説として良。単純なハッピーエンドでは現実はそんな甘くないと思ってしまったところだろう(十分甘い結末かもしれないが)。 ただ、もし自分の子がと思うとどうしたらよいのか悩んでしまう。 結局なるようにしかならないということか。。。

Posted byブクログ

2010/11/11

この本に出会って、瀬尾ワールドにどっぷりつかることになりました。 この本の舞台は中学校だけど、小学校のときに似たような(といってもこんなに激しくないし、当事者でもない)体験をして、この本を読んで、そうか、こういうことだったのかと思った本。 自分が思っていたけどできなかったことを主...

この本に出会って、瀬尾ワールドにどっぷりつかることになりました。 この本の舞台は中学校だけど、小学校のときに似たような(といってもこんなに激しくないし、当事者でもない)体験をして、この本を読んで、そうか、こういうことだったのかと思った本。 自分が思っていたけどできなかったことを主人公がやった。 主人公は私が想像していたことと同じ結果を作った。 暗い話かもしれないけど、とても大事なことが詰まっている本だと思う。

Posted byブクログ

2012/04/11

暗いね、珍しく。 いじめについて、救いもなく淡々と。 耐えるみちると逃げる優子。 人の心はすこぅし変わるけど、 いじめはなくならない、卒業まで。 なんだかなぁ。 いじめってどうやってもなくならんよな。 それを冷静に突きつけられたら何も言えない。

Posted byブクログ

2010/10/05

何とも言えない終わり方。すっきりしない。 でも、教育に携わる者として学校での問題に目を背けてはいけないと思った。

Posted byブクログ

2010/09/09

胸キュンしたくて読んだ本。 でも、思っていたような内容とは少し違っていました。 イジメと、学校崩壊の話です。 なかなかおもしろいところもあったけど(不良のボスのエピソードとか)、 現実とは少し違うかな、と読んでいて思いました。

Posted byブクログ