ブラック・スワン(上) の商品レビュー
読み終わって実践できること…、予測は本質的にできないので、果ての国の良い黒鳥に常にさらされる実践者であれ、と理解しました。 これをマンガに落とし込んで万人にわかりやすくしたらもっと売れるだろうなという意味を込めて星4です。
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ファストアンドスローの劣化版に感じてしまった。人間の本能が現代のスピードについていけていないということを再実感した。テーマは面白いがコロナの理解に結び付けたかったかができなかった。
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月並みの世界,黒い白鳥を生む果ての世界 労力を売る仕事,アイデアを売る仕事 後者は拡張可能.自分がいなくても自分が働いてくれる パン屋と現代の音楽家 =自分が作るべき商品は後者,拡張可能なもの
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9.11のような予測不可能なものごとをブラック・スワンという。 技術革新もブラック・スワン。 どれだけ普段自分たちがブラック・スワンを排除して予測しているか、不確実性を考慮して生きていくためにはについて書かれた本。下も早く読みたい
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読んでいて難解な内容が多く、読むのを正直諦めようかとも思いましたが読み終わりました。 読了すると読んでよかったなと思いました。 本書は「黒い白鳥」(発生が予見できないと思えるが、起こると大きな影響を与える事象)について、なぜ黒い白鳥現象が起こるのかを教えてくれます。 下巻も...
読んでいて難解な内容が多く、読むのを正直諦めようかとも思いましたが読み終わりました。 読了すると読んでよかったなと思いました。 本書は「黒い白鳥」(発生が予見できないと思えるが、起こると大きな影響を与える事象)について、なぜ黒い白鳥現象が起こるのかを教えてくれます。 下巻も時間はかかると思いますが、読み進めようと思います。 印象的なキーワード ・歴史は連続しない。ある日突然ジャンプする。 ・プラトン性の境目に黒い白鳥は生まれる。(プラトン性の境目とは、プラトン化した専門家たちがあり得ないと思っている事象のこと) ・能力は結果から後付けで決定される。 ・「黒い白鳥がいる証拠がないこと」と「黒い白鳥がいない証拠があること」を同じことと考えてしまう。 ・追認バイアス(裏付けを求めて犯す誤り) ・脳は法則化しないと不安になる
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面白いんだけどちょっと話が長いな。まだ下巻があるし。一つ一つのトピックはとてもよく判るし面白いしそのとおりだと思う。でも、なんていうか、じいさんにずっと説教されているような、もしくは、詐欺師にずっと説得されているような、そんな気分になる。
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衝撃的な本 めったに起きないリスクが過小評価されているため、十分に資本の大きな投資家ならば、めったに起きないリスクに少額を賭け続けることで勝てるということ
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データベースマーケティングやデータマイニングの話を聞くたびにぼんやりと感じていたモヤモヤを解消してくれた。 予測の根拠(最近はAIが分析するので根拠すら示されないが)として統計的な説明がなされるのだが、そもそも確率統計の教科書は赤玉白玉での説明からスタートしており、数学での説明...
データベースマーケティングやデータマイニングの話を聞くたびにぼんやりと感じていたモヤモヤを解消してくれた。 予測の根拠(最近はAIが分析するので根拠すら示されないが)として統計的な説明がなされるのだが、そもそも確率統計の教科書は赤玉白玉での説明からスタートしており、数学での説明が成立する世界を前提にしている。 したがって、数学的に計測できる要素が大量に出現する、製造ラインや機械の故障診断や不良発生率の問題については統計は役に立つと思うのだが、そもそもの要素が計測できているか怪しい人間の購買行動や意識調査データを数学的に分析することは適切なのだろうか。 著者は、予測などできない(意味がない)世界「果ての国」と、おおまかな予測はできるかもしれないが、それでも異常値は発生する世界「月並みの国」のたとえで、我々の住む世界はほとんどが不確実なもので、予測できるものはごくわずかな部分にすぎないことを指摘する。 にもかかわらず「予測」という行為に惹きつけられてしまう人間の性質を、心理学の実験や進化論、プラトンのイデア論から始まる思想史に触れて考察するくだりは非常に面白い。 それにしても血液型占いのような迷信は真に受けなければよいだけだが、高尚に見える数学モデルで世の中を解明した気になって、政策決定に悪影響しか与えていない「経済学者」は本当に有害無益な存在だ。 ケインズが新古典派経済学者をキャンディードのたとえで「頭の中で考えたモデルと現実をごっちゃにしている」と批判していたが、そこから何も進歩していないのが悲しくなる。
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◆ブラックスワンとは スワンと言えばすべて白いものだと信じて疑われなかった。経験的にも証拠は完璧に揃っているように思えたが、オーストラリアで初めて黒いスワンが発見された時、それが覆されてしまった。 人間の知識のもろさを現している。何千年にも渡って何百万羽もの白鳥を観察して確認してきたが、たった一つの観察結果で完全に覆されてしまった。そんなことを起こすのに必要なのは、黒いスワンがたった一羽、それだけだった。 「証明可能な問題」ではなく、「反証可能な問題」。 ◆ブラックスワンの特徴 - 異常であること。普通に考えられる範囲の外側にあること - とても大きな衝撃があること - 異常であるにも関わらず、 *それが起こってから* 適当な説明をでっちあげて 筋道を付けたり、予測が可能だったということにしてしまえること。 例)戦争、恐慌、リーマンショック、東日本大震災、 ◆印象に残ったメモの一部 - 物事には、「目に見える証拠」と「目に見えない証拠」がある。人は、「目に見える証拠」に飛びつきがちで、「目に見えない方」には注意がいかない。 - 成功者の共通点だけを集めた、成功者の条件には、意味がない。墓場(失敗者)の方のデータも集めないと、何とも言えない。 - 起こったことに対して因果をすぐに考えたがるが、パッと見つかるものだけが因果ではない。ものごとはそんなに単純なものではない。
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日本語にしにくい文章もけっこうありそうに感じた。 読みにくさを感じたのはそのせいもあるのかなぁ。 下巻が良い、という評判を聞いたので、ともあれまずは下巻に突入してみよう。感想はそれから。
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