ブラック・スワン(上) の商品レビュー
東日本大震災のさなかにこの本を読んでいました。M9.0の地震、巨大津波、原発事故、信じられないことばかりですが、まさにブラックスワン「想定外」という単語が氾濫しています。集約化、最適化が進む現代では想定外の事象が及ぼす影響が過去とは比べものにならないくらい大きくなってきたことを実...
東日本大震災のさなかにこの本を読んでいました。M9.0の地震、巨大津波、原発事故、信じられないことばかりですが、まさにブラックスワン「想定外」という単語が氾濫しています。集約化、最適化が進む現代では想定外の事象が及ぼす影響が過去とは比べものにならないくらい大きくなってきたことを実感します。 この本は終始ベルカーブ(正規分布)の虚構に気をつけろという趣旨で進められ半分娯楽本ですが、行動経済学、金融工学、統計学とその主張を詰めていくところは大変面白いです。 しめて、結局どうすればいいのか(バーベル戦略?)というところは微妙です。
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面白い視点。 ただ、文章がひどい。 訳がダメなのか、著者との文化背景の違いが問題なのか? だんだん読むのが面倒になってくる。
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行動経済学、ゲーム理論の流れで不確実性の本として読んでみたが…。この本、独特な「クセ」があり、文化の異なる日本では理解できない言い回しが多々あって読みづらいものの、引き込まれるおもしろさがある。 2007年に出版された原著で展開されている理論が翌年のリーマンショックで裏付けられ...
行動経済学、ゲーム理論の流れで不確実性の本として読んでみたが…。この本、独特な「クセ」があり、文化の異なる日本では理解できない言い回しが多々あって読みづらいものの、引き込まれるおもしろさがある。 2007年に出版された原著で展開されている理論が翌年のリーマンショックで裏付けられたため説得力は間違いない。 特に2011年現在東日本大震災と原発事故に曝されたの日本がおかれている現状で読むと、考えるべき事が多く見つかる本。 よりマクロな視点で読んでも地震の業務に関わる不確実性の考え方について再考するきっかけになる。 ただ、上巻では「黒い白鳥」の存在や概念、影響の説明が中心のため、下巻で「どうすべきか」が書かれている事に期待。
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出版時からかなり話題でしたが、震災が起きていよいよ不確実性についての論議がされています。読みましょう。
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人からのオススメ本。面白い。ただなんだろう。読みにくい。本書の趣旨からしょうがないんだろうけど、枝葉末節に見えまする。 論理の筋道が明確じゃない、、蛇行してる感じ? トピックや視点は面白いでする。
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要旨 ・「想定外のこと」を無視したリスク管理は無意味。 ・ガウスのベル型カーブ(正規分布)は、物理的なものには使えるが社会的なものや情報には使えない。 ・ベル型カーブこれに基づいた予測は意味がない。 ・当てはまるのはベキ分布。発生確率が少なくなっても、その量がどんどん大きくなるの...
要旨 ・「想定外のこと」を無視したリスク管理は無意味。 ・ガウスのベル型カーブ(正規分布)は、物理的なものには使えるが社会的なものや情報には使えない。 ・ベル型カーブこれに基づいた予測は意味がない。 ・当てはまるのはベキ分布。発生確率が少なくなっても、その量がどんどん大きくなるので全体へのインパクトは大きい。 ・「中程度のリスク」はない。ものすごいリスクに対して積極的に仕掛ける部分と、超安全な部分の2局をもつバーベル戦略がいい。
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仕事で実績を出した時、まるで自分がそれを予測した行動だけを取ってきたかのように思う。 それが何度かあると、まるで自分の仕事の結果は自分にとって予測可能なように錯覚する。 しかし、仕事での打撃や失敗はある日、自分が予測しなかったところからやってくる。 そんな時、私はこれは自...
仕事で実績を出した時、まるで自分がそれを予測した行動だけを取ってきたかのように思う。 それが何度かあると、まるで自分の仕事の結果は自分にとって予測可能なように錯覚する。 しかし、仕事での打撃や失敗はある日、自分が予測しなかったところからやってくる。 そんな時、私はこれは自分の不注意で気を配っていれば予測可能だったんだと思いたがる。 この本は人の心理、哲学、科学、経済、色んな方面から予測不能な物事について語る。 分かっていることが語られているのに、 仕事にのめり込めばのめり込む程、忘れてしまう不確実性の罠。 面白いです!
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書評は http://xn--seo-rt7e.com/books/20091128175731.html http://xn--seo-rt7e.com/books/20091213140544.html
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私のブログへ http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=2318133
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世の中、全ての出来ごとに因果関係が存在する。 物事には何かしらの原因がある。 それを分析すれば、未来も予測できる。 それってホンマ? ってことが、筆者の言いたいことやと思う。 世の中の出来事なんて、予測できない。 人が思いつきでちょっとした行動をとるだけで、世界が大きく変...
世の中、全ての出来ごとに因果関係が存在する。 物事には何かしらの原因がある。 それを分析すれば、未来も予測できる。 それってホンマ? ってことが、筆者の言いたいことやと思う。 世の中の出来事なんて、予測できない。 人が思いつきでちょっとした行動をとるだけで、世界が大きく変わることやってある。 未来の予測なんて、簡単にしたらあかん。 筆者は投資銀行のトレーダーらしいけど、経済予想は絶対しないし、新聞や週刊誌の断片的な情報は仕入れない。 彼の生き方が正しいかどうかって問題ではなくて、もっと何事にも疑問を抱くべきなのに、世の中「なぜなら」に騙され過ぎてるから、気を付けて!!! ってのが、読者のオレらに伝えたいことなんやと思う。 歴史家(研究者)と銀行員が嫌いなのか、やたらディスってるのが、かなりおもろかったww たとえ話もすごいわかりやすいし、いろんな人を小馬鹿にしてる作者のナシーム・ニコラス・タレブ(通称NNT)って人間が、単なる凝り固まった人ちゃう点に好感も持てたww とりあえず、今までの自分にはなかった、新しい視点を与えてくれた一冊。 下巻も絶対読む。 あと、オレは「デブのトニー」になりたいw
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