贖罪 の商品レビュー
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面白かった!続きが気になって仕方がない作品。 罪の連鎖が止まらないのが怖い。 殺人事件に巻き込まれた少女たちのそれぞれの視点で描かれるのが面白く、読みやすい。 償うとは?と考えた。 少女殺人事件の真相がゾッとした。
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面白い! 手紙や、語りの文章なので、とても読みやすくて、没頭して読みました。 登場人物の子ども時代のおしゃべりの中に出てくる物や単語、「フランス人形」「ギョロ目」など、忘れていたけれど懐かしい言葉が書かれていて、ますます引き込まれました。
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それぞれの展開にドキドキしながら一気読みできました。場面や語り手によって文章の形が異なるのが面白かったです。ただ、登場人物への感情移入はできませんでした。グリーンスリーブスはいい曲です。
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自分が感じていることが正解であるとは限らない。 同じ物事でも、その人と性格やそれまでの経験によって捉え方が異なる
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湊かなえさんらしい、 語り口調の小説。 1章30分ほどでとても、読みやすかったです。 いろいろな人から事件を聞く、 いろいろな角度から事件を見る、 こういうミステリー、好きです。
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湊かなえさん好きの方におかりして、読んだのは『告白』に続いて2作目。 それぞれの登場人物の独白する形式は『告白』と同じ感じだなと思った。この語り口調が気に入っている。 そんなに複雑なミステリーの仕掛けがある感じはなくて、それよりも人間の闇の部分を凄く見る感じ。 私にはかなりエグさを感じるそれぞれの事件なのに、まるでよくあることのように描かれている点が、違和感というか、嫌な気持ちになった。 麻子さんに関しては理解し難いな。 子どもたちにあんなにも罪悪感を抱かせて、自分はあっけらかんとしてる感じがする。 麻子に復讐しようとした犯人の心理も全く共感ない。 面白くて、一気に読める本だけど、隙間時間に何日かかけて読み終える。その間で、装丁のストロベリーや色んなベリーの絵に何か意味があるのか気になってくる。 見返すと何回かベリーのケーキでてくるのかな。 終わりの麻子の独白のところで何となく理解した。 子どもの頃の経験や、環境がいつの間にかその後の生き方、人格に影響している。 麻子が子どもたちに放った言葉とその時の象徴のようなケーキ。 田舎の子どもには強烈な印象だったかもしれない。 麻子が最後に自分の贖罪に触れるが、なんだかあっさり淡々とし過ぎて怖かった。
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空気のキレイな小さな町で起こった少女の殺人事件。この事件に巻き込まれた友人少女達4人のその後と、犯人を探す母親のお語。 湊かなえ作品を選んで読んでいるんだから覚悟してはいたものの、予想以上に終始イヤな気持ち。登場人物はひとり残らずみんな不幸だし、心も病んでいる人ばかり。「告白」...
空気のキレイな小さな町で起こった少女の殺人事件。この事件に巻き込まれた友人少女達4人のその後と、犯人を探す母親のお語。 湊かなえ作品を選んで読んでいるんだから覚悟してはいたものの、予想以上に終始イヤな気持ち。登場人物はひとり残らずみんな不幸だし、心も病んでいる人ばかり。「告白」よりも暗くて重くて救われない気がする。
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湊さんの作品が大好きで、全部は読みきれてないけど結構たくさん読んだと思う。 一番の思い出は、やはり好きになる切っ掛けとなった告白だけれど、一番胸に残っているのはこの贖罪。最近久しぶりに再読したが、初めて読んだ時はなんとも表現できない衝撃を感じた。どんどん嫌な予感が明かされていく感...
湊さんの作品が大好きで、全部は読みきれてないけど結構たくさん読んだと思う。 一番の思い出は、やはり好きになる切っ掛けとなった告白だけれど、一番胸に残っているのはこの贖罪。最近久しぶりに再読したが、初めて読んだ時はなんとも表現できない衝撃を感じた。どんどん嫌な予感が明かされていく感覚とか。 改めて、この本における償うということについて思いを馳せてしまう。人生ってなんだ。それぞれの登場人物の視点に立って読めるのがいいよね。
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それぞれの視点で書かれていて面白かった。読みやすく、なんか悲しい。わかり合うとか赦すとかがないと、人生苦しい。
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不幸が不幸を呼びぐちゃぐちゃにしている様は中々に恐ろしい。しかしながら、若干、本当に若干展開が雑なところは否めない
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