贖罪 の商品レビュー
私って どれだけ幸せな日々を送っているのだろう と思いました 読んで気分が良くなる本ではないな…
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前作「少女」は自分にとってはちょっと???な作品だったのですが 今作は「告白」に近いポテンシャルのような気がします。 当然衝撃度と破壊力は遥かに「告白」が勝ってますが、 それは単純に作品に対する期待度と予備知識の差でしょう。 やはり...黒い作品ですよね。アートワークの鮮やかさ...
前作「少女」は自分にとってはちょっと???な作品だったのですが 今作は「告白」に近いポテンシャルのような気がします。 当然衝撃度と破壊力は遥かに「告白」が勝ってますが、 それは単純に作品に対する期待度と予備知識の差でしょう。 やはり...黒い作品ですよね。アートワークの鮮やかさすら 悪意に感じてしまいます。その黒さが決して狙ったものでなく ジワリと滲み出る黒さだから余計に怖い。怖いけどもう 既に眼が、脳が、感情がストーリーを追う事を止められない。 「告白」が鉈でブッた切ったような切り口なら 「贖罪」は鋸で切ったような切り口かも。 でも辛うじて皮一枚残ったところが「告白」との違いなのかな。
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悲惨 としか言いようの無い事件から始まり、時効までの長い時間を事件を目撃した少女たちがいかに生きいかに苦しんでいたかがそれぞれの言葉で語られる。 もしもこの本をかじったら、きっと血の味がすると思う。 人が書いた文字とか絵とかを見ると、その人がどういう性格か、とか気質かとか結構分か...
悲惨 としか言いようの無い事件から始まり、時効までの長い時間を事件を目撃した少女たちがいかに生きいかに苦しんでいたかがそれぞれの言葉で語られる。 もしもこの本をかじったら、きっと血の味がすると思う。 人が書いた文字とか絵とかを見ると、その人がどういう性格か、とか気質かとか結構分かる。 けど、人がかいた文章を見てもその人の性格とか気質とかは全く分からない。 だって、あんなに清楚ではかなげな湊さんがこんなに血なまぐさい小説を次々と描くなんて、絶対に想像できないもんな。
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