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ほおずき地獄 の商品レビュー

3.6

39件のお客様レビュー

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2024/05/27

吉原に出現する幽霊も殺人事件の犯人も、ほおずきを落として姿を消したという。幽霊の正体は?殺人事件との関連性は…? 吉原を舞台に描いているせいか、現代ものにはない艶めかしさを感じます。合間に入る少女・お玉のモノローグと本編の視点が近づいていって真相にたどり着く展開は見事でした。

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

  近藤史恵「ほおずき地獄」、猿若町捕物帳シリーズ№2、2009.6発行。青野与力から、与力の妹の末娘、お駒16歳が堅物同心玉島千蔭に紹介される。千蔭が渋っていると、千蔭の父、千次郎がいろいろ世話をして・・・。その顛末は、千次郎とお駒が結婚することに(^-^)

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2023/08/25

猿若町捕物帳シリーズ第2作。 第1作に登場した面々も引き続き登場する。 吉原に若い女の幽霊が出るという噂を中村座の若手作家・桜田利吉が玉島千蔭の耳に入れる。 千蔭には与力・青島が姪との縁談を持ちかけていており,円満に破断にすべく,吉原で遊び呆けてる姿を偽装するために吉原の茶屋・...

猿若町捕物帳シリーズ第2作。 第1作に登場した面々も引き続き登場する。 吉原に若い女の幽霊が出るという噂を中村座の若手作家・桜田利吉が玉島千蔭の耳に入れる。 千蔭には与力・青島が姪との縁談を持ちかけていており,円満に破断にすべく,吉原で遊び呆けてる姿を偽装するために吉原の茶屋・叶屋に行って,知り合いの花魁,梅が枝を呼ぶ。しかしそこで千蔭は幽霊騒動に出くわす。そしてその後,叶屋の主人と女将が揃ってめった刺しにされて殺されるという事件が起こる。幽霊の仕業だと噂になる理由がその女将にはあったのだ。しかし本当に犯人は幽霊なのか。そして川岸に出没する謎の白髪の老婆の夜鷹の正体とは一体。千蔭の破談は無事達成できるのか。200ページ程度のコンパクトな作品ながら様々な要素が盛り込まれ読み応え十分,ラストには思わぬところから(いや実は途中から予感はしていたのだが)サプライズも用意されている。緻密に計算されたエンターテインメントになっている作品。

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2023/02/02

猿若町シリーズ第二弾 今回は吉原幽霊話です! 吉原という事で花魁・梅が枝も登場♪ 女形・巴之丞、作者・利吉も引き続きいい味出してます(〃ω〃) 今作も二枚目同心・千蔭は素敵でしたが… 千蔭パパには驚きました( ̄▽ ̄)

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2022/03/01

千蔭が寡黙で渋くて良い。華やかで艶やかな巴之氶とのやりとりにギャップがあって、そのへんが良い彩りになっていると思う。 捕物帳らしいミステリーで、事件の結末のやるせなさが切ないが、救いもある。 とても楽しみなシリーズ。

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2022/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楽しくて読めます。展開とか文章とか近藤史恵さん上手なんですよね。つらい話の表題のラストはそう来るかと鮮やかに思い浮かびました。

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2020/10/22

やはり僕はこの作者が好きだ。 とりわけビックリするようなトリックやどんでん返しがあるわけではないが、ストーリーの流れ、文体、描写の仕方などとても心地いい‼ 最後の結末なんて憎らしい! 他の作品も色々読んでみようと思う。

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2020/10/13

 猿若町捕物帳シリーズ第2弾。本作も長編であるが、前作「巴之丞鹿の子」同様200ページほどの長さのため、割と短時間で読み切れてしまう。  前作で親しい間柄になった巴之丞も活躍し、ますます賑やかになった感がする。時代推理小説なので事件解決がメインであるが、この作品は主人公やその近辺...

 猿若町捕物帳シリーズ第2弾。本作も長編であるが、前作「巴之丞鹿の子」同様200ページほどの長さのため、割と短時間で読み切れてしまう。  前作で親しい間柄になった巴之丞も活躍し、ますます賑やかになった感がする。時代推理小説なので事件解決がメインであるが、この作品は主人公やその近辺で起こるドタバタがサイドストーリーとして描かれている。それがよいアクセントになっており、事件解決への重苦しい感じを中和し、要所要所で笑いをもたらしてくれる。  読後は、事件よりも個性豊かな登場人物が織りなす人間模様が印象に残り、次作以降の展開が楽しみである。

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2019/10/12

かなり薄く、さらりと読めてしまうのに、 長編を読んだ読後感。 シリーズ2作目、間違って3作目から読んでしまったのでラストの展開には惜しくも驚かなかったけれど、 お馴染みメンバーが事件を丁寧に紐解いていくのは安定の面白さ。 ほおずき事件が起きている現在と、 幽閉されている少女の...

かなり薄く、さらりと読めてしまうのに、 長編を読んだ読後感。 シリーズ2作目、間違って3作目から読んでしまったのでラストの展開には惜しくも驚かなかったけれど、 お馴染みメンバーが事件を丁寧に紐解いていくのは安定の面白さ。 ほおずき事件が起きている現在と、 幽閉されている少女の話がクロスカッティングしつつ、 徐々につながっていく。 夜鷹として生きる女性の強さが印象的なラスト。

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2018/09/17

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。 花魁の梅が枝、巴之丞と利吉、目明しの惣田と おなじみのキャラがさりげなく活躍する 幽霊騒動が起きた茶屋の殺された夫婦 祖母と暮らす一人娘、白髪の夜鷹、 外に出ることが許されないお玉・・・ これは悲劇としか言いようがないなぁ~ 吉原だからとも言えるんだ...

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。 花魁の梅が枝、巴之丞と利吉、目明しの惣田と おなじみのキャラがさりげなく活躍する 幽霊騒動が起きた茶屋の殺された夫婦 祖母と暮らす一人娘、白髪の夜鷹、 外に出ることが許されないお玉・・・ これは悲劇としか言いようがないなぁ~ 吉原だからとも言えるんだけど それにしても、意外な結末に吐き気がした そして縁談の結末も笑ってしまった

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