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ほおずき地獄 の商品レビュー

3.6

39件のお客様レビュー

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2014/08/06

2作目。お玉の視点と八十吉の視点が交互に進む。前作同様、どうつながるのだろうと思っていたけれど、お玉の正体がわかった後では、なんとなく展開がわかったけれど、違ってほしいと思ってしまうほどの結末でした。事件はとても悪質で後味の悪いものだった。 シリーズ自体は、主要な登場人物も固定...

2作目。お玉の視点と八十吉の視点が交互に進む。前作同様、どうつながるのだろうと思っていたけれど、お玉の正体がわかった後では、なんとなく展開がわかったけれど、違ってほしいと思ってしまうほどの結末でした。事件はとても悪質で後味の悪いものだった。 シリーズ自体は、主要な登場人物も固定されて、雰囲気もわかったせいか、千蔭のキャラクターも雰囲気が出てきて、とても好みになってきました。千蔭の縁談のまさかの結末に驚かされました。次作も楽しみ。

Posted byブクログ

2014/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猿若町捕物帳シリーズ2巻、吉原に幽霊が出るという噂がたった。幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。騒動のさなか、幽霊が目撃された茶屋の主人と女将が殺された。女性が苦手な二枚目同心玉島千蔭に見合い話が舞い込み、屋敷に訪れるじゃじゃうま娘お駒との縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが…。序盤、閉じ込められたお玉という少女と現場に残された縮緬細工のほおずきの謎、千蔭の縁談と内容は盛りだくさんなのに、ページ数が200ページ足らずに納める著者・近藤史恵凄さが読み取れる。

Posted byブクログ

2014/04/30

思いのほか、前回と登場人物が重なっていて、 でも、面白かった。 筋書きも面白かったけど、 もうちょっとふくらましてボリュームを持たせても 良いんじゃないのかなー。 なんだか、もったいない。 見合い話の転がった先も、面白い。

Posted byブクログ

2013/06/06

面白くて一気に読みました。登場人物に華があって、どれもいいです!謎解きもよかった。事件にまつわる人の情も赤裸々に描かれていて胸を打ちました。シリーズものなので他も読みたいです。

Posted byブクログ

2013/04/04

上手に実写化してほしい。 NHKの連ドラとかで少し遅めの時間に。 千次郎さんは中村吉右衛門さん 千蔭さんはヒガシとか?もーちょっと強面のほうがいいかな

Posted byブクログ

2013/02/14

幽霊が出現すると、その場所に転がっている、作られたほおずき。 奇妙な怪談と同時に、持ち上がったお見合い話。 最後まで読んで、という事はあれもこれも、自力でやったのか…と。 しかし最後、というか、次がなければ同情かとも思ったのですが。 まったく出てこない、見も知らない人物の視点が...

幽霊が出現すると、その場所に転がっている、作られたほおずき。 奇妙な怪談と同時に、持ち上がったお見合い話。 最後まで読んで、という事はあれもこれも、自力でやったのか…と。 しかし最後、というか、次がなければ同情かとも思ったのですが。 まったく出てこない、見も知らない人物の視点が まさかそこに繋がるとは…。 猫とかいう落ちだったらどうしよう、と思ったのですが きちんと(?)人、でした。 『最初』がトラウマになった、とも言えますが そちらに走れば、確実に期限が近い。 どうしようもない、という感じです。 そんな決意だけを納められても、神様としてもどうしたものか。 そしてほとんど放置されていたお見合い話。 そうきますか、そうですか。 でも丸く収まったというか、きちんとした場所にはまった、というか。 年季明けまで頑張った方が、奥様貰えるかもしれません(笑)

Posted byブクログ

2012/10/14

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。 読みやすく面白かった。 とても辛い話なのだが、よくも悪くも、江戸時代、吉原が舞台だと自然に感じられてしまう。 (図書館)

Posted byブクログ

2012/09/25

なんだかダークな事件だった。けど、主人公のお見合い話がおかしいので、差し引きぜろという感じか。巴之丞の妖艶さは簡単に想像できるんだけど、千蔭の男前ぶりは全く影が薄くわからない。下戸で面白みに欠けるという印象しかない。でもストーリーが面白いので、次に行こう。

Posted byブクログ

2012/07/09

堅物の同心。ふってわいたような縁談。 売れっ子花魁、人気女形。 茶屋に現れる女幽霊の噂、そして白髪の夜鷹。 宮部みゆきさんの時代物シリーズと趣は似ているが、こちらは花魁や女形が活躍する分あだっぽい雰囲気。

Posted byブクログ

2012/01/19

猿若捕物帳第2弾。異なるエピソードを交互に紡いでいって、最後にあわさる、というストーリー展開手法は、1作目とそっくり、同じシリーズで同じ手法を繰り返すのってどうなんだろ。個人的には、なんとなく芸がないなぁ、って感じ。登場人物が概ね好ましいので、全体的には嫌いじゃない雰囲気だけど、...

猿若捕物帳第2弾。異なるエピソードを交互に紡いでいって、最後にあわさる、というストーリー展開手法は、1作目とそっくり、同じシリーズで同じ手法を繰り返すのってどうなんだろ。個人的には、なんとなく芸がないなぁ、って感じ。登場人物が概ね好ましいので、全体的には嫌いじゃない雰囲気だけど、謎解きものとしては今いちかな。

Posted byブクログ