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ほおずき地獄 の商品レビュー

3.6

39件のお客様レビュー

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2018/01/08

2015.1/5 シリーズ2作目♪吉原の幽霊騒ぎと殺人事件、そして千蔭の結婚話とさらっと読ませるのに盛りだくさんで大満足の巻でした(^^)近藤さんは、整体師合田力シリーズでも女性の背負う悲哀を上手く描いてましたが、舞台が吉原となると艶やかさも加わって筆がのるのでしょうか(^。^)

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2017/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先に、にわか大根、寒椿ゆれるを読んでいたが、違和感なく読めた。お駒のことは驚きがなく、先にこれを読みたかった。この時代ならではのミステリーと感じた。

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2017/07/09

猿若町捕物帳シリーズ、第2弾。 「にわか大根」から先を読んでしまってから、第一弾の「巴之丞鹿の子」を読んだので、これを持って、シリーズ全部つながったことになる。 ずいぶん間があいて、人間関係を忘れてしまっていたので、ちょうど良かった。 お駒さんのこと、途中から記憶がよみがえりつつ...

猿若町捕物帳シリーズ、第2弾。 「にわか大根」から先を読んでしまってから、第一弾の「巴之丞鹿の子」を読んだので、これを持って、シリーズ全部つながったことになる。 ずいぶん間があいて、人間関係を忘れてしまっていたので、ちょうど良かった。 お駒さんのこと、途中から記憶がよみがえりつつありましたが… 第一弾と同様、本筋の話の間に娘の一人称の話が挟まれる。 読み進むうちにだんだんと感情移入していくので、やりきれなくなったけれど… 長く閉じ込められていた者にとって、自由は何物にも代えがたい。 解放されたことで生きていけなくなる者もあるが、どちらになるかは魂の強さ弱さによるのだろう。 魅力的なシリーズだ。 …しかしこのシリーズ、特殊な趣味の人物が出てくる傾向にありますね。

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2017/04/03

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。堅物の千蔭と年若い少女との縁談話から始まりましたが、まさかの結末に驚いてしまい、肝心のミステリー部分を忘れるほどです(笑)吉原の茶屋に幽閉された少女の謎と幽霊話を追うのですが、表題のほおずきから遊女の堕胎に関わる話かと思っていました。ほおずきの実には流...

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。堅物の千蔭と年若い少女との縁談話から始まりましたが、まさかの結末に驚いてしまい、肝心のミステリー部分を忘れるほどです(笑)吉原の茶屋に幽閉された少女の謎と幽霊話を追うのですが、表題のほおずきから遊女の堕胎に関わる話かと思っていました。ほおずきの実には流産させる毒があり、昔遊女は望まない妊娠処理のためにほおずきを食べたり、鏡の裏の水銀を舐めたりしたそうです。実際は全然物語には関係ありませんでしたが、昔読んだ吉原文化を思い出しました。

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2016/11/20
  • ネタバレ

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猿若町捕物帳シリーズ第2弾。 幽霊騒ぎに乗じて茶屋の主人夫婦が殺された。下手人は夫婦を恨んでいる幽霊だと噂が立つ。 幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。 女性が苦手な“二枚目同心”玉島千蔭はじゃじゃ馬娘との縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが…。 人の昏い部分に光を当てた、心を抉ってくる話ですが、とても良かったです。 前作同様、通常の千蔭の捜査とお玉という少女のモノローグの二つの物語が同時並行で進み、それらがひとつに融合した時に見えてくる悲しい真実に胸が締め付けられました。 お玉の一途に慕う想いの向かう先に恋の成就はなく、『安珍清姫』の清姫の心境になぞらえたお玉の胸中を思うとやるせなく、悲しくなってきます。 過酷な運命に翻弄されながらも前を向いて生き抜く彼女の姿には女性の強さを感じましたが、そうせざるを得なかった彼女の状況は残酷すぎて、暗澹とした気持ちになりました。 それしにてもちょいちょい挟まれる千蔭の縁談話のエピソード、面白かったです。 この縁談話のオチにはいい意味で膝がガクッとしました・・・。

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2016/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016/7/7 読みやすい。 時代劇推理小説ってなんか新鮮。 意外となくない? 私が忘れてるだけ? 推理小説要素が結構濃いのでなんか新鮮なのかな。 千蔭さんはどんなお嫁さんもらうんだろうね。

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2016/03/23

江戸時代の捕物帳。 堅物の同心が幽霊騒ぎを解き明かしていく。犯人を下手人と言ったり、岡っ引きが出てきたりと、時代物のサスペンスは言葉も楽しい。 最後ちょっとした愉快などんでん返しもあり、スピーディーに楽しんだ。

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2015/11/22

吉原に幽霊が出るという噂がたった。幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。騒動のさなか、幽霊が目撃された茶屋の主人と女将が殺された。下手人は幽霊なのか。女性が苦手な“二枚目同心”玉島千蔭は「じゃじゃうま娘」との縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが…。『巴之丞...

吉原に幽霊が出るという噂がたった。幽霊が出た後には必ず縮緬細工のほおずきが落ちているという。騒動のさなか、幽霊が目撃された茶屋の主人と女将が殺された。下手人は幽霊なのか。女性が苦手な“二枚目同心”玉島千蔭は「じゃじゃうま娘」との縁談話に悩む傍ら、事件の解決に乗り出すが…。『巴之丞鹿の子』に続く「猿若町捕物帳」シリーズ第二弾。

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2015/10/14

猿若町捕物帳シリーズ第二弾。お玉の人生を達観したような姿が哀しい。でもそう思うのは巴之丞の言う通り愚かなこと。欲の塊みたいな自分を反省。「我も五障の雲晴れて、真如の月を眺め明かさん」

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2014/12/09

捕物帳第二弾。登場人物のそれぞれのキャラクターが少しずつ見えてきた。壮絶な環境の中でも、自分にとっての幸せを見つけようとするお玉の生き方が潔いようで切ない。月がきれいで、風が心地よく感じられることもひとつの幸せ。そして、見合い話の結末にはびっくり。お駒の世界もこれから広がるといい...

捕物帳第二弾。登場人物のそれぞれのキャラクターが少しずつ見えてきた。壮絶な環境の中でも、自分にとっての幸せを見つけようとするお玉の生き方が潔いようで切ない。月がきれいで、風が心地よく感じられることもひとつの幸せ。そして、見合い話の結末にはびっくり。お駒の世界もこれから広がるといいな。

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