かあちゃん の商品レビュー

重松清【著】

2010/04/07

長編小説を八つの章に区切り、第一章をプロローグ、第八章をエピローグとした作品。
第一章から第二章への展開は意外さと共にこの物語の方向性を暗示する。
素直に感動出来る素晴らしい作品であると共に、複数の家族を一つのエピソードの延長線上に描ききる技術も凄いといえる。
これだから重松清はやめられない。

2010/04/03

さだまさしの「償い」を思い出した。

交通事故で他人を巻き込み死んでしまった父。そして償いのために質素に生き、決して笑わないと心に誓った母・・かあちゃん。
この一つの出来事がきっかけに、何かが変わっていく。

そしてこのことを取り巻く数人の中学生。周りの大人たち。それぞれの関係にも染渡っていく何か。

わかっていても、重松作品には泣かされますね・・。

2010/05/02

かあちゃんをテーマのつながりのある短編が
いじめなどの重い題材も
読んで清々しく感じられた。

人間って、すばらしいぜ！
母はすごいぜ！
すごくおもしろかったです。

2010/03/11

母親をテーマにした短編連作。
33歳のとき事故で夫をなくした「かあちゃん」の26年間償いの気持ちを持ち続けて生きてきた生き様がまわりを少しだけ変えた。
どれも多少、大団円という気がしないでもないですが、読後感もさわやかで、故郷とか母親をあたたかく描いてあって、とてもよい1冊でした。

2010/02/28

いじめ問題を軸に描く、
７組の母と子の物語。
胸にジーンとしみました。
かあちゃんは世界で一番素晴らしいひとです。

2010/02/28

連作短編集。だめです。ただただ涙腺が緩みっぱなしになってしまいました。通勤時電車に乗ってる際に大半を読み進めたのですけど、そういうところで読むべきではありませんでした。重松清さんの文章には、やっぱり心を揺さぶられるものがあります。

（2009年6月読了）

2010/02/24

母親の姿を描いた連作ではあるものの、どちらかと言うといじめや赦しの方にテーマの重きあり。息子から見た母親の存在って、娘からの視点とはまた違うものなのだな～と改めて実感。

2010/02/28

＜内容＞「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った―。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描く、感動の最新長編。

2010/02/05

意外とじーんときました
あのかあちゃんってすごい。
視点が変わりながら物事が進んでいくのが結構良いみたい

2010/02/02

「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った―。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描いている。