かあちゃん の商品レビュー
とても感情移入しやすい作品だった。章が変わるごとに人物の目線も変わっていってあのときの場面ではこんなことを思っていたんだなどと思った。特にドロップがよかった。
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なんともいえないくらい、感動する話で、重松清ワールド炸裂でした。背負うことの重みを考えさせられたと同時に、母親の強さをずしっと感じさせられた素晴らしい一冊でした。
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①かあちゃんは償い続けた。ようやく笑える日が来た。 ②かあちゃんは悩み続けた。どうしたらいいかわからなくなった。 ③かあちゃんは、働き者で優しい。優し過ぎる。 ④かあちゃんは、正しい。あくまでも正しい。そして、老いる。その分、子どもは成長する。 ⑤かあちゃんは、追い込まれる。しか...
①かあちゃんは償い続けた。ようやく笑える日が来た。 ②かあちゃんは悩み続けた。どうしたらいいかわからなくなった。 ③かあちゃんは、働き者で優しい。優し過ぎる。 ④かあちゃんは、正しい。あくまでも正しい。そして、老いる。その分、子どもは成長する。 ⑤かあちゃんは、追い込まれる。しかし、諦めない。 ⑥かあちゃんは、出ていった。 しかし、病院に来てくれた。 ⑦かあちゃんは、困った。困り果てた。迎えに来た。トンカツを揚げた。 ⑧かあちゃんは、やがては旅立つ。子どもが見送る。かあちゃんは、救われた。 最後に希望が待っていました。
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「償い」に半生を捧げたかあちゃんの生き方が、思いがけない形で、周りの人に影響を与えることに。 謝ることと償うことの違いを知った子供たちの成長で、かあちゃんの辛く苦しい時間も報われた気がした。
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タイトルや帯からも想像できる通り、「母」にまつわるストーリー。 ただストーリーの中心は母というワケではなく、中学生であったり、先生等の様々な視点から綴られている物語でした。 『謝る』と『償う』の意味とは・・・。様々な視点からの想いが心に響いてくる内容でした。 個人的にはアスパ...
タイトルや帯からも想像できる通り、「母」にまつわるストーリー。 ただストーリーの中心は母というワケではなく、中学生であったり、先生等の様々な視点から綴られている物語でした。 『謝る』と『償う』の意味とは・・・。様々な視点からの想いが心に響いてくる内容でした。 個人的にはアスパラガスとグリーンピースでかかれた言葉に涙腺崩壊してしまいました。いくつになっても母親の存在は特別だなー。
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それぞれの人物の視点から物語が進んでいく構成は好みでよかった。それぞれの思いを知りながら、出来事に出会っていくのが心地よい。 水原先生の成長は人間的なもので、様々な経験があってできたのかなと感じた。
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著者の作品は、割と読んでいます。今回、久しぶりに読みました。読み始めて直ぐに著者の世界にはまり込んでしまいました。一つの物語で、各章ごとに主人公が変わる。過去にも、そのようなストーリー展開は見てきましたが、とても巧みです。何ヶ所か涙が出そうになりました。いつも、著者の本を読んで思...
著者の作品は、割と読んでいます。今回、久しぶりに読みました。読み始めて直ぐに著者の世界にはまり込んでしまいました。一つの物語で、各章ごとに主人公が変わる。過去にも、そのようなストーリー展開は見てきましたが、とても巧みです。何ヶ所か涙が出そうになりました。いつも、著者の本を読んで思うのは、子供の心を描くのが巧みだと言うことです。今の子供達は、もっともっと複雑かもしれませんが。
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一つの舞台で、それぞれの登場人物の母親を軸としたストーリーが展開される。 いじめや、家庭崩壊、離婚、不登校など、ほぼ毎日ニュースで聞くようなことが題材となっている。 「償う」ということは「忘れない」こと。 「信じる」ということ。 それぞれの「母親」の強さや弱さ。 ...
一つの舞台で、それぞれの登場人物の母親を軸としたストーリーが展開される。 いじめや、家庭崩壊、離婚、不登校など、ほぼ毎日ニュースで聞くようなことが題材となっている。 「償う」ということは「忘れない」こと。 「信じる」ということ。 それぞれの「母親」の強さや弱さ。 ストーリーを説明するより、大人も子供も是非読んで欲しい作品です。
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夫の過失交通事故を償うために、笑うこと幸せでいることを禁じた母、いじめにより自殺未遂をした同級生への気持ちと向き合うと決めた中学生達の話。 私は母親であり娘でもあります。 そんな自分でも、お母さんという響きには、胸がキュンとします。 生まれてきた誰にでも母親はいる、当たり前のこ...
夫の過失交通事故を償うために、笑うこと幸せでいることを禁じた母、いじめにより自殺未遂をした同級生への気持ちと向き合うと決めた中学生達の話。 私は母親であり娘でもあります。 そんな自分でも、お母さんという響きには、胸がキュンとします。 生まれてきた誰にでも母親はいる、当たり前のことだけど、そこには複雑なドラマもあって。 第一章から、罪を償い続けたヒロシの母の姿に涙か止まりませんでした。 そして、その姿を知った中学生達が、自分達の罪を『忘れない』という形で償っていくと決めたことに、グッときました。 ひとつではないテーマの中で、色々なことを考えさせてくれる作品。 今の私は、親を大切にしよう、子供達の母でいることに自信を持とうという気持ちです。
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こういう作品ズルイは~。 かなり泣かせてもらいました。 旦那が起こした交通事故の責任を負い続ける「かあちゃん」から始まり、 いじめで親友を自殺まで追い込んでしまった中学生 そのいじめの首謀者 いじめのあった学校の教師 いじめにあっていた本人 それらの母や子、母親自...
こういう作品ズルイは~。 かなり泣かせてもらいました。 旦那が起こした交通事故の責任を負い続ける「かあちゃん」から始まり、 いじめで親友を自殺まで追い込んでしまった中学生 そのいじめの首謀者 いじめのあった学校の教師 いじめにあっていた本人 それらの母や子、母親自身、家族を描いてます。 「償い」というのが一つのテーマだけど この間読んだ、湊かなえ『贖罪』(これはこれで小説としては面白かった)とはまた違う「償い」の描き方だけど、 こちらの方が、より現実的で心の奥底に届くような作品です。
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