たのしい写真 の商品レビュー
写真の歴史が分かった。自分の撮りたい写真も明確になり、とても感銘を受けた。これ以上の写真の教科書に出会わない。 23.7.7 2回目。決定的瞬間からニユーカラーそせてポストモダンへ。 写真の技術書ではないが、自分はどんな写真を撮りたいのか整理できた。 良書です。
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自分でシャッターを押さなくてもいい、うそを撮ってもいい。 もういっそ写真を撮らなくてもいい。 そんな写真家たちや写真の歴史を紐解きながら、写真の「いま」を読み解くスリリングな写真教室。
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「いい写真ってなんだろう」っていうはしがきに惹かれた。 ワークショップの内容は実際やってみるとおもしろい。写真が好きだけど何からやっていいかわからないときや、撮り方などがわからなくなったときにぜひ。
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読みやすい。写真の見方ワークショップの章がよかった。写真って感覚的に好き、なんか良い、とか思っていたけど、何故好きなのかを人にちゃんと伝えたい。
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生態心理学で知られるジェームズ・J・ギブソンの概念で環境の中に情報があるとする「アフォーダンス」というものがあるが、著者はそれをベースにこの本をまとめたとのこと。 まず「決定的瞬間」(アンリ・カルティエ=ブレッソン)から「ニューカラー」(ウィリアム・エグルストン)、そしてポスト...
生態心理学で知られるジェームズ・J・ギブソンの概念で環境の中に情報があるとする「アフォーダンス」というものがあるが、著者はそれをベースにこの本をまとめたとのこと。 まず「決定的瞬間」(アンリ・カルティエ=ブレッソン)から「ニューカラー」(ウィリアム・エグルストン)、そしてポストモダンへと至った経緯、重要人物とその差異(機材から露出シャッタースピードまで)をキーワードとともに簡潔に俯瞰していく。 2章ではワークショップとして写真を読む、写真を疑う、写真に委ねるなど普段あまり意識しないことを実践することで、まさにタイトル通り写真を撮りたくなる、楽しくなる、そんな一冊。
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写真おしえてって言われたら とりあえずこれ読んでって思う 写真の教育の大前提をおいてくれたんだと思う シャッターが簡単に切れることで錯覚されがちだけど 基礎の教養がなければ語ってはだめ
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最近写真のワークショップに通ってます。僕とはまったく違う趣向の写真を撮っている人が多くてある意味びっくりしたのだけれど、それも写真の歴史の流れの1つなのだ、という事がこの本を読むとよく判る。 写真の誕生以来、記録性から芸術性へ、ドキュメントからフィクションへ・・そうした傾向は記録...
最近写真のワークショップに通ってます。僕とはまったく違う趣向の写真を撮っている人が多くてある意味びっくりしたのだけれど、それも写真の歴史の流れの1つなのだ、という事がこの本を読むとよく判る。 写真の誕生以来、記録性から芸術性へ、ドキュメントからフィクションへ・・そうした傾向は記録芸術の必然だが、写真にもその流れは当然あった。「決定的瞬間」を捉える事で写真をアートたらしめたアンリ.カルティエ・ブレッソン。その一方で目の前の世界をもっとじっくりと捉えようとした「ニュー・カラー」の一派。そうした流れを作者独自の視点も含めて判りやすい文体で解説している。もちろんそこにホンマタカシならではの脱線もあるのだが、それも御愛嬌。写真は芸術か?といった問題を軽く水の上を歩く様にこなしてゆく姿は気持ち良い。 個人的には今盛んなデジタルについての考察があるともう少し読み応えがあったかも?
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「決定的瞬間」と「ニューカラー」を別々の軸として捉えている点は面白い。写真を撮って楽しむだけでなく、考えるための第一歩を若い人に提供している点も評価できる。でも...佐々木正人や堀江敏幸との対談はもの足りないなあ。
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2009年6月1日に初版、同月25日にはもう重版されていますが、それもそのはず。この本超いいです。 ただポラロイドの章は昨今のポラロイドブームを少しバカにしているなぁという感じが見受けられたので★4つ。ここで全力でバカにしているなら★5つだったんだけど、ああいう書き方って逆にいや...
2009年6月1日に初版、同月25日にはもう重版されていますが、それもそのはず。この本超いいです。 ただポラロイドの章は昨今のポラロイドブームを少しバカにしているなぁという感じが見受けられたので★4つ。ここで全力でバカにしているなら★5つだったんだけど、ああいう書き方って逆にいやらしいよなぁという感じなので。そういう性格の人なんだろうな。この点だけ残念でした。
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文字が少なくすぐに読み終えてしまった。 少し写真を知っている人からすると 入門書としてもぬるいくらいだけれど 全く写真に対して定見を持っていない人や 美術写真のいろはの「い」を知りたい人には良いかもしれない。 日本で「写真論」と言うと 感情的で自分の撮り方を押し付けるタイプか ...
文字が少なくすぐに読み終えてしまった。 少し写真を知っている人からすると 入門書としてもぬるいくらいだけれど 全く写真に対して定見を持っていない人や 美術写真のいろはの「い」を知りたい人には良いかもしれない。 日本で「写真論」と言うと 感情的で自分の撮り方を押し付けるタイプか わけのわからない抒情と感傷で読み手をおいてけぼりにするタイプが 大多数を占めているのだけれど 本書はそこまでではない。 基本的には優しいけれど 「肝心なところは自分で考えろよ」 と突っぱねている部分がある。 だがそのスタンスこそが本当に入門書の入門書として最適なのだろう。 哲学がまだ何にも出来ていない人に哲学を叩きこむものでもない。 なーんとなく写真の世界をチラ見せしている。 第一線で働く現役の写真家の考えに触れるのにも良い機会。 賞味期限が切れる前に、刊行間も無い今のうちに 今の人にこそ読んでほしい。 そんな本です。
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