女生徒 の商品レビュー
「走れメロス」以外は読んだことのない太宰文学に挑戦。全て女性目線で書かれている。読んでいるうちに、この人小説家っていう生き物が嫌いなんじゃないかしらって思うようになる一冊。読点多いよ。
Posted by
短編集。 一話あたりが、すごく短いので読みやすかった。 一番面白かったのは女生徒。 女の子はこうもくよくよ考えるものなのか。 他の作品も面白かったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思春期の女子の心境を、男がどうしてこうもリアルに描けるのだろう。小さなことで一喜一憂し、哲学的なものに憧れ、自分に酔い、耳年増で、恋に恋する、女生徒の一日。戻れるものなら、もう一度だけ過ごしてみたい輝かしい年頃。(表題作)
Posted by
内容はすぐに忘れてしまうのでいつもほとんど覚えていないが、全短編が女性口調で書かれています。 女性が必死で何かと戦おうとしている、そういう印象。「饗応夫人」だけは何回も読んだので、そのある種の狂気的な雰囲気が全体に漂ってるような、本。繰り返し何度でも読める。
Posted by
ロマンティックで空想的な女の子の気分とか、大層深刻そうに悩んでたけど問題が解決したらカラっと元通りになるとか、馬鹿な夫のふるまいにうんざりする様子とか、女性なりのプライドとか、そういったことが上手く描かれているなぁと思います。
Posted by
短編集です。 表題の【女生徒】は、もちろん。 【皮膚と心】や【きりぎりす】・・・【貨幣】は擬人化が面白く、【おさん】、【饗応夫人】には共感できる点も。
Posted by
女性の独白形式の短編のみを集めてみたという短編集。よくぞこの視点で集めたなと感心します。どの短編も非常によくできています。印象的な一節から始まり、読者を引き込んで離しません。 詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120420/133...
女性の独白形式の短編のみを集めてみたという短編集。よくぞこの視点で集めたなと感心します。どの短編も非常によくできています。印象的な一節から始まり、読者を引き込んで離しません。 詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120420/1334908433
Posted by
第一人称が女性で書かれた短編集。 全て面白かった。 抜粋して表題作「女生徒」の感想を書いておく。 女生徒 ある女生徒がある一日で考えてたことを一日の経過を追う中で語られていく形。 私はもういい大人だけど、まさにまさにこんなことを考えては嫌になったりそんな自分を誇ってみたりまた嫌...
第一人称が女性で書かれた短編集。 全て面白かった。 抜粋して表題作「女生徒」の感想を書いておく。 女生徒 ある女生徒がある一日で考えてたことを一日の経過を追う中で語られていく形。 私はもういい大人だけど、まさにまさにこんなことを考えては嫌になったりそんな自分を誇ってみたりまた嫌になったりしてる。そして女生徒が降りた駅でナンジャらホイと言ったように、いきなり全てがバカらしくなったりしながらいきてる。 今の私を代弁してくれる大事な作品。大事大事な。 でもその反面、ずっとこれが大事な大事なだったらどうしよう?こんなこと考えてたなぁといえる境地に行きたいもんだ。
Posted by
超好き。てか自分のことだと思ってしまう。 自意識過剰なところが特にもっともらしい。 読み返せば読み返すほど、彼女の周りが見えてくる。
Posted by
読んでいてすごく気持ちのいい気分になりました。 一人の女生徒が、一日の暮らしで感じたことを素直に心の中で育てていく光景が、 とても優しくて、とても素敵なものに見えてきます。 文章のなかに現れるフレーズがことりと自分の中にはまると、 すごく気持ちのいい気分にさせてくれます。
Posted by