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八朔の雪 の商品レビュー

4.4

740件のお客様レビュー

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2018/02/13

気になってた高田郁。なるほど話題になるわけだ。こりゃ面白い。東西の味付けの違いに悩む澪を、黙って見守る種市爺さんがなんとも粋でよい。楽しみなシリーズが増えた。

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2018/01/21

ドラマ総集編みて、原作読んでみたくなって。 澪が健気で強くて、憧れる。 周りの人の優しさと強さも羨ましい。 料理も美味しそうで、 歴史描写も気持ち良くて、 いろんな意味で楽しめました。さて、続編を。

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2018/01/03

澪は神田御台所町で蕎麦屋つる屋の奉公人で料理人。旦那の種市とともに地元職人に江戸前そばを供するつる屋で、夜の酒の肴を日夜工夫している。 澪はもともとは上方大阪は天満橋の天満一兆庵の料理人であった。火事で焼け出され、江戸支店にようやくたどり着いたところ、元あった天満一兆庵の看板は...

澪は神田御台所町で蕎麦屋つる屋の奉公人で料理人。旦那の種市とともに地元職人に江戸前そばを供するつる屋で、夜の酒の肴を日夜工夫している。 澪はもともとは上方大阪は天満橋の天満一兆庵の料理人であった。火事で焼け出され、江戸支店にようやくたどり着いたところ、元あった天満一兆庵の看板は別の店に代わっていた... つる屋で奉公するまでも「艱難辛苦」の連続であったが、つる屋でも旦那さんの心意気に応えるための料理の味がなかなか決まらない。そんな中でも前向きに新しい味へチャレンジする澪。そしてそんな澪を支える周囲の温かい人々の心持を柔らかく描く物語が『八朔の雪』である。 悲惨な境遇とどこまでも前向きな澪という設定のコントラストと、うむうとうなる料理が出来上がる過程がテンポ感もよく小気味がよい。また上方と✖✖の対比が料理やその味付けだけでなく、生活習慣や言葉遣いに現れていて面白い。どちらも独特のテンポ感を感じることができ読者にメリハリを与えてくれる。 妬み、嫉みもあるなか、料理の腕が上がっていく過程を描いた『八朔の雪』は次巻が楽しみな物語である。

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2017/10/14

みをつくし料理帖、不幸な境遇に負けることなく、懸命に生きていく主人公。温かい人たちに助けられながら、料理の道を極めていく。本屋に並び始めた2010年頃に読み始め、新刊が出るのが待ち遠しかった作品。

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2017/09/30

噂に違わず面白かったな、澪つくし 八朔の雪。水脈の標が澪つくしなんですね。さて幼い時に占い師に言われた 雲外蒼天の澪と 旭日昇天の野江 の人生の行方も大いに気になるところですね。いやいや高田郁さんの人気のほどが良く分かります!NHKが次々ドラマ化するのも無理ないなぁ(笑)。

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2017/09/25

黒木華のドラマが面白かったので読んでみた。ストーリー自体は目新しくはないけれど、江戸と上方の味や文化の違いが面白かった。 上方はなんでも実利主義で無駄を嫌うけど、江戸の人は違う。おりょうさんは「見栄を張る」と言ったが小松原は「張りを求める」のだと言う。その時代から江戸の人は頑張っ...

黒木華のドラマが面白かったので読んでみた。ストーリー自体は目新しくはないけれど、江戸と上方の味や文化の違いが面白かった。 上方はなんでも実利主義で無駄を嫌うけど、江戸の人は違う。おりょうさんは「見栄を張る」と言ったが小松原は「張りを求める」のだと言う。その時代から江戸の人は頑張った自分へのご褒美」をしてたんだなぁと何やら微笑ましくなった。 澪ちゃんもいい子だけど、お芳さんが粋でカッコいい。安田成美のイメージじゃないけど。

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2017/09/23

お勧めと聞いていましたが、時代小説は苦手意識があり遠ざけていました。が!!!間違いでした。この本が大のお気に入りになり、時代小説をもっと読みたいと思いました!不運が続く主人公澪ですが、『雲外蒼天』の言葉通り困難を乗り越えていきます!なによりも澪の周りの人達が温かすぎて、泣けます。...

お勧めと聞いていましたが、時代小説は苦手意識があり遠ざけていました。が!!!間違いでした。この本が大のお気に入りになり、時代小説をもっと読みたいと思いました!不運が続く主人公澪ですが、『雲外蒼天』の言葉通り困難を乗り越えていきます!なによりも澪の周りの人達が温かすぎて、泣けます。まだまだ冊数があるので澪と一緒にいれると思うと幸せです。個人的に野江ちゃんが心配です。又次がいるので安心だとは思いますが、誰か助けてあげて欲しいです!!

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2017/09/22

わからない言葉、知らない文化で辞書を引いたりしながらはじめて読んだ時代小説。 温かい気持ちでいっぱいです。

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2017/09/20

八朔の雪 高田郁 ハルキ文庫 みをつくし料理帖 弁護士試験合格率トップという中央大学の法学部出身だと言う 著者は秀才なのだろうが どうやら幅の広い好奇心を持った人らしい 漫画家であり小説家である上に 多分料理人でもあって歴史も大好きな研究家なのだろう
江戸時代の庶民生活は宝の宝...

八朔の雪 高田郁 ハルキ文庫 みをつくし料理帖 弁護士試験合格率トップという中央大学の法学部出身だと言う 著者は秀才なのだろうが どうやら幅の広い好奇心を持った人らしい 漫画家であり小説家である上に 多分料理人でもあって歴史も大好きな研究家なのだろう
江戸時代の庶民生活は宝の宝庫である 二人の少女の数奇な運命と生き様を描いた人情物語である
文章も清流が流れるようにキレイで言葉豊富であるけれど 読み進む内の少々作りすぎている気もしてくる
それでも 江戸の風情や暮らし振りが絵になって見えるようで実に愉しい 読みながらよだれのでた人に向けて 巻末には「澪の料理帳」という献立付きである 10冊の連載という長編読み切り小説になっている

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2017/09/13

良い。 ドラマ版は北川景子さんのを見て 黒木華さんバージョンは見ておらず 読んでいるうちに 頭の中で不思議な現象が… 澪が穏やかな場面では黒木華で 情熱を燃やす瞬間に北川景子版になる。 全十巻、少しずつ大事に 楽しんで読んでいきたい。

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