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任天堂“驚き"を生む方程式 の商品レビュー

3.8

145件のお客様レビュー

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    28

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/08/16

任天堂の社風や戦略が伝わってくる一冊。 いまの任天堂がどういう人たちによって動かされているのか。 それがよくわかるように描かれている。 それにしても、やはり、カリスマと呼ばれた山内博は偉大。 そっちのほうについつい引き込まれてしまうなあ。

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2010/06/02

任天堂発展の軌跡が記されています。 文中によく出てくるのは、 任天堂らしさという言葉。これに尽きる。つまりは、娯楽に徹せよ、独創的であれということだろう。 リスク背負って前に進んでいかなければ、得られるものはないと実感した。

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2010/05/25

任天堂に関する本は読んでいたが昔から現在に至るまでの歴史を一気に読むことができる本で楽しかった。他の人が具体的なところをコメントしているので変わったところから。。。印象に残っている一文として「われわれは声が大きくてゲームをいっぱい買ってくれる人の姿をつい見てしまう。そこのモノ作り...

任天堂に関する本は読んでいたが昔から現在に至るまでの歴史を一気に読むことができる本で楽しかった。他の人が具体的なところをコメントしているので変わったところから。。。印象に残っている一文として「われわれは声が大きくてゲームをいっぱい買ってくれる人の姿をつい見てしまう。そこのモノ作りをどんどんした結果、ゲームをやる人が減っているのではないか」この仮説はグッときた。声を上げてくれる人はすごくコアな人。本質は声を上げずに去ってしまった人たち。。そこを注意深く観察してニーズや原因を把握しなければならない。

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2010/05/06

経営、ソフト、ハードの全てにおけるキーパーソンに焦点を当てて、 任天堂の歴史とイズムを教えてくれる。 雑多にあらゆる情報を比較検討して吸収するのも悪くはないけど、 1つの企業のことを知るのはやっぱりおもしろい。 社会の仕組みを知るのは、その方が近道なんじゃないか、とさえ思う。 ...

経営、ソフト、ハードの全てにおけるキーパーソンに焦点を当てて、 任天堂の歴史とイズムを教えてくれる。 雑多にあらゆる情報を比較検討して吸収するのも悪くはないけど、 1つの企業のことを知るのはやっぱりおもしろい。 社会の仕組みを知るのは、その方が近道なんじゃないか、とさえ思う。 経営理念を明文化しない、というところが個人的に興味深かった。

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2010/05/01

娯楽に徹せよ。独創的であれ。 誰もが知ってるゲームの王者、任天堂。 本書でも触れられてるけど、任天堂についての本ってあまりないから、この本は結構おすすめ。 任天堂の歴史から、ゲームの常識を変えたWiiとDSの開発秘話、岩田社長と宮本茂(任天堂の大躍進の主役の1人、海外ではめち...

娯楽に徹せよ。独創的であれ。 誰もが知ってるゲームの王者、任天堂。 本書でも触れられてるけど、任天堂についての本ってあまりないから、この本は結構おすすめ。 任天堂の歴史から、ゲームの常識を変えたWiiとDSの開発秘話、岩田社長と宮本茂(任天堂の大躍進の主役の1人、海外ではめちゃくちゃ有名&人気)の関係などなど、当事者へのインタビューをもとに分かりやすく読めます。 これ読んだら10人中9人は任天堂行きたくなる笑

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2010/05/13

これまでゲームとは人をのめり込ませるものが中心だったのに対し、 生活の導線上に「こんなものあるんですけど」と目の前に差し出されたものは ゲームなんだけどこれまでのゲームじゃない。 訴求してくることもゲームの中身じゃない。遊ぶことによる価値みたいなものをツボを押すように見せてくる。...

これまでゲームとは人をのめり込ませるものが中心だったのに対し、 生活の導線上に「こんなものあるんですけど」と目の前に差し出されたものは ゲームなんだけどこれまでのゲームじゃない。 訴求してくることもゲームの中身じゃない。遊ぶことによる価値みたいなものをツボを押すように見せてくる。 ここ2~3年で一般生活者の生活スタイルの中にゲームをうまく潜り込ませてきた任天堂。 傍から見ていて、それは何となく予定調和というか、自然とそうなっていったように感じられたのだけれど、 それは任天堂が決して社業を揺らがせず、得意分野を活かし続けたことに他ならないのだと本書を読んで感じました。

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2010/04/26

本書でも触れられているように、任天堂に関する本はほとんどない。その中で、任天堂のこれまでの歴史や、任天堂がモノづくりをどう考えているかなどを垣間見ることができる貴重な一冊だと思う。この真似をすれば必ず成功するのだという成功本として捉えるのではなく、「任天堂はこうしている」というこ...

本書でも触れられているように、任天堂に関する本はほとんどない。その中で、任天堂のこれまでの歴史や、任天堂がモノづくりをどう考えているかなどを垣間見ることができる貴重な一冊だと思う。この真似をすれば必ず成功するのだという成功本として捉えるのではなく、「任天堂はこうしている」ということを踏まえて、自分なりに色々考えてみるという風に読むと、何か得られるものがあると思う。

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2010/04/07

アップルと比較対象されるけど、「娯楽」に徹しているのが違うところ。なんというか技術系の「天才」というのは、何か共通点があるなと思う(本文とは関係ないけど)。

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2010/03/24

・「いろいろなことを考え,調べていくと,どの角度から見てもゲームをする人が減っていた」.「ゲームから離れてしまったユーザーを呼び戻すことが必要です-」と岩田は語った. ・「竹田さん,もうこれ以上性能ばっかり上げてもダメですよ」「つまり,技術のロードマップを外れろということですね....

・「いろいろなことを考え,調べていくと,どの角度から見てもゲームをする人が減っていた」.「ゲームから離れてしまったユーザーを呼び戻すことが必要です-」と岩田は語った. ・「竹田さん,もうこれ以上性能ばっかり上げてもダメですよ」「つまり,技術のロードマップを外れろということですね.」 ・必需品であれば,必要に迫られて説明書を読んでくれる.使い勝手が悪くとも,多少は目をつむってくれる.でもゲームの場合は,そうはいかない.楽しんでいる時に不愉快になるような要素は許されない. ・モノづくり=ハード=必需品.このカテゴリーにいる会社は,より良いモノを安く作ることが至上命題である.娯楽産業はあらゆる点で必需品を作るハード側の産業とは違う.

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2010/02/26

ゲーム業界は特異な業界であると個人的には感じる。 蝉と表現してもよかろう。 開発にかかる時間の長さと、発売後のPLCの短さである。 企業としては、 常に新製品を投入していけるだけの開発力が全てと言える。 こうしたゲーム業界で圧倒的な強さを誇り、 トヨタ・ソニーと並ぶと言って...

ゲーム業界は特異な業界であると個人的には感じる。 蝉と表現してもよかろう。 開発にかかる時間の長さと、発売後のPLCの短さである。 企業としては、 常に新製品を投入していけるだけの開発力が全てと言える。 こうしたゲーム業界で圧倒的な強さを誇り、 トヨタ・ソニーと並ぶと言ってもいい世界企業の 任天堂の強さを特徴的な4名の人物から見ている。 現社長の岩田氏・取締役宮本氏、 元開発部長横井氏、前社長山内氏である。 よく知っているゲーム機やソフト開発の裏側も満載で、 ゲームに関心のない人出も、楽しく読める内容だと感じた。 加え、改めてリーダーシップの強い企業であることが理解出来た。 それもトップだけではなく、ミドルもである。 結果、創発的なイノベーションが起こり、 これまでのゲームのヒットに繋がったのは疑いようもない。 リーダーシップについては、やや特殊な例になるかもしれないが、 モノ作りへの拘りについては、製造業全般への汎用性も高く、 今後に活かせる点も多い内容。 社員がいつまでも働き続けたい会社であるためには・・・ これを実現出来ている任天堂の強さが、 ゲーム業界での復権を実践出来たのだと思う。

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