単純な脳、複雑な「私」 の商品レビュー

池谷裕二(著者)

2013/03/04

ところどころ難しい説明もあったけど,基本的にわかりやすく,楽しく読めた。動画で実験を観ながら読めるのもいい!
…しかし読了後3日程度で内容を忘れてしまった(∋_∈)やっぱり復習しないと長期記憶には残りませんねp(´⌒｀q)

2013/03/03

　神経〜(neuro-)がつかない学問はないでしょ。脳科学は現代人にとって、知らないでは済まされない分野だと思う。
　ベンジャミン・リベットの研究紹介では度肝を抜かれた。ウェブにアップされてる動画もおもしろい。
　脳科学に興味を持っているなら、本書を読んで損はないと思う。

2013/01/30

フォトリーディング。評判が良いだけあって読み応えがありそう。著者は研究者で、本書もかなりの研究を盛り込んでいる。でもわかりやすくて楽しそうだ。熟読決定。

2013/01/03

やはり池谷本は全て当たり
進化とは、限られたリソースで高いパフォーマンスをあげることなのだなあ、と
あと正確にやることには芸はなくてぼんやりと認識して応用していくことのほうが高度、など
日常的な物の見方に直結できる　とにかく興味深い

2012/12/23

脳のゆらぎ、ノイズ。
フィードバック。創発。単純なルール。
結局、発火と静止の繰り返し。
母校の高校生への講義形式。

2012/12/31

吾れ十有五にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳従う。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。

脳科学の視点から読むとさらに深みが増す。40歳くらいから「直感」がさかんに働き始める。70歳で直感だけで行動して間違わない。

読後感
脳は奥深い。改めてそう思う。脳科学にベースを持つ筆者の現実世界の捉え方が新たな視座を与えてくれる。自分にはやはり、科学的アプローチがしっくりくる。

2012/12/12

本書は、「相関関係」と「因果関係」の話から始まる。
相関と因果の区別は難しく、そして、科学は因果を証明することはできない。だから、科学の限界を忘れず謙虚でいなければならない、と。この姿勢は非常に真摯であり、科学者として正しい態度だと思う。

堅苦しい始まりだが、内容は単純に面白い。ピンクの点が消える次のアニメなどを見るとその面白さの一部がわかるかと思う。
http://www.asahipress.com/brain/pink.html

2012/12/05

興味津津かつ賢い少数の高校生に対する講義というのがちょうどいい難度設定。難しすぎず、易しすぎず、適度に専門用語を交えつつ、最新の研究に触れながら、脳のふるまいについておもしろく説明している。

引用されている動画へのQRコードが載ってたり、パラパラマンガでモデルが示されてたりと、本の形式としてもおもしろい。

2012/10/25

★2012年SIST読書マラソン推薦図書★

所在：展示架
資料ID：10900911

本を読んで読書マラソンに参加しよう！
開催期間10/27～12/7　（記録カードの提出締切12/13）

2012/10/22

ものすごく解りやすい脳科学のはなし。脳は超単純な原理なのに、時空を歪めて認識させることで辻褄を合わせ続けている。思考と心理の境界線を示唆する深い話にして、明快に高校生に教えている。