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単純な脳、複雑な「私」 の商品レビュー

4.4

186件のお客様レビュー

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    88

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2014/01/07

面白かった。こんな授業、私も受けたい。第一章と二章が私には面白かったけど、以降はちょっと難しかった。 人は相手の左側しか見ていない。左側の視野で見て、右脳で映像。お化粧するのは右側だけ丁寧に。 人間の基準の曖昧さ、アフリカではシマウマは黒地、他では白地、発想が逆、 情報として頼...

面白かった。こんな授業、私も受けたい。第一章と二章が私には面白かったけど、以降はちょっと難しかった。 人は相手の左側しか見ていない。左側の視野で見て、右脳で映像。お化粧するのは右側だけ丁寧に。 人間の基準の曖昧さ、アフリカではシマウマは黒地、他では白地、発想が逆、 情報として頼りになるのは、脳ではなく身体、脳で間違った判断をしても、身体は正しい答えを知ってる、長さが違うように見える棒。 感情と行動は一致させたい。だから、感情を行動に整合させようとする。理由付け。 行動がまず先で、その行動の根源を常に探している。 作話 原因を突き止める方が生存に有利 心ご傷つく時、脳では、痛みの箇所が反応。 動物は他社の視点で自分を見ない 準備、動かそう、動く、指令 脳のゆらぎで決まっている

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2013/11/19

率直な感想を言うと、高校生は頭がいいんですね。 自分の方が一回りも多く生きてるのに、結構分からないところがありました。 確かに伝え方が上手いし 「おぉ!凄い!」と楽しく理解出来る部分はあったけど、ただそれだけな感じを受けた。 理解するのに精一杯な私の脳みそ、 可塑性に賭け、日...

率直な感想を言うと、高校生は頭がいいんですね。 自分の方が一回りも多く生きてるのに、結構分からないところがありました。 確かに伝え方が上手いし 「おぉ!凄い!」と楽しく理解出来る部分はあったけど、ただそれだけな感じを受けた。 理解するのに精一杯な私の脳みそ、 可塑性に賭け、日々精進したいと思います。

Posted byブクログ

2013/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○東京大学・大学院薬学系研究科・准教授で、神経科学及び薬理学を専門として海馬や大脳皮質の可塑性を研究する池谷裕二氏の著作。 ○最新の脳科学の研究について、高校生への講義内容をまとめたもの。 ○脳科学について、内容は高度なものであるが、説明や例示が丁寧で、また、平易な表現が使われているため、とても理解しやすい。 ○単純に興味深い内容であり、脳科学について関心を持った。

Posted byブクログ

2013/10/13

人間の脳の働きについて、高校生向けに最新の研究成果に基づいた講義を行った記録。 脳の働きは意外にも曖昧性に満ちたものであり、自分自身が考えているその理屈どおりに判断されたものではないということに複雑な気持ちになった。 科学でどこまで解明できるのかという興味はもちろんあるが、分から...

人間の脳の働きについて、高校生向けに最新の研究成果に基づいた講義を行った記録。 脳の働きは意外にも曖昧性に満ちたものであり、自分自身が考えているその理屈どおりに判断されたものではないということに複雑な気持ちになった。 科学でどこまで解明できるのかという興味はもちろんあるが、分からないほうが幸せなのではないかとの危惧も感じた。

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2013/10/07

内容濃い! 実際の集中講義と同じように3日にわけて読んだ。 4年前の本なので、この時よりさらに科学は進んでいると思うが、それにしても脳に関して多岐にわたる内容だった。 高校生がたまにはこんな風に脳に負荷をかけるのはいいなあ。。。 脳波測定器ほしいなあ…

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2013/09/22

小説を書く前に、読んでおくと良いかも。人の短期的な記憶力(ワーキングメモリ)は、限界容量が7つまで。仕事が忙しくてテンパるときは、やるべきことが7つを超えたとき。それを超えると急に猛烈に忙しいと感じ、それ以下なら落ち着いて処理できる。 小説の主要な登場人物も、7人を超えると、もの...

小説を書く前に、読んでおくと良いかも。人の短期的な記憶力(ワーキングメモリ)は、限界容量が7つまで。仕事が忙しくてテンパるときは、やるべきことが7つを超えたとき。それを超えると急に猛烈に忙しいと感じ、それ以下なら落ち着いて処理できる。 小説の主要な登場人物も、7人を超えると、ものすごく複雑なストーリーに感じられる。 村上春樹の多崎つくるも、赤、青、白、黒、灰、つくる、沙羅のちょうど7人。 最後に犯人について書かないのも、そのほうが脳に良い快楽を与えるのかも。人の脳は、人で理解しているぞ、と感じたら、理解している、と処理されるそうです。 「生物とは?」の命題も面白い。自動ドアでも、違和感なく生命と感じられれば、それは生命。完璧なアンドロイドと、人間を区別する必要性はないとも考えられる。 45億年の生物の歴史を1年にたとえると、人類が登場したのは大晦日の夕方以降(2500万年前)。 人の脳も、まだ、それほど完璧にはできていないようです。

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2013/09/16

脳の性質についてこれでもかと教えてくれる。 基本的に、実験→結果→考察という論文の流れで脳についてのさまざまな性質を延々と説明している。論理的でどの説明を聞いても引き込まれた。哲学的な話やかなり高度なお話まで盛り込まれていて、非常に読み応えがある。 時折見せる画家や小説家、音...

脳の性質についてこれでもかと教えてくれる。 基本的に、実験→結果→考察という論文の流れで脳についてのさまざまな性質を延々と説明している。論理的でどの説明を聞いても引き込まれた。哲学的な話やかなり高度なお話まで盛り込まれていて、非常に読み応えがある。 時折見せる画家や小説家、音楽家についての教養が憎らしい笑 非常に価値ある一冊だと思う。

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2013/09/09

「そうなの。脳科学というのは、今まで全く無縁だった学問、例えば哲学とか心理学とか、そういったものを結びつける接着剤の役割を担える分野なんだ。最近じゃ、経済や政治倫理学、芸術や記述などにも、脳科学は接近しているんだよ。」 新領域シンポジウムのひとつや、今の自分が進めようとしている研...

「そうなの。脳科学というのは、今まで全く無縁だった学問、例えば哲学とか心理学とか、そういったものを結びつける接着剤の役割を担える分野なんだ。最近じゃ、経済や政治倫理学、芸術や記述などにも、脳科学は接近しているんだよ。」 新領域シンポジウムのひとつや、今の自分が進めようとしている研究の一端が脳科学に近い理由がここにある気がした。

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2013/08/07

脳科学という言葉から、なぜか流行りものから漂う胡散臭さを感じずにはいられないけど、この本は全然別格のおもしろさと納得を与えてくれる。なにより、僕は著者の人柄があふれる文書を親しげに寄り添って読み進めるのがなにより好きなのである。

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2013/07/15

勉強になるし、世界観や価値観も変わる一冊。 脳科学の話をしているのに、哲学的。哲学というと空想的なイメージがあるけれど、けっこう人間の認知の真理をついている学問なんだなと思いました。

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