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単純な脳、複雑な「私」 の商品レビュー

4.4

186件のお客様レビュー

  1. 5つ

    88

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

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2013/07/10

脳科学者池谷先生が母校で講演を本にしています。 とても面白く刺激的な内容でした。 直感は無意識だけれども、じつは学習の産物だそうです。 これまでの人生でなんども経験してきたことが脳の中に知らずに蓄積されて無意識的にこれはこういうものだと判断しているのです。 年齢を重ねるということ...

脳科学者池谷先生が母校で講演を本にしています。 とても面白く刺激的な内容でした。 直感は無意識だけれども、じつは学習の産物だそうです。 これまでの人生でなんども経験してきたことが脳の中に知らずに蓄積されて無意識的にこれはこういうものだと判断しているのです。 年齢を重ねるということは経験を積むことになり、すなわち直感を磨くことになります。 池谷先生、アンチエイジングは、年をとることに抵抗している言葉であり、根底には年をとることが悪いことを前提にしているのでグッドエイジングという言葉を提唱します。 年をとることは、決して悪いことばかりではなく、加齢とうまく付き合ってゆくことが大切だということです。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11567283006.html

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2013/06/06
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2012年08月01日に発行された「脳には妙なクセがある」を読んだ後で、読む必要は無いのではないか?と思っていたのですが、買って良かったです。 レビュー・感想は、読了後に書きます。

Posted byブクログ

2013/06/01
  • ネタバレ

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今回一番面白かったところの一つが「直感」が「基底核」で生まれるというくだり。「基底核」は自転車の乗り方だったり、箸の持ち方だったり、意識的に考えずに体が覚えこんだ体の動きをコントロールする場所。特徴として「無意識」であることと、「要訓練」であること、つまり自転車や箸の持ち方などは1回ではなく、何度か練習して体に刷り込まれて定着するものだということ。そして「基底核」の計算は案外と正しい、つまり無意識でされている計算であるにかかわらず、かなり正確な結果を生む。 これから考えると「直感」も、何度も経験し、刷り込まれたものを土台にしか生まれないことが分かる。 以下本書より: 『経験に裏付けられていない勘は直感ではありません。(略)直感は「学習」なんですよ、本人の努力の賜物なんです。直感は訓練によって身につく。そして、ちょうど私たちが箸を自然に持てるように、その理由は本人には分からないにしても、直感は案外と正しいんだということになります』 これに照らし合わせて先日居酒屋でしていた会話を考えると、一目惚れってなんだろう(笑)経験上、気が合う、好きになりそう、という刷り込みが発動しているのだろうか??(笑)

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2013/05/25

珍しく引用。 『「有限」を知っているというメタ認知こそが、ヒトをヒトたらしめているってこと』 『リカージョンをする集合体は必ず矛盾をはらんでしまう』 脳科学って哲学的。専門家には、多少の単純化により歪曲があるにせよ、アウトリーチ活動をしてほしいものです。シロートからすると、知的好...

珍しく引用。 『「有限」を知っているというメタ認知こそが、ヒトをヒトたらしめているってこと』 『リカージョンをする集合体は必ず矛盾をはらんでしまう』 脳科学って哲学的。専門家には、多少の単純化により歪曲があるにせよ、アウトリーチ活動をしてほしいものです。シロートからすると、知的好奇心を掻き立てられるネタが増え、世の最先端に触れる機会ができ、考えるヒントを得ることができるので。

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2013/05/04

読むべき。 脳を通して生きることを考える。 意外に脳って単純なとこもあるのに複雑に考えすぎてるとこがあるのかも。

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2013/05/01

脳のシステムは、ノイズが存在するからこそ効率的に機能しているという。ノイズがあることで、他の目的や選択肢を常に模索することができ、より効率的な最適解を常に探し続けることができるらしい。逆にノイズのない完璧なシステムを作ってしまうと、環境や自身の変化に対応できなくなり、結果的には非...

脳のシステムは、ノイズが存在するからこそ効率的に機能しているという。ノイズがあることで、他の目的や選択肢を常に模索することができ、より効率的な最適解を常に探し続けることができるらしい。逆にノイズのない完璧なシステムを作ってしまうと、環境や自身の変化に対応できなくなり、結果的には非効率なシステムとなってしまうという誤謬があるという。変化や可謬性に対応するためにあえてノイズを入れる。これって実は非常に重要な考え方ではないかと思う。

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2013/04/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

面白い!!一番面白いのは、やはり、手を動かす時、動かそうと思う前に、脳が動かす準備を始めていて、動かそうと思って、動いたと思った後に、動かす指令をしている、ということかな。脳は未来を予測している、自由意思って一体なんだ?と思う。 「ラングトンの蟻」も面白かった。意思って所詮、そんなもんなんだろうな。 脳科学者であるジル・ボルト・テイラー博士が、脳卒中を起こして、左脳の機能を失って感じた右脳の世界、そこからの復活で感じたことは、このような脳の働きを知りつくした上での話であることを考えれば、さらなる感動がある。スピリチュアル系の本やらもいろいろ読んだが、すべて脳の働きを関連して説明できるところもすごい。 ゆらぎがエネルギーということも面白かったな。 しばらく脳の本を読もうかな。

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2013/04/25

難しいことを難しく説明できる人はいくらでもいる。 やさしいことを難しく説明できる人も、不思議なことにけっこういる。 難しいことをやさしく説明できる人は、めったにいない。 それがどんなに貴重で大切なことかは、この本を読めばわかる。ひとがものを考える動力となる、好奇心と楽しさを、相...

難しいことを難しく説明できる人はいくらでもいる。 やさしいことを難しく説明できる人も、不思議なことにけっこういる。 難しいことをやさしく説明できる人は、めったにいない。 それがどんなに貴重で大切なことかは、この本を読めばわかる。ひとがものを考える動力となる、好奇心と楽しさを、相手に伝えることが出来るからだ。 ぼくは「ぼく」は脳の中にいるんだろ、ほかにどこに?と思っていたのだが、この本を読んで少し考えが揺らいでいる。心臓が血を送り出すのが仕事で、目玉が光を捉えるのが仕事なように、脳はものを考えるのが仕事の器官なのだとすれば、そのサービスを受けている「ぼく」はいったいどこにいるのだろう? と思ったのだ。不思議だ。 無茶苦茶面白かった。

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2013/04/22

池谷さんの本はわかりやすい。柔らかい文調でこっちに理解を促してくれる。こんな学校の先輩がいたらいいのになと感じるよ。

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2013/03/17

読みながらこんなにワクワクドキドキする科学本てあるんだろうか! すごく面白かった。特に前半。 脳が、人間が、自分が愛おしくなります。 細かいタイトルがついてるんですが、私が好きなタイトルが「僕らは自分に『心』があることを知ってしまった」。 素敵なフレーズ。

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