多読術 の商品レビュー
・読書の醍醐味は「無知」からの「未知」。 ・目次を見て、感触、構造を立ち上げる。 ・本のどの部分に気になるところがあるか。 ・新たな時空をリアルタイムに感じる。 ・マーキングしながら読む。 子供の頃に読んで影響を受けた本。 石井桃子「ノンちゃん雲に乗る」
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■読む理由 時間はないが、異なるジャンルの本を同時に読みたいので、その方法を知りたいと思ったから。速読ではタイムラグがあるし。 ■期待すること ほぼ同時期にいくつかの本を読むので、いかにしてそれまでの内容を思い出し、連続的に読むか、という方法が記されていること
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ワタシのパーソナルなアジェンダの中で、読書ノートをどうつけるかというのが実は長年の課題。試行錯誤を繰り返しつつ、未だにその方法が定まっていないのだけれど、この本でいいヒントをもらった。早速実行してみよう。 それから、ひとつ前に読んだ『閉じこもるインターネット』で指摘されていたこと...
ワタシのパーソナルなアジェンダの中で、読書ノートをどうつけるかというのが実は長年の課題。試行錯誤を繰り返しつつ、未だにその方法が定まっていないのだけれど、この本でいいヒントをもらった。早速実行してみよう。 それから、ひとつ前に読んだ『閉じこもるインターネット』で指摘されていたことが、今から三年前に出たこの本で「知の平坦化」というフレーズで的確に取り上げられているのは興味深い。 それにしても、ちくまプリマー新書はページがめくりにくいな。
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【要約】 ・読書は編集である 【ノート】 ・成毛さんの「本に書き込みなんてもっての他!」とは正反対。書きこむのは、感じたことだけではなく、その時に自分の状態などのメタ・コンテクストとでも言うべき情報も一緒に書きこんでおくべきと。 ・「書き込み」は再読時、異常に恥ずかしいことが...
【要約】 ・読書は編集である 【ノート】 ・成毛さんの「本に書き込みなんてもっての他!」とは正反対。書きこむのは、感じたことだけではなく、その時に自分の状態などのメタ・コンテクストとでも言うべき情報も一緒に書きこんでおくべきと。 ・「書き込み」は再読時、異常に恥ずかしいことがある。でも、それなかりせば、その時の自分の精神状態などを思い出すことはできないのもまた事実。 ・本を読む時の作法がまた、読書と深い関係があると。それは正剛さんの場合、タバコだったり、服だったり、渋いお茶と煎餅だったり。 ・ITだと、読書のマッピング情報を「知」として操作することができない(「知」には必ずアドレスがあり(P188))という指摘には、自分がこれまでずっと感じてた違和感と言うか、正剛さん的には「フラジャイル」な部分について言及されたような気がして、とても気持ちがよかった。こういう感触は、めったにない。 ・本は再読してこそ、というスタンス。気負う必要もないし、そうなると実利にこだわったり「ハズレ」本を恐れる気持ちも低減する。だからこその「書き込み」のススメ。もちろん、それこそが「読書は編集」ということにもつながる。
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千夜千冊で有名な松岡正剛さんの読書することを応援した本。とにかく自分のスタイルで読書を楽しみながらもっと本を読もう!そんな声をかけてくれるような本だった。
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第一章 多読・少読・広読・狭読 本棚拝見/本は二度読む/たまには違ったものを食べてみる/生い立ちを振り返 る 第二章 多様性を育てていく 母からのプレゼント/親友に薦められた『カラマーゾフの兄弟』/文系も理系もこだわらない 第三章 読書の方法を探る 雑誌が読めれば本は読める/...
第一章 多読・少読・広読・狭読 本棚拝見/本は二度読む/たまには違ったものを食べてみる/生い立ちを振り返 る 第二章 多様性を育てていく 母からのプレゼント/親友に薦められた『カラマーゾフの兄弟』/文系も理系もこだわらない 第三章 読書の方法を探る 雑誌が読めれば本は読める/三割五分の打率で上々/活字中毒になってみる/目次をしっかり読む/本と混ってみる/本にどんどん書き込む/著者のタイプを見極める 第四章 読書することは編集すること 著者と読者の距離/編集工学をやさしく説明する/ワイワイ、ガヤガヤの情報編集/言葉と文字とカラダの連動/マッピングで本を整理する/本棚から見える本の連関 第五章 自分に合った読書スタイル お風呂で読む・寝転んで読む/自分の「好み」を大切にする 第六章 キーブックを選ぶ 読書に危険はつきもの/人に本を薦めてもらう/本を買うこと/キーブックとは何か/読書しつづけるコツ/本に攫われたい 第七章 読書の未来 鳥の目と足の目/情報検索/デジタルvs読書/読書を仲間と分ち合う/読書は傷つきやすいもの あとがき
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初めて著者の本を読んだが、数多ある読書術を書いた本とは違う「編集読書」という発想が新鮮でとても面白かった。また数々の本を読んできたであろうことが分かる博覧強記ぶりにまた1人尊敬する先達と出会えたことを嬉しく思う。本に書き込みを入れたことはないが、引用ノートを作る、読んだ本をすべて...
初めて著者の本を読んだが、数多ある読書術を書いた本とは違う「編集読書」という発想が新鮮でとても面白かった。また数々の本を読んできたであろうことが分かる博覧強記ぶりにまた1人尊敬する先達と出会えたことを嬉しく思う。本に書き込みを入れたことはないが、引用ノートを作る、読んだ本をすべて重層的にマッピングするという発想は、本と自分を繋ぐ行為であるしこれは本を読んだ者の特権だとも思う。とても血肉になりそうな気がする、ファミコンがスーパーファミコンになるには、そろそろこういう方法を取り入れるべき時なのかも知れない。ただ著者も書いているように色んな読み方があって然るべきだから学びながら読む時もあれば乱読する時もあっていいということだ。3つのR=リスク、リスペクト、リコメンデーション(リスク=本を読む行為にはリスクもあるということ毒にも薬にもなるおそれがあると同時に毒にも薬にもならない可能性もあるということ。リスペクト=本に対して傲慢に読まない、どんな本でも読み方で変わるということ。リコメンデーション=誰かに勧められた本を読む)本は2回読む、服装を替えて読む、シチュエーションを変えて読むなどは面白そうだからやってみたい。また新たな一冊を手に取ろうと思う。
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本屋でお金を払うたびに、これは食費みたいだと思う。読むことは食べることに似ている。体内に栄養を取り込み、脳の渇きを潤して、おいしい本を読んで幸せな時間を過ごす。そして私は、読むことも食べることも同じくらいに好きだ。 以前からなんとなく感じてはいたものの、うまく掴めないままでいたそ...
本屋でお金を払うたびに、これは食費みたいだと思う。読むことは食べることに似ている。体内に栄養を取り込み、脳の渇きを潤して、おいしい本を読んで幸せな時間を過ごす。そして私は、読むことも食べることも同じくらいに好きだ。 以前からなんとなく感じてはいたものの、うまく掴めないままでいたそういう感覚を、はっきりと言葉にしてくれたのがこの本だった。 「世の中にいろんな食べ物があるように、本は食べてみないとわからない。毎日毎日、すごい数の本が街の書店に並び、図書館にもすごい数の本があるけれど、世界中の食材と料理の数を見て、その数に驚いて食べるのをやめる人がいないように、本と接するというのは、とてもフィジカルなことなんです。 と、同時にむろんメンタルでもある。それは食べることがフィジカルで、かつメンタルでもあることに似ています。食欲とはそういうものでしょう。気分次第で『おいしさ』は変わる。量も変わる。だから読書も、いわば『食読』のようなものなんです」(本文から引用) すとんと落ちた。食べるように読む、という表現がすごくしっくりきた。 読書っておもしろい。読書という行為のおもしろさは奥が深くて、それでいてものすごく身近だ。いま本棚に積ん読されている本たちを、これからどんなふうに読んでいこうかな、とわくわくする本だった。 あと、p153にある手書きの図が大好き! 【読んだ目的・理由】推しが読んでいたから/読書術の本を10冊読むチャレンジの一環 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.2 【一番好きな表現】 このことを、ちょっと感覚的なことにあてはめて言いますと、「せつない」とか「残念」とか「失望感」とか「気持ちばかりがいっぱい」というものに当たります。つまり、ふつうは「負」の部分とか「際」の状態だと思われているところに、意味が創発してくるのです。ぼくは、そこがセンシティブであるからこそ、それをバネにしていいと判断している。(本文から引用)
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著者と読者の相互編集 ある程度読んだら顔を上げて頭の中でストレートにする リコメンデーションから読む 関連本を読む この世の余分なものとか、なんとなく名残惜しい、とかそういうものに価値がある 本からそれを受け取れる 良書、悪書の分別はよくない キーブックを考える、アンナカレーニナ...
著者と読者の相互編集 ある程度読んだら顔を上げて頭の中でストレートにする リコメンデーションから読む 関連本を読む この世の余分なものとか、なんとなく名残惜しい、とかそういうものに価値がある 本からそれを受け取れる 良書、悪書の分別はよくない キーブックを考える、アンナカレーニナとか男女の小説のキーブック、ほとんどの本の母型になる本 松岡正剛の考え方が好き 村上春樹に近い、70近い教養のあるカッコいいおじさん 田中くんとお金の話とかを思い出した 膨大なコア知識と思考力 これを読んでもっと勉強しよう良い本を読もうと思った
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多読関連書の中で、これほど著者が多読を実践している例はなかなかないだろう。「編集工学」が俗に言われる読書の範疇よりもはるかに広く、その意義を理解することで「編集」を実生活で使ってみようと考えた。
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