パラドックス13 の商品レビュー
久我冬樹 久我誠哉 中原 明日香 山西繁雄 山西春子 戸田正勝 こみねよしゆき 富田菜々美 新藤太一 白木恵美子 白木みお 勇斗河瀬
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
運命の13秒間 他の場所にいた人は、当然生き残れなくて死んだのだろうか? なんてヤボな疑問を持ちつつ…。 こういった限界状態の話を読んで思うのは、 環境や置かれている状況が生き抜くためのルールを作る。 誠哉が言った「11つの国」の例えが印象的。 あと、誠哉は自分が現実世界で死んだことを自覚しているのかも、とか、 超エリートだけれど、エリートなりに色々な苦悩と後悔があって、 もう一度生をもらったこの世界では後悔しないために必死に生きようとしていたのかな、、、 など、本文では出てくることのない、 誠哉のこれまでの人生の影の部分を、色々妄想しながら読んだ。 スピンオフで誠哉の視点からの話も読んでみたいと思った。
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13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。 13時13分13秒、東京に残されたのは赤ん坊から老人まで、年齢も境遇も異なる13人の男女。 断続的に豪雨と地震に襲われながらも生き抜こうとする人達の共通項とは。 面白かった!! さすが東野圭吾。 災害、飲料、...
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。 13時13分13秒、東京に残されたのは赤ん坊から老人まで、年齢も境遇も異なる13人の男女。 断続的に豪雨と地震に襲われながらも生き抜こうとする人達の共通項とは。 面白かった!! さすが東野圭吾。 災害、飲料、食料、怪我、病気、性欲など様々な現代の課題が織り込まれた小説。 13秒の謎はとても面白かった。 「自然はバリアフリーではない」という老人の言葉はその通り。 社会的に地位を築いた男性が状況を受け入れられずどんな思いをしてここまで上り詰めたんだと嘆くシーン。ここでは上司も部下もない、若者も老人もすべて平等と言われたら、若い頃なら共感したと思うが、今ならこの男性の気持ちがよくわかる。 何が何でも生きようと思う若者、先も短いしもう十分と思う中高年、生きる意味・目的を問う小説だった。 (図書館)
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3/13 13時13分13秒に13秒の時間跳躍が発生しその間の歴史が消滅した。 久我誠哉、冬樹の兄弟はその時間に犯人追跡の中で殉職。同様の時間帯に死んだ 10数人だけが生き残る世界。他の者が消えたのではなく、彼らだけが別の世界に 跳躍された。生物以外は現世界と同様であり、しばら...
3/13 13時13分13秒に13秒の時間跳躍が発生しその間の歴史が消滅した。 久我誠哉、冬樹の兄弟はその時間に犯人追跡の中で殉職。同様の時間帯に死んだ 10数人だけが生き残る世界。他の者が消えたのではなく、彼らだけが別の世界に 跳躍された。生物以外は現世界と同様であり、しばらく食糧、電気は確保できたが、 地震、豪雨が続き、次第に生存困難になる。 4/18に戻しの時間跳躍の存在が分かる。それまでに困難な世界で生き延びた者 だけが、かつての世界に生存者として戻った。(歴史が少し変わった。) 珍しい東野ワールドを堪能した。
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壮大なSFなんだけど、東野圭吾が加えるスリルさと 躍動感のあるエッセンスを垂らすと、もしかしてこれって現実世界でも起こりうることなんじゃないか?というリアリティをもたらす。 それぞれの人間模様がよく描かれていて、対照的な兄弟のジレンマもかなり見ものです。 生と死に関する描写が多...
壮大なSFなんだけど、東野圭吾が加えるスリルさと 躍動感のあるエッセンスを垂らすと、もしかしてこれって現実世界でも起こりうることなんじゃないか?というリアリティをもたらす。 それぞれの人間模様がよく描かれていて、対照的な兄弟のジレンマもかなり見ものです。 生と死に関する描写が多く、生きてる意味ってなんだっけ?という方にオススメです。
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三連休中に読んだ本。 SFというか、科学ハザード小説的なお話。 あり得ない想像上の世界の話かと読んでいくうちに、あり得るかもしれない世界に思えてくる。
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パニックSFストーリーです。 P-13現象という天文学的危機により、登場人物以外が世界から消えてしまい、天変地異の中、生き延びようとしていく物語。 内容としては楳図かずおの「漂流教室」とストーリーの展開が似ているなあと思いました。 窮地に立たされたときの人間の心模様の変...
パニックSFストーリーです。 P-13現象という天文学的危機により、登場人物以外が世界から消えてしまい、天変地異の中、生き延びようとしていく物語。 内容としては楳図かずおの「漂流教室」とストーリーの展開が似ているなあと思いました。 窮地に立たされたときの人間の心模様の変化が良く描かれていると思います。 最後の生死の決断をする場面は迫力ありました。
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まさにSF小説ですね(笑) 東野圭吾特有の細部まで拘った作品で、読んでいて鮮明に情景や人物の映像が浮かんでくきました。映画化などいいかも(^^) 日本時間の3月13日の13時13分13秒に何かが起こる(゚ロ゚) こんな世界で人は生き残ることはできるのか!?な
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本当に架空の設定だとは思うけれど、追い詰められた状況で、いろんな人の思いや生き様が交錯して、なかなか興味深かった。ラストシーンが何とも云わず素敵だった。刑事兄弟も素敵だけど、やくざさんも素敵だし^^
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うーん、、なんだか釈然としない。 が、映像化したら面白そうなんだよなあこれシリーズ(東野作品あるある)
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