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限りなく透明に近いブルー の商品レビュー

3.2

326件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    101

  4. 2つ

    45

  5. 1つ

    19

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2024/09/18

表現や描写が直接的なので、好き嫌いは分かれそうな作品。直接的ではあるけれど、客観的かつ没入感を与える表現がされていて読むのが楽しかった。 読めたとしても作者が伝えたかったものを掴めず、「内容がない」「気持ち悪いだけの作品」と評価されてしまうのはもったいないと思った。 タイトルの...

表現や描写が直接的なので、好き嫌いは分かれそうな作品。直接的ではあるけれど、客観的かつ没入感を与える表現がされていて読むのが楽しかった。 読めたとしても作者が伝えたかったものを掴めず、「内容がない」「気持ち悪いだけの作品」と評価されてしまうのはもったいないと思った。 タイトルの「限りなく透明に近いブルー」とは何なのか、回収の仕方が美しくてよかった。 表現が苦手でなければ、「この物語の伝えたいものはなにか」「限りなく透明に近いブルーとはなにか」に注目しながら読んでみてほしい。

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2024/09/17

気持ち悪さがひしひしと伝わった。 全く想像もできない世界のはずが、あたかも自分が経験した事のあるもののように想像出来てしまう。

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2024/09/14

理解し難いバイオレンスが延々と続く。物語のようなものはほぼ無く、彼らの異様な『日常』が描かれる作品。事前に内容を調べず、タイトルを聞いたことがあるレベルで手を付けたことを読み始めてすぐ後悔するほど不快な造りだったが半分ほど読み文体や作品内の空気に慣れると苦痛は減り、むしろ芸術作品...

理解し難いバイオレンスが延々と続く。物語のようなものはほぼ無く、彼らの異様な『日常』が描かれる作品。事前に内容を調べず、タイトルを聞いたことがあるレベルで手を付けたことを読み始めてすぐ後悔するほど不快な造りだったが半分ほど読み文体や作品内の空気に慣れると苦痛は減り、むしろ芸術作品を鑑賞しているかのような気分になった。 それが何故かわからず、悔しい。

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2024/09/12

全く読むに値しない本で時間の無駄でした。 文章も極めて読みにくく頭に入ってこないですし、低俗な性的表現が多く不快。 何のメッセージ性も感じません。

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2024/09/01

衝撃的。 ストーリーで語るというよりは、筆者の持つ描写力、文章力に魅せられる。 各シーンかなりグロテスクで目を背けたくなるような内容ばかりだったので、どうにか希望か何かがないのかと思いながら読んでいた。 文章だけで吐き気を起こさせられるのは、作者の能力だと思った。内容が内容だけに...

衝撃的。 ストーリーで語るというよりは、筆者の持つ描写力、文章力に魅せられる。 各シーンかなりグロテスクで目を背けたくなるような内容ばかりだったので、どうにか希望か何かがないのかと思いながら読んでいた。 文章だけで吐き気を起こさせられるのは、作者の能力だと思った。内容が内容だけに、もう一度は読みたくないかもしれない。

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2024/08/31

8/30 ありとあらゆるものがグロテスクで読んでいると吐き気がしてくる。 気味悪い傷ついた人間ばかりが出てきてどいつもこいつも苦しみを避ける為快楽へと逃げ、気が狂っている。それを間近で見るリュウは全てを飲み込み、雑多な痛みを満杯まで溜めて破裂した。リュウの傷みを理解出来るのはまだ...

8/30 ありとあらゆるものがグロテスクで読んでいると吐き気がしてくる。 気味悪い傷ついた人間ばかりが出てきてどいつもこいつも苦しみを避ける為快楽へと逃げ、気が狂っている。それを間近で見るリュウは全てを飲み込み、雑多な痛みを満杯まで溜めて破裂した。リュウの傷みを理解出来るのはまだまだ先かも。

Posted byブクログ

2024/08/25

薬でトリップしている時の擬似体験ができる感覚になるかと思いきや、ひたすら何を書いてるいるんだと冷静になる自分がいて、奇妙な読者体験だった。 純文学に疎いがより興味をもった。

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2024/08/16

村上龍の芥川賞受賞作。かなり上手い。詩的な表現とフォークナーや南米的というか、肉体的な有機的な描写が混ざり独特な世界観を演出している。この小説をだいぶ世代が後の綿谷りさが解説しているというのも驚きだけれど、彼女が言うように虫の表現が多い。過去の戦争の雰囲気を感じさせつつ、米軍基地...

村上龍の芥川賞受賞作。かなり上手い。詩的な表現とフォークナーや南米的というか、肉体的な有機的な描写が混ざり独特な世界観を演出している。この小説をだいぶ世代が後の綿谷りさが解説しているというのも驚きだけれど、彼女が言うように虫の表現が多い。過去の戦争の雰囲気を感じさせつつ、米軍基地とドラッグとセックスと暴力の世界を無私の視線で眺める。けれども最後に沸点を超えて走り出す。そして限りなく透明に近いブルーという表現が登場する。 これを受けると思って技巧的に書いたとあとで村上龍は言っていて、その点は鼻白らむところでもあるのだけれど、それは作品を読んでいても感じるところで、この世界を村上龍はいいと思ってないよね、ということも感じる作品ではある。

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2024/08/10

ほんとに1970年代の若者のセックスと薬物と音楽の話でしかないわらわらわらわらわらわらわらわら 腐ったパイナップルの匂いがするデブ女がクロンボ3人に文字通り回されてる、串刺し状態で回転されてる所はユーモア感じて面白かったな

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2024/08/04

正直そんなに頭に入ってこなかったけどタイトルが良すぎるのでギリ星3 純文学得意な人には刺さるんだろうな〜

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