限りなく透明に近いブルー の商品レビュー
タイトル「限りなく透明に近いブルー」からはかけ離れた過激な内容。 正直よくわからなかった。今度もう一度読もう。
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内容よりも、その表現力に圧倒された印象。 クスリ、セックス、バイオレンスという ある型にはまった若者を、生々しくも繊細に描ききった。 って感じ。 まあぶっちゃけあんま文学的なことは解らんわ。
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全ては自ら発光している、らしい。こんな世界にはついぞ縁がないので、共感はしない、というか、はっきり言えばわけわからない。性行為をスポーツのように扱う描写がだいっっっきらいだな、と改めて思った。そしてそう思えることが嬉しい。小説って面白いな。
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村上龍のデビュー作にあたる作品。この前、twitter上のTLである人が「村上龍の本はどれも100円で買える」とつぶやいていて、なるほど確かにそうなんだよなぁ、と思った。100円で手軽に手に入る文学。というのはどうなのか。いや、全然いいんじゃないの、と思う。ウイルスのように、菌糸...
村上龍のデビュー作にあたる作品。この前、twitter上のTLである人が「村上龍の本はどれも100円で買える」とつぶやいていて、なるほど確かにそうなんだよなぁ、と思った。100円で手軽に手に入る文学。というのはどうなのか。いや、全然いいんじゃないの、と思う。ウイルスのように、菌糸のように、その安価さでいろんなところに広まっていって、読まれていって、好き嫌い別れて、流通していく。作品としては、デビュー作には全てがあるとよく言われるものだけど、確かにこの作品もまだまだ未完成に近い荒削りな感じなのだけど、やっぱりそこには原石があるなぁ、と感じるわけである。(10/5/5)
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20年ぶりの再読です。 活字だけでここまで吐き気を催させてくれる作品はそうそうないと思う。 でも途中で本を閉じなかったのは、意地を張ってっていうところもあるけれど、何かその先に見えそうな期待感があったからかも。 その期待感がタイトルに集約されているのかな。
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正直よくわからなかった。 これが、70年代の若者のリアル、なのだろうか。 この自慰性っぽいのが、文学というやつなのか。 ただ、終盤の鬼気迫る展開には、ちょっとだけ感じるものはあった。
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現代日本文学を愛するものとして、この本は避けて通ってはいけないと(勝手に)思っていた。過去に『KYOKO』とか『ラブ&ポップ』を読んだ限りでは、この人の本は苦手な部類だと感じていた。 結果、やはり受け入れ難し。 ドラッグ・セックス・暴力にまみれる若者たち。 その描写に、不...
現代日本文学を愛するものとして、この本は避けて通ってはいけないと(勝手に)思っていた。過去に『KYOKO』とか『ラブ&ポップ』を読んだ限りでは、この人の本は苦手な部類だと感じていた。 結果、やはり受け入れ難し。 ドラッグ・セックス・暴力にまみれる若者たち。 その描写に、不快感すら覚える。 ここで描かれた若者たちから私が感じたのは「渇き」である。 そして、その渇きが満たされることはないように思う。 その苦しさが、この本にひきつけられる理由な気がする。
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生々しい描写。非現実的な世界。この世界を眺めるリュウのように、傍観し尽くして読まされるように読了してしまった。綿矢りさの解説が良い。
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「リュウ、あなた変な人よ。目を閉じても浮かんでくる色んな事を見ようとしてるんじゃないのうまく言えないけど本当に心からさ楽しんでたら、その最中に何かを探したり考えたりしないはずよ・・・。 あなた何か見よう見ようってしてるのよ。まるで記録してぉぃて、後でその研究する学者みたぃにさ。...
「リュウ、あなた変な人よ。目を閉じても浮かんでくる色んな事を見ようとしてるんじゃないのうまく言えないけど本当に心からさ楽しんでたら、その最中に何かを探したり考えたりしないはずよ・・・。 あなた何か見よう見ようってしてるのよ。まるで記録してぉぃて、後でその研究する学者みたぃにさ。小さな子供みたいに。子供の時は何でも見ようってするでしょ? リュウ、ねぇ、赤ちゃんみたいに物を見ちゃだめよ」 「俺は別にそんなに考えたことなぃょ、結構楽しんでるんだけどな・・・外を見るのは楽しい。俺は自分の好きなようにその見るものと考えていたことをゆっくり頭の中で混ぜ合わせて、夢とか読んだ本とか記録を捜して長いことかかって、1つの記念写真みないな情景を作りあげるんだ・・・。」 様々な物を見通せる主人公、リュウ。 彼を取り巻くのは、ドラッグ、セックス、乱交パーティー、殺人的暴力・・・自分を傷つけ、他人を害し腐乱に満ちたドロドロの世界。 そこは米軍基地の中。 主人公はその中の一員であっても、心の中は穴が空いたように空っぽで楽しめないでいた。 退廃的な世界の中で彼らは上手に生きれないように・・・もがき苦しみながら生きている姿が感じられる。 不器用なカタチである。。 正直、私にはこの堕ちた世界は理解しかねる 世の中は広いからか、こんな妖しく黒々と蠢く世界がその一部として存在するのですね・・・ 文体表記も途中から混乱しやすく、読みづらかったなぁ 人物のセリフは「」を付けて下さい う・・・ 今回の評価は2つ。
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途中まで読んだんですけど、読みづらいことこのうえなし、な感覚の作品に思えます。 内容も理解に苦しむ。
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