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国をつくるという仕事 の商品レビュー

4.4

92件のお客様レビュー

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2012/09/23

元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが、世界各国で体験したことを綴っています。 日本人の中にも西水さんのように、危険を顧みず、尊い仕事をされているかたがいらっしゃることを知り、驚きと敬意の気持ちを抱きました。 最初の8ページだけでも、購入して読む価値があると思います。

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2012/09/03

原体験というのは、ここまで人を変えるのか。心を動かす、というのが、本当はどういうことなのか。行動を伴ってこそ、本当に何かを変えることができる。または、受け入れることができる。そうやって、ひとつの仕事をなしとげたひとりの女性の姿を追ったドキュメンタリーのような本。 英国人だという旦...

原体験というのは、ここまで人を変えるのか。心を動かす、というのが、本当はどういうことなのか。行動を伴ってこそ、本当に何かを変えることができる。または、受け入れることができる。そうやって、ひとつの仕事をなしとげたひとりの女性の姿を追ったドキュメンタリーのような本。 英国人だという旦那さんの話も聞いてみたいなぁ。とても仲良しな夫婦らしい。どうやってそのパートナーシップを築いていったのか知りたい(最近真面目にテーマ)。一緒に歩く、パートナーになる、が私の夫婦像だけど、具体的にどうやってそれを伸ばしていくかについてのサンプルが少なすぎる・・・。いい例って、あとは、向井千秋さんの夫婦ぐらいかなぁ。。。日本人ってその辺、ちゃんと書いている男性が少ない。

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2012/08/25

世界銀行に25年間勤務し国際協力に貢献してきた西水女史の著書。世界から貧困をなくすために正義の味方になろうというスローガンで未開発国を飛び回っていた時のエピソードを描いている。各国のリーダーに会うことで国作りは人づくりであると実感。リーダーには、人々に共感できる力が大事である。

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2012/08/23

前世銀副総裁(南アジア地域)の回顧録。ここ数年で一番の、震え立つような、著者の言葉を借りると「脊椎に火がついたような気がした」一冊。一生モノの本になりそう。 「世銀の株主は政府でも国王でもない、国民だ」と言い放ち、常に民のためという一線を下げることはない。そして、こんなに国王から...

前世銀副総裁(南アジア地域)の回顧録。ここ数年で一番の、震え立つような、著者の言葉を借りると「脊椎に火がついたような気がした」一冊。一生モノの本になりそう。 「世銀の株主は政府でも国王でもない、国民だ」と言い放ち、常に民のためという一線を下げることはない。そして、こんなに国王からも首相からも一般の人達からも篤く信頼されるってどういうこと?というのは、しばらく自分のテーマになると思う。他にも隅々までドッグイヤーしない頁が少ないような本だったので、色々わからなくなってしまった時に立ち返りたい。

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2012/08/17

世界銀行とはどんな責任を担う組織なのか、世界を変えるリーダーシップとはどんなものなのか、多様な事例の中で、深く考えさせられる。西水元副総裁は世界に誇る日本出身のリーダーだと思った。

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2012/08/11

前世界銀行副総裁、西水さんの魂がしっかり宿った一冊。読みながら、何度涙を流したろう。草の根の声に耳を傾けながら、自分にできることをその場その場で国家レベルから学校の先生、家庭のお手伝いさんまで全力で取り組みながら相手に向き合って得られたリアル。世界は広いなと、そして世界中で草の根...

前世界銀行副総裁、西水さんの魂がしっかり宿った一冊。読みながら、何度涙を流したろう。草の根の声に耳を傾けながら、自分にできることをその場その場で国家レベルから学校の先生、家庭のお手伝いさんまで全力で取り組みながら相手に向き合って得られたリアル。世界は広いなと、そして世界中で草の根レベルからこれだけ多くのリーダーが自分たちにできることを考えて、地域の人たちのために、国民のために、まだ見ぬ未来の人たちのために生きている。自分の小ささを感じると共に、僕もこの地でそんな生き方をしたいと思った一冊でした。この本すごいです、ぜひ読んで欲しいです。

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2012/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世銀副総裁を務めた日本人女性、西水美恵子さんの著作。 この領域にはあまり詳しくなく、また世銀というものに関してはある種のステレオタイプを含めた情報で理解していたところもあり、先ずは心の窓を開け放つつもりでと手にした。 国をつくるとはどういうことか。それに世銀という金融機関はどのように関わりを持ちうるのか。 「何を目指し、何のために・・・」そのことを常に忘れぬ心の強さ、清らかさを持つことについて考えさせられた。 「頭とハートがつながっていること」。豊かさを求める中、人の心の弱さか、これはしばしば忘れられがちでもある。権限ある巨大組織をシンプルに批判することはたやすい。 いかなるものに対峙するときも「可能性を見る目」を曇らせてないでいること。シナプスとはそのようにして発展するのだろうと考えた。

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2012/07/29

世界銀行がどの様な仕事をしているのか、殆ど知らず、 西水美恵子さんの存在も知らずにいました。 貧しい現場を歩く、恵まれた日本やアメリカで生活をしている筆者には、衛生状態から考えると、非常に厳しいことだったと思われますが、 歩き、貧しい人々の声を聞いた上で、行動する、そのチカラに...

世界銀行がどの様な仕事をしているのか、殆ど知らず、 西水美恵子さんの存在も知らずにいました。 貧しい現場を歩く、恵まれた日本やアメリカで生活をしている筆者には、衛生状態から考えると、非常に厳しいことだったと思われますが、 歩き、貧しい人々の声を聞いた上で、行動する、そのチカラに驚かされます。 緒方貞子さん以外にもいたんだなぁと、ちょっと嬉しい発見でした。

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2012/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界銀行副総裁になった日本人。 行動力、交渉力、リーダーシップなど、様々なものを備えている著者と世界各国のリーダーや市民などのやり取りは楽しい。 リーダーに必要なものは、自らの率いている集団の幸せを最大化させるためのビジョン、りそう、信念を持っていることなのかもしれない。 そのビジョンの実現のためにはプライドもくそもない。 裏路地を歩き回り、ネズミの巣のような家で歓談し、民を思わない指導者を叱咤する。 著者の正義感というかビジョンには敬服した。 草の根を経験を意識的に重ね、その記憶を風化させずに、政策に反映させていく。 徹底した現場主義とはまさにこのことで、言うは易く行うは難し。 いろいろと批判もされる世界銀行ではあるが、中には本物の人がいる。 これはどこの組織にも同じことであるが、いかにその他の大勢に埋もれないようにするか。ここが重要で、たぶん現場での経験が大きいのだろう。

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2012/06/17

前世界銀行副総裁の西水美恵子さんが出会ったリーダーや国民について感じたことが書かれている本。 本では真のリーダーとは草の根を自分の足で歩き、共感をし、頭とハートがつながってる人と書かれていた。 きっとそれは一人ひとりを思いやり、当事者ととらえて行動できるかが大切な気がした。 本...

前世界銀行副総裁の西水美恵子さんが出会ったリーダーや国民について感じたことが書かれている本。 本では真のリーダーとは草の根を自分の足で歩き、共感をし、頭とハートがつながってる人と書かれていた。 きっとそれは一人ひとりを思いやり、当事者ととらえて行動できるかが大切な気がした。 本を読んでいて、登場する各国について無知で、報道はされてたんだろうけど、見てなかった自分に反省…

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