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国をつくるという仕事 の商品レビュー

4.4

92件のお客様レビュー

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2023/12/26

リーダーシップを考えさせられる 世銀の元副総裁である西水さんの貧困のない世界を目指して奮闘してきた23年間から得られたリーダーシップ論なるものがまとまっています。 ”リーダーシップの原点とは人々への深い共感である” その深い共感を得ることが、原体験の本当の意味であり、それを得るに...

リーダーシップを考えさせられる 世銀の元副総裁である西水さんの貧困のない世界を目指して奮闘してきた23年間から得られたリーダーシップ論なるものがまとまっています。 ”リーダーシップの原点とは人々への深い共感である” その深い共感を得ることが、原体験の本当の意味であり、それを得るには草の根で行動しなければならない。 西水さんの取り組みは僕自身のやりたいことと、近いわけではないですが、今後活動を進めて行く上での思考の軸というか、示唆を得られた気がします。

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2019/05/30

元世界銀行副総裁の著者による、リーダーシップの本。リーダーシップを全面に出しているわけではないが、著者が担当エリア(南アジアが多い)に関して記述する中で、多くのリーダーが登場し、また著者自身もリーダーシップを発揮している。他者に対する共感、がキモと説く。 同じアジア人として、南ア...

元世界銀行副総裁の著者による、リーダーシップの本。リーダーシップを全面に出しているわけではないが、著者が担当エリア(南アジアが多い)に関して記述する中で、多くのリーダーが登場し、また著者自身もリーダーシップを発揮している。他者に対する共感、がキモと説く。 同じアジア人として、南アジア各国について、名前以外のこと、例えば歴史、政治、経済、文化を知らないことに改めて気付かされた。世界は広く、そして狭い。学ぶべきことは多い。

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2024/10/22

『貧困解消への道は「何をすべきか」ではなく、「すべきことをどう捉えるか」に始まる。その違いが人と組織を動かし、地域社会を変え、国家や地球さえも変える力を持つ。』 『国づくりは人づくり。その人づくりの要は人間誰にでもあるリーダーシップ精神を引き出し、開花することに尽きる。』

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2019/04/25

元世界銀行副総裁 西水美恵子 「 国をつくるという仕事 」 印象に残ったのは 世界銀行の使命、アジアの悪政と貧困、バングラデシュのNGO(BRAC)、サーバントリーダー論 解説で ビジネス啓蒙書みたいになったのは 残念だが、中身は とても 面白かった 世銀の使命=貧困...

元世界銀行副総裁 西水美恵子 「 国をつくるという仕事 」 印象に残ったのは 世界銀行の使命、アジアの悪政と貧困、バングラデシュのNGO(BRAC)、サーバントリーダー論 解説で ビジネス啓蒙書みたいになったのは 残念だが、中身は とても 面白かった 世銀の使命=貧困のない世界を作ること *政治力のない貧民のため 正しいことを正しく行う *勇気あるリーダーたちの味方になる *貧困解消への道→何をすべきか ではなく、すべきことをどう捉えるか〜国づくりは 人づくり サーバントリーダーシップ *千人の頭(かしら)になる人物は 千人に頭(こうべ)を垂れる人物

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2018/11/05

良い話ではあるが何やら読み物としてくどい。高校時代の世界史のおばちゃん先生を思い出しました。しかし、途上国に健全なガバナンスをという熱意は立派。ムシャラフ高評価、ブット低評価。グラミン銀行嫌い。ブータン大好き。など個別の評価も興味深い。

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2018/10/28

"心を揺さぶられる名著。西水美恵子さんが世界銀行副総裁時代に取り組んだ貧困との闘いを綴ったエッセイ。アジア各国のリーダーとの対話の中から、真の指導者・リーダーとは何なのかを突き付けてくる。 著者と同じように、ともに成長させてもらった気持にもなる。 何度も涙で活字がかすみ...

"心を揺さぶられる名著。西水美恵子さんが世界銀行副総裁時代に取り組んだ貧困との闘いを綴ったエッセイ。アジア各国のリーダーとの対話の中から、真の指導者・リーダーとは何なのかを突き付けてくる。 著者と同じように、ともに成長させてもらった気持にもなる。 何度も涙で活字がかすみながら、読み進めた。地図を眺めながら読んでほしい。 本書は本当に多くの人に読んでもらいたい本。今度インドへ赴任する技術者にも必読本として勧めてみようと考えている。 最後の「あとがきにかえて」で田坂広志さんが、この本の本質を独特のリズムで見事に伝えてくれている。ここでもまた涙が自然とあふれてきた。"

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2021/08/08

まるでヒーローものを読んでいるようだった。悪政を敷いている為政者に、志ある人たちを支援して国をつくりあげてきたエピソードを紹介している。このような知性と情熱と行動力を持つ人が日本人にいたということが本当に誇らしいと思った。 また、アジアに素晴らしいリーダーが少なからずいることも大...

まるでヒーローものを読んでいるようだった。悪政を敷いている為政者に、志ある人たちを支援して国をつくりあげてきたエピソードを紹介している。このような知性と情熱と行動力を持つ人が日本人にいたということが本当に誇らしいと思った。 また、アジアに素晴らしいリーダーが少なからずいることも大いに感激した。特にブータンの龍雷王4世はすばらしい人物であることが伺えた。小学生の問いにふと考え込む龍雷王4世の写真が非常に印象的だ。それに引き換え日本の政治家はなんとレベルが低いのだろう。 最後に、田坂氏の「真のリーダーの抱く夢 解説に代えて」も素晴らしかった。以前読んだ「マネジメントがなぜ壁に突き当たるのか」は全くよくなかったが、この解説で述べているリーダー像は、まさに言い得て妙だ。

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2018/09/04

学習する組織で何度も名前が出てきていた。世界銀行の副総裁なんて立場になる日本人がいるのかと気になって読んだ。 冒頭数ページと、最後の解説だけでも読む価値はあると思う。原体験から来るとてつもない怒りのような感情が突き動かしてるのが分かる。元々アメリカの大学で教授という立場にありな...

学習する組織で何度も名前が出てきていた。世界銀行の副総裁なんて立場になる日本人がいるのかと気になって読んだ。 冒頭数ページと、最後の解説だけでも読む価値はあると思う。原体験から来るとてつもない怒りのような感情が突き動かしてるのが分かる。元々アメリカの大学で教授という立場にありながらそれでもその経験が原体験たりえたのは、自分の目で見た一次情報であったこと+それを自分ごとにできる想像力にあるんだろうなと思った。 何をすべきかではなく、すべきことをどう捉えるか 日本で語られるリーダーシップは、それがあれば仕事が上手く進むのように自己中心的ではないか 共感とは相手に自分の姿を見ること、自分もこうなる可能性があったのではと考えられること

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2017/04/30

うわぁ!日本にもこんなスゴい人がいたんだ! 新聞のコラムか、なんかで、彼女が、世界銀行の組織改革に取り組んだときに、ピーター・センゲにあって、感動したみたいな話しを読んでから、気になっていた。 で、センゲの「最強組織の法則」の2nd editionの原書をパラパラ眺めてい...

うわぁ!日本にもこんなスゴい人がいたんだ! 新聞のコラムか、なんかで、彼女が、世界銀行の組織改革に取り組んだときに、ピーター・センゲにあって、感動したみたいな話しを読んでから、気になっていた。 で、センゲの「最強組織の法則」の2nd editionの原書をパラパラ眺めていたら、西水さんの名前が出てくるではないか! ということで、検索して、見つけたのがこの本というわけ。 残念ながら、この本は、私が知りたかった西水さんが世界銀行で行った組織変革やそれに対する西水さんのリーダーシップの話しではない。 西水さんが、仕事を通じて、知り合う事ができたアジア各国の有名・無名のリーダーたちの感動的な物語だ。 世界には、こんなにすごい人たちがたくさんいたんだ! と、何度も、胸が熱くなった。 そして、それらの人々を支援する西水さんの熱いこと。 ここに、いわゆるサーバント・リーダーシップの生きた姿を見た。 それにしても、こんなに善意で、渾身的なリーダーが沢山いても、あまり改善しているとは思えないアジア諸国の汚職や貧困の状況。 と考えると、ちょっと暗い気持ちになる。 でも、それでも、なすべきことをなしつづける人々。 自伝ではなく、エッセイ形式で、いろいろな人の思い出を述べたこの本は、西水さん的な、謙虚さの現れかな、とも思うが、もう一度、時系列、テーマごとにまとめ直しつつ、世界銀行の改革の話しもいれて、自伝として語り直していただきたいものだ。 具体的な内容については、書きたくない。すべての人に読んでほしい。

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2017/03/02

私が新卒で入社した年の4月に発売され記念講演会に足を運んだ思い出の書を退職する今改めて読み直した。 真のリーダーシップとは何か、今一度心に刻みなおそう。

Posted byブクログ