極北クレイマー の商品レビュー

海堂尊【著】

2009/10/04

やっと読めた！！

ちらほら他シリーズの登場人物が出てきて泣きそうになる。
最後に病院建て直し人として「世良」なる人物が出てきて「え！？　世良ちゃん！？　あの世良ちゃん！？」となる。
姫宮の本名が出てくるので姫宮ファン必見。

前々から海堂さんがテーマ、というか叫んでいたことが書かれてて、読後、思わず沈黙しました。
厳しい。

2009/10/07

情報化社会の今、無意識に半端に理解や可能性を振りかざす危険性は、医学のみの問題でもない、根本を揺るがす問題ですね。
地域の中に、専門性の中に、人と人との対面の中にあるもの。
それにしても、姫宮は相変わらず凄いなっ。世良先生についてはずっと気になってたんだけど、何があったんだ！「どちらなのか」気になる彼女の動向も含め、かなり突然切る形で閉じている本ですが、それは取りも直さず、続いている戦い、という意味合いもあるのかもしれない。

2009/10/07

姫宮が素晴らしかった。じゃばじゃばじゃばじゃば…。シリーズの登場人物の中でも、姫宮が一番好きになったかも。この本だけではないけれど、取り巻く環境を考えると、「クレイマー」という言葉を使いたくなるのも分かる気がする。地方の「市民」病院という名前が嘘っぽく、人事の争いや堕落しきった看護師、割り切りすぎている研修医、そんな中でも「偉くなくとも正しく生きる」という言葉を思い出した。

2009/11/15

最後にすべて丸くおさまりましたよチャンチャン。・・・とはなっていないところに好き嫌いが出るのかな。
各登場人物やエピソードも話の展開が細かく早回しされている感じなので、失敗した幕ノ内弁当みたいな感想もありそう。

登場人物がメディアを通じてすらすらと言いたいこと（著者の言いたいこと）を言いのけてる感じも、安直すぎて小説としてはどーなの、と。

でもその辺の微妙な感じがばらばらに寄せ集まって、妙なバランスとっているような感じがするのは
地方医療の問題を扱おうという際に、まるくおさめてただのエンターテイメントものにはしたくない、という最後の一線がこの本にはあるからではないかな、などと思って。★4．

2009/10/07

まあ、よみがいはある。ただ、焦点をヒトツに絞った方がいいんじゃないか？おちゃらけたキャラクター無く、地方医療についてを語ってほしい。
機能評価機構はこんな一面があったのか、と初めて知った。確かに天下り団体になりうる。続編に期待。

2009/10/04

主人公がお気楽でマヌケな分、前半が楽しかった。

個性豊かで、まったく使えない（働こうとしない）極北市民病院のメンバーがまた面白い。

キンキン声の婦長に、巨体のナース、薬局のダンゴ三兄弟に、ぐーたら研修医に、病院長vs事務局長。

唯一の救いは、産婦人科医の三枝先生。

前作「ジーンワルツ」を読んでるから、三枝先生がどうゆう状態に陥るかを知ってるわけで･･･

そりゃ、ないだろ？　それだと悲惨すぎるだろ？　と

きっと、病院が良い状態になってから三枝先生が窮地に陥るか、

三枝先生が捕まった後に、主人公と姫宮がどうにか病院を建て直すんだろう？　と思ってた。

なのに･･･

あんな微妙なラストで･･･

三枝先生はどうなったのさっ！！！

2009/10/04

お医者さんって大変だとねぇ。成功して当たり前で、ミスは絶対に許されない的な…
てかなんか、みんながいいかんじな気分で終わるのなんて無理だよ〜って言われた気分だった。
速水先生とか桜宮の愚痴外来とかチラッって出てきてなつかしい気分になった♪
速水先生元気かしら？とか思ってみたり(^皿^)ﾜﾗ

2009/10/04

地域治療の大変さを訴えるドキュメントのよう。
今坂先生って田口先生と雰囲気似てるな・・・
姫宮さんのキャラは相変わらずインパクトが強い！

2009/10/04

大好きシリーズですね。
ずっと順番待ちしていたのが来ました。

ジーンワルツとつながるお話。
姫宮が出てきます。

ミステリーではなく、医療系のお話って感じです。
地方医療の問題が出ています。
ストーリーは変わらず、テンポ良く読みやすいのですが、
考えるべき問題がありますね。

2009/12/01

海堂さんの作品は、１作１作がどうこうじゃなく、全部まとめてどうかっていう感じですよね。
これは、ちょっと新しいシリーズってことになるんでしょうか？
朝日新聞出版だしｗｗ
ちょうど、イノセントゲリラと同時期のできごとなのかな？
ジーン・ワルツとも係わりがあるよね？
こうやって、作品通しのつながりを考えるのも、楽しい☆
なんといっても、最後に、世良先生が出てきたのが嬉しい！！
続きが気になります。
海堂さんの本の中で、ブラックぺアンが一番好きかも。
シリーズ全体をもう一回読み返したいな。