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極北クレイマー の商品レビュー

3.4

247件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    76

  3. 3つ

    107

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

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2018/10/19

地域医療を担う中小公立病院の闇を描く。極北大学から教授のご機嫌を損ねたため左遷された外科医の今中は極北病院に派遣された。二年間の派遣だが、なんと非常勤の待遇だ。極北病院の闇の中で今中医師はどうするか。

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2018/03/18

財政破綻にあえぐ極北市。 赤字5つ星の極北市民病院に、非常勤外科医の今中がやってきた。 院長と事務長の対立、不衛生でカルテ管理もずさん、謎めいた医療事故、女性ジャーナリストの野心、病院閉鎖の危機…。 はたして今中は桃色眼鏡の派遣女医・姫宮と手を組んで、医療崩壊の現場を再生できるの...

財政破綻にあえぐ極北市。 赤字5つ星の極北市民病院に、非常勤外科医の今中がやってきた。 院長と事務長の対立、不衛生でカルテ管理もずさん、謎めいた医療事故、女性ジャーナリストの野心、病院閉鎖の危機…。 はたして今中は桃色眼鏡の派遣女医・姫宮と手を組んで、医療崩壊の現場を再生できるのか。

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2017/11/13

ラプソディ、世良先生の若かりしころを先に読んでいたので、最後に登場!って感じだった。極北市の荒んだ状況はヒトゴトではないかもしれない。公共性の高いところでもこういうことはあるかもしれないな。

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2017/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海堂さんの最新作。今回は地方医療をテーマとしたノンミステリ。モデルはおそらく夕張市。財政破綻した都市の病院の現実を描きたかったんだろうな~ってのが伝わる。その点においては評価したい。 が、中途半端!帯には姫宮が活躍するように書いておきながら、姫宮が出てくるのは真ん中の一部のみ。しかし一番面白いのはそこからだからねー…尻切れトンボ。 ラストもなじみのキャラらしい人物が出てくるけど、その人を知らん人間からすれば「病院の再建は大丈夫なんですかー?」って感じのラスト。

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2016/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医療問題をテーマにした話だが小難しくなく読み始めると半日ほどで読み終える。 主人公の今中医師が大赤字で破たんしそうな極北市民病院に転任したところから話は始まる。 「螺鈿迷宮」「アリアドネの弾丸」にもでてくるお嬢さゆりと氷姫姫宮が出てきて通しで読んでいるとおっと思ってしまう。 地方医療の抱える問題点と医療の行政とのかかわり方をふむふむと思いながら読み進めることができる。 海堂氏は実際に医師なので自分が医療の現場で感じている問題点を起因するために小説という手法を用意ているのだろう。 普段、医療・病院と程遠い所にいる私には興味深く読み進めることのできる作家である。 はめられた医療事故もどきによって三枝医師が逮捕されたまま最後にさっそうと世良が登場したで場面で終了してしまっていたが昨年末に続編が出たらしい。 将軍速水も出てくるようで読むのが楽しみだ。 ただ、世良が「ブラックペアン1988」の頼りないイメージがあったのでキャラクターに少しびっくりした。 あとは、市長が倒れるところがちょいと唐突だったかな~。 海堂氏は各小説の中に伏線を張りまくるのでこの人はアレに出てきたとかここでつながるのかとかそういうのが面白い。 次回作への含みを残し終わることが多いので単品で読むとすっきりしないかもしれない。 私はハマったほうなので次回作が楽しみだ。 ただ、たぶん小説との相違点が気になって楽しめそうにないのでTVシリーズは見ていない。

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2016/06/14

【内容】 北海道の架空の公立病院を舞台に、地方自治体の破たんとそれに関連する公立病院の実像を、この病院に赴任してきたばかりの医師今中の目を通して描く。 公立病院に赴任してきた今中は、看護師や事務長等のモラルの低さに愕然としてしながら、徐々に病院の改善に取り組もうとするが、改善は一...

【内容】 北海道の架空の公立病院を舞台に、地方自治体の破たんとそれに関連する公立病院の実像を、この病院に赴任してきたばかりの医師今中の目を通して描く。 公立病院に赴任してきた今中は、看護師や事務長等のモラルの低さに愕然としてしながら、徐々に病院の改善に取り組もうとするが、改善は一向に進まない。 【得たもの?やってみること】 ・公立病院の実態(デフォルメしているかもしれないが) ・医者といえども、仕事として医師をしているだけ。 【感想】 北海道が舞台ということで、実際に破たんした、地方自治体もあり、ここでは、このようなことがおこったのかというのが想像できて、興味深い。 但し、話としては中途半端は部分で終わってしまっていて、決着がついていない。 ハッピーエンドとはいかないまでも、医療事故死の件には、なんらかの決着をつけて終わってほしかった。

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2016/05/05

今中が、地域医療と関わっていく物語。海藤先生の相変わらずのキャラクター描写がすごい。 だがその一方で、病院のことについてはあまりよく触れられなかった。 ごたごたしていて、あんまり面白く感じなかった。地味かな。

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2016/04/21

地方病院…ここまでヒドイのはないと思うけど、読んでてイライラした(笑) ここから挽回できんのかねー?

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2016/03/09

どんな仕事も平凡であり、神聖でもあり。それは地域医療も一緒。事件の後、わずかながら改善の空気がうまれるシーン。医療従事者としての責任を一身に背負う者と、一瞬だけ見せる者。 ヘルスケア業界で働く自分たちの役割、なんかについても少し思いを巡らせることになりました。

Posted byブクログ

2016/02/21

読みやすくおもしろかった。 次作へ続く…的な終わり方が残念。 ここ何作かが、地域医療や医療行政への問題提起的な内容が多く感じるが、今後はどうなるのか? よりエンターテイメントとして楽しませて欲しい。

Posted byブクログ