極北クレイマー の商品レビュー

海堂尊【著】

2010/04/29

こんな病院にかかりたくないね～。
って内部事情は外部の人間にはわからないんだけれども・・・。
ハケンでやってきた女医、姫宮さんがキョーレツで良かった。
わが道をいく、影響力のある人間になりたいものだ。

2010/04/26

チーム・バチスタの続きもののスピンオフバージョンとでもいいましょうか。終わりがちょっと物足りなかった感あり。
しかし、やはり「速水」が登場していたのは期待通り！ナイス！
このシリーズ、どこまで、どのくらい続くのか、結構楽しみ。

2010/04/25

北海道　極北市「赤字五ツ星」の一つ「極北市民病院」
その病院に　極北医大から派遣された外科医、今中良夫。

地方医療を背景に、産科医療の問題・医療事故・病院閉鎖の問題・
財政破綻・医療／司法／行政の問題と　盛りだくさんの内容が
詰め込まれた作品。

どの問題も医療の実状だと思うと恐ろしくなりますが、
この作品が今後どのように別の作品につながっていくのか
楽しみです。

ところで今中先生って、田口先生にどこか似たキャラですね。
そしてこの本では、姫宮の大活躍が見れたのが一番の収穫でした。

2010/04/25

最近好きな作品。
有名なバチスタシリーズ？になるのでしょうか？
ちょいちょいほかの作品のキャラクターが出てきて良しです。

たぶんというかほぼ北海道のゆう○り市をイメージしてつくられている作品で
なかなか考えさせられました。

しかし最期がなんか消化不良な気がします。

2010/04/10

各種作品のキャラクターがカメオ出演する。というか、舞台は一緒？
帯に難あり。医療エンターテイメント。
白鳥＆田なんとかの本編より、実は個人的には楽しめた。
ただ、作品が1冊で完結しない造りになっているのは、イヤだな。この人は前の作品に出てたっけ？と気にしながら読む、とかになってきた・・・たぶん、この作品だけ読んでも楽しめないのではないだろうか？

2010/07/18

実は読む少し前まで勘違いしてて、極北市の物語だから転勤していったジェネラルが働いてる病院の話だと思ってたら、違ったのです。

気がついて勝手ながらちょっとガッカリ…
(もちろん内容はがっかりじゃないんですけどね？！そういうのありますよね？？)

最後の最後に登場した、病院を建て直しに来たあの人に、ものすごくびっくり！
そことそこがつながっちゃうんだっっ？ってなってすごい驚愕しました～

2010/04/08

今回は読むのがとてもつらかった。　多分本の世界が少し自分に近い所為だと思う。　個人的には、ラスト１ペ－ジの今中医師の気持ちが一番抵抗なく頷けるかな。

2010/04/06

先に「ジーンワルツ」を読んでからじゃないと分かりずらいかな。
「螺旋迷宮」や「イノセントゲリラ」も必須。

著者はこのシリーズを通じて、
現代の医療問題を提起したいのだろうな。
実際、この人の本を読んでいると、未来が心配になってくる。

2012/10/08

海堂さんの話は、
物語の中に医療問題を組み込んでるってイメージだったけど、
極北クレーマーは、
最初から最後まで丸ごと医療業界の現状を訴えているような感じでした。

業界は違えど私が働いていた業界も、
一時期示し合わせたようにメディアで一斉に取り上げられて
とても仕事がしずらくなったことがありました。
「なんで片方の言い分しか報道しないんだろう？」ってすごく腹が立って、
でもこっちの言い分を訴えたくても何も出来ず、
どんどん状況は厳しくなって。。。
報道ってこんなにやりっ放しなのかって身を以て実感。
それを思い出してしまって、ちょっと辛くなって
読むのが進まなくなりそうでした(;^_^A

でもこれが現実なんですよね。
だからやっぱり、これを小説と言う形で世の中に発信するってアイデアはスゴいし、
羨ましくも思いました。

そして、まさか最後に世良先生とは！！！
ブラックペアン後、東城大学に出て来ない世良先生が気になって
今もブレイズメスを読んでるけど、まさか・・・
出てきたのは嬉しいけど、
外科の道に進んでないのを知って、ちょっと悲しかったです。
この話の続きはあるのかなぁ〜？？

2010/04/02

もう海堂さんの本は面白いんだけど「あ～この人どっかの本で出てきた！」とか「この事件どっかで書かれてた」って言うのが多い（笑）

今回逮捕された産婦人科医の三枝医師は同じ産婦人科問題でジーンワルツかな～？いまいち自信ないけど。

キャラの際だて方はやっぱり好きだなぁ。
姫宮は言ってることは？？？でもやってることは理にかなってる。
ただ自分の意見を押し通すだけではなく、話している人の気持ちを汲みながらうまく対応している。
これが無意識に（天然？）できるんだからやっぱり変わり者だ（笑）
研修医のぐうたら後藤医師も最後にはちゃんと自分を分かったようだし、きっとこの先頑張ってくれると期待したい。

今回は地方医療について。
お金が全てとは言わないけれどやはり良い医療を提供するにはやっぱりお金は必要となる。
検査をするならば機械を、病気を直すなら薬を、人手が必要ならそれなりの給料も。

何が最優先なのか間違えると、医療破綻は簡単に起こるだろうね。
医療をサービスのように当たり前に受けて、お金を払わず…
病気を治してもらうことが当たり前、治らなければ文句や訴えたり。
毎回思うけど小児科や産婦人科のなり手がいないのは当たり前だろうと思う。

もうお産を当たり前な安全なものと思ってはいけない時代が来てるんだろうね。
健診も満足に受けない人も多いみたいだし。