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会社に人生を預けるな の商品レビュー

3.4

99件のお客様レビュー

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2021/03/21

不確実な時代、リスクといかに付き合っていくべきか。 このコロナショックにより国、自社、及び自分自身のリスク予測の甘さに改めて気付かされた。 大企業という大きな船に乗っていると日々世の中で起こっているリスクに対するアンテナが錆びつき、対策への情報収集の精度やスピードが鈍くなっている...

不確実な時代、リスクといかに付き合っていくべきか。 このコロナショックにより国、自社、及び自分自身のリスク予測の甘さに改めて気付かされた。 大企業という大きな船に乗っていると日々世の中で起こっているリスクに対するアンテナが錆びつき、対策への情報収集の精度やスピードが鈍くなっているというのがよく分かる。 いつまでも大企業が安泰だという神話もとっくに崩れている。自分の将来は自分で切り開くためにも、リスクマネジメントは欠かせないと感じた。

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2019/01/03

日本人は総じてリスク・リテラシーが低い。その原因は会社に任せて従っていれば面倒を見て貰えるという終身雇用制にある。士農工商の時代からリスクを取ることをお上に任せてきて、現在は会社にそれを任せている。一方で、お上である政府もリスクを取れなくなってきている。その結果、企業もリスクを取...

日本人は総じてリスク・リテラシーが低い。その原因は会社に任せて従っていれば面倒を見て貰えるという終身雇用制にある。士農工商の時代からリスクを取ることをお上に任せてきて、現在は会社にそれを任せている。一方で、お上である政府もリスクを取れなくなってきている。その結果、企業もリスクを取ることができなくなってきて、今の日本は誰もリスクを取らないために行き詰っている。この閉塞感を打ち破るためには、各自がリスク・リテラシーを身に付け、適切なリスクを取るようにする必要がある。という趣旨の本。 さすが勝間氏と思わされるところも多いが、リスク・リテラシーを身に付けたいと思った人が具体的にどうすればよいか、身に付けた後どうするか、というところが弱いというか話が飛躍している感じがした。

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2018/11/12

会社に人生を預けるなというショッキングなタイトルであるが、その裏にあるリスクというわかりにくい概念を理解させるための本。リスク管理というと、マネジメントに関わる時に出てくる話だったが、この本を読んで、リスクとはいろいろなところにあり、自分でコントロールしていく必要があるということ...

会社に人生を預けるなというショッキングなタイトルであるが、その裏にあるリスクというわかりにくい概念を理解させるための本。リスク管理というと、マネジメントに関わる時に出てくる話だったが、この本を読んで、リスクとはいろいろなところにあり、自分でコントロールしていく必要があるということがよく分かった。共産主義は制度的合わずに崩壊したと理解していたが、リスクという観点から見ると崩壊もやむ読み終わったということがよく分かった。なんらかのリターンを得るには常にリスクを取る必要があるということも、当たりまえのようでいて、なかなか腹に落ちていなかったところである。

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2019/06/21

著者は、終身雇用慣行のために多くの日本人は「リスクを取る」ことの意味を理解していないと指摘しています。その上で、「リスク・リテラシー」を磨くことによって一人ひとりがみずから社会の動きを見据えつつ、みずから決断を下していくような社会へ向けての展望を提示しています。 さらに本書は、...

著者は、終身雇用慣行のために多くの日本人は「リスクを取る」ことの意味を理解していないと指摘しています。その上で、「リスク・リテラシー」を磨くことによって一人ひとりがみずから社会の動きを見据えつつ、みずから決断を下していくような社会へ向けての展望を提示しています。 さらに本書は、変化の激しい時代に個々人が生き延びるための知恵を読者に授けるのみならず、終身雇用をはじめとする日本社会の働き方をめぐる環境が、生産性の向上を阻害し、ライフ・ワーク・バランスの問題を引き起こしていると指摘し、これからの日本社会が取り組むべき課題を指示しています。 著者の議論は非常に明晰で、全体を通して興味深く読みました。ただ、個人のレヴェルにおけるリスク・マネジメントと、日本社会全体の制度設計の議論を接続するときに、終身雇用慣行的な社会的風土という要因を介在させているところに、いささか引っかかりをおぼえてしまいます。

Posted byブクログ

2017/02/25

「リスクリテラシー」 リスクを予測計量し、リターンを判断して取捨を選択し、観察し制御し続けることとあります 「インターネットの発達」と「グローバリゼーション」「終身雇用」 なにが正解かはわからないです。 ただ日本人は雇用者も被用者も「終身雇用」が好きなんやろなあと思います。 ただ...

「リスクリテラシー」 リスクを予測計量し、リターンを判断して取捨を選択し、観察し制御し続けることとあります 「インターネットの発達」と「グローバリゼーション」「終身雇用」 なにが正解かはわからないです。 ただ日本人は雇用者も被用者も「終身雇用」が好きなんやろなあと思います。 ただ昔と今では「インターネットが発達」し「グローバリゼーション」も浸透して社会情勢が変わっています。 僕が何より変わったと思うのが教育レベルが社会の求めるレベルに追いつかなくなっているのかなと。 アメリカでも低所得者向けの教育制度の充実が蔑ろにされたので所得格差がとんでもないことになったとあります。 やっぱり結論的には会社に頼らない、リスクを取れる人生の中を歩むために自分磨きが必要になるということです。 昔は「解があり」「正答を覚えて」「いかに早く導くか」という能力が求められていたレベルと思います。 今はもっと創造的なレベルとの指摘があります。 しかし守破離を出すまでもなく昔のレベル(守)がなければ創造的なレベル(離)もないのかなと。 「守」となるリスク教育は家庭教育ですべき内容となります。 インターネットを引くまでもなく予測不能なリスクを予測して対応策を練るのは公教育では限界があり家庭教育の場面です。 家庭教育の教師たる親のレベルが低すぎるのが問題なのかもしれません。 亡くなったグルメ杵屋の椋本さんも初芝学園に乗り込んだ時に教師の改革だけでなく親の教育が絶対必要になると仰ってました。 耳の痛い話ですが我が身に振り返って日々精進したいとおもいます。

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2015/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本の主題:リスクを分散させよ! 日本のいやらしいところは、教育費負担が各家庭に重くのしかかっており、子供たちに教育を充分に受けさせようとすると、終身雇用制の枠から抜け出すことに大変な勇気がひつようになってしまうという点です。 終身雇用制の下では、多く人は今目の前にある状況を守る方向に力を使うことは会っても、なにか新しいことをやる方向に力を使わなくなります。特に年齢が高くなるほど、保守化します。 私のお勧めは、残業代などの変動幅を除いた収入の80%で暮らすことです。

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2015/06/14

「ー」 終身雇用制度は、できない者を救い、できる者から搾取する。優秀な人ほど早く外資に進むべきだ。終身雇用の会社に入ると、どんなに辛くても辞めにくい。そういう価値観を吹き込まれるからだ。だから、経営者はワークライフバランスなんて考えなくていい。働けるだけ働かせるのが最も良い戦略...

「ー」 終身雇用制度は、できない者を救い、できる者から搾取する。優秀な人ほど早く外資に進むべきだ。終身雇用の会社に入ると、どんなに辛くても辞めにくい。そういう価値観を吹き込まれるからだ。だから、経営者はワークライフバランスなんて考えなくていい。働けるだけ働かせるのが最も良い戦略になる。 税金をいくら払っているか認識すべき。引越しや資格取得費なども確定申告により経費と求められる場合がある。知らない、は危険だ。お上に任せておけば安心だろうという思想だと、搾り取られる側になってしまう。

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2014/07/22

勝間和代氏によるリスクマネジメントの勧め。 リスク・リテラシーを身につけることで、さまざまな危機から自分の身を救おう、幸せに生きよう、と説く。 ナシム・ニコラス・タレブ著『ブラック・スワン』に書かれている内容と割と似ている気がする。 リスクを取ることを勧める人の多くが金融業界出身...

勝間和代氏によるリスクマネジメントの勧め。 リスク・リテラシーを身につけることで、さまざまな危機から自分の身を救おう、幸せに生きよう、と説く。 ナシム・ニコラス・タレブ著『ブラック・スワン』に書かれている内容と割と似ている気がする。 リスクを取ることを勧める人の多くが金融業界出身のような気がする。

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2014/02/25

今まで意識をしていなかったリスクについて、考えるきっかけとなりました。終身雇用制度については考え改めさせられる内容で、自分の現状を見つめなおそうとおもいます。

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2013/10/04

日本の危機的な状況を改めて実感する。お上に頼ってはいけない時代なのだ。そのためにも「新しい公共」などを真剣に考えていかなくては・・。

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