津軽百年食堂 の商品レビュー
よくある若者のラブストーリーかと思ったら 百年食堂が実在するものだと知り 一気に物語に深みが増した気がします。 陽一と七海の恋愛模様がファンタジック過ぎた気もしますが、 初代とトヨの馴れ初めに通じる感じもあり 色々あったけれど、思いを受け継ぎ100年後もみんなに愛される食堂であ...
よくある若者のラブストーリーかと思ったら 百年食堂が実在するものだと知り 一気に物語に深みが増した気がします。 陽一と七海の恋愛模様がファンタジック過ぎた気もしますが、 初代とトヨの馴れ初めに通じる感じもあり 色々あったけれど、思いを受け継ぎ100年後もみんなに愛される食堂であり続けていることは素敵だなと思います。
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弘前で明治から100年3代続く「大森食堂」昔ながらの津軽蕎麦が自慢のお店です。初代大森賢治が大八車を引き屋台から始めた蕎麦屋がトヨと一緒になり店を構えたのがはじまり。2代目は道楽者だったようですが3代目の大森哲夫がしっかりと味を守ったようでその願いは日々何事もなく平穏であること。...
弘前で明治から100年3代続く「大森食堂」昔ながらの津軽蕎麦が自慢のお店です。初代大森賢治が大八車を引き屋台から始めた蕎麦屋がトヨと一緒になり店を構えたのがはじまり。2代目は道楽者だったようですが3代目の大森哲夫がしっかりと味を守ったようでその願いは日々何事もなく平穏であること。よほど2代目に問題があったような感じなんですが、妻と祖母の3人で毎朝神棚に柏手をうって老舗蕎麦屋の1日がはじまります。 息子の陽一は4代目として大学卒業後店を継ぐため帰郷してきますが一度外で修行するようにと勧められ都内の中華料理店で働くのですが陰湿な上司に切れて店を飛び出してしまい半年でクビになってしまう。志が揺らぐなか学生時代の経験を活かし芸能事務所に所属しピエロやバルーンアートの講師として生計をたてるようになるなか、カメラマンの師匠に叱られていたアシスタントの七海と出逢います。偶然にも同郷で高校の先輩後輩と知ってお互い打ち解けあい意気投合し交際へと繋がります。 初代の賢治とトヨの恋路と、陽一と七海のラブストーリーがリンクするように流れながら核心へと導いていく展開で、恋の初めのトキメキから倦怠期をへて王道展開へと向かうストーリー。 岩木山に桜それに大森食堂、100年の時を経ても変わらずにそこにあり続けるってなんだかホッとするし、そのもとで紡がれる人間ドラマにジーンときてしまいました。 最後のページには著者が取材した10軒のお店が載ってました。青森県では三世代70年以上続いた大衆食堂を百年食堂と呼ぶそうです。いつか津軽蕎麦食べに行きた〜い。 ワタシ的には破天荒な2代目にもっと焦点あてて欲しかったなって思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フリーターのピエロの陽一とカメラマンの助手の七海が東京でひょっこり出会った。出身高校が同じ人と都会の東京で会えたらそれだけで幸せで盛り上がる気持ちはよくわかる。時折、賢治とトヨの話が挟まれ、大森食堂の歴史が垣間見え、どんどん物語にひきこまれていった。思わず遠く離れた故郷と家族、友人、先祖に思いを馳せることになった。陽一の父親も寡黙だが、背中で語ってきたんだなと感じ、胸がキュッとなった。弘前の桜祭りと岩木山の情景も心に浮かんだ。いつか見に行きたい。温かな本だった。
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青森県弘前市で津軽蕎麦屋を営む「大森食堂」の初代大森賢治とトヨ。 そして、今は東京で、それぞれの夢を追いながら、故郷、弘前に、想いを持ち続ける、大森陽一と筒井七海。 二組の淡々しく清々しい、恋模様。 そして、それを取り囲み、温かく見守る友人、家族。 =桜の花びら舞う津軽の地で...
青森県弘前市で津軽蕎麦屋を営む「大森食堂」の初代大森賢治とトヨ。 そして、今は東京で、それぞれの夢を追いながら、故郷、弘前に、想いを持ち続ける、大森陽一と筒井七海。 二組の淡々しく清々しい、恋模様。 そして、それを取り囲み、温かく見守る友人、家族。 =桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、永々と受け継がれていく《心》が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語= いつまでも、余韻に浸っていたい、心洗われる物語だった。
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百年続く蕎麦屋 店を守り、味を守り…それが百年 ただただ凄い(*_*) 初代の話にグッと引き込まれて… もっと百年前の話が知りたかった〜! ずっと続きますように みんなが幸せでありますように そんな暖かい気持ちで読み終えました(^ ^)
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良い! 百年の刻を越えて微妙にシンクロする恋物語 しあわせな気持ちになれる物語でした それから やっぱり目次って重要だよなあってどこぞの出版社の中堅編集者みたいなことを思ったりしました 仲間たちに背中を押されやっとのことで走り出す賢治に向かって「大丈夫きっと間に合うよ」と語る...
良い! 百年の刻を越えて微妙にシンクロする恋物語 しあわせな気持ちになれる物語でした それから やっぱり目次って重要だよなあってどこぞの出版社の中堅編集者みたいなことを思ったりしました 仲間たちに背中を押されやっとのことで走り出す賢治に向かって「大丈夫きっと間に合うよ」と語る自分でした
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青森にある百年続く津軽蕎麦の食堂、その4代目にあたる東京でピエロとして働いている青年の物語。 明治時代に食堂を始めた先代が青年の頃の話と平行して進んでいくなんて面白いな、と思っていたらいつの間にか東京の青年の恋愛話がメインに。 あたたくて優しい話だと思うんだけど、もっと食や食...
青森にある百年続く津軽蕎麦の食堂、その4代目にあたる東京でピエロとして働いている青年の物語。 明治時代に食堂を始めた先代が青年の頃の話と平行して進んでいくなんて面白いな、と思っていたらいつの間にか東京の青年の恋愛話がメインに。 あたたくて優しい話だと思うんだけど、もっと食や食堂自体を中心にした話だと思っていたので少し残念。しかも半分くらい読んだあたりで「芸人オリエンタルラジオのふたりが主役で映画化された」というのを知ってしまい、個人的にそこからちょっと冷めてしまった。
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『津軽百年食堂』っていうタイトルと、森沢明夫さんにひかれて読んだけど、うーんっ、やっぱり素敵な物語だった(笑)。 弘前市にある「大森食堂」が舞台で、タイトルの通り、百年前に初代が店を構え、現在は三代目。基本的に三代目の息子である陽一を中心に、現代の話が描かれているけど、最初の辺り...
『津軽百年食堂』っていうタイトルと、森沢明夫さんにひかれて読んだけど、うーんっ、やっぱり素敵な物語だった(笑)。 弘前市にある「大森食堂」が舞台で、タイトルの通り、百年前に初代が店を構え、現在は三代目。基本的に三代目の息子である陽一を中心に、現代の話が描かれているけど、最初の辺りと最後に初代である百年前に戻り、全体を通じて初代からの、百年の繋がりを感じられるのが凄くいい! 2年半前に東北を旅した際、弘前に3泊して街をぶらぶらしました。弘前城にも行ったので、なんだか懐かしかったです。とても素敵な街だったのを思い出しました。 また行ってみたくなりました! 弘前という、本土の最北の、青森は津軽地方にある歴史情緒にあふれる城下町を舞台に、百年受け継がれる食堂の歴史を感じる、素敵な物語でした。 陽一と七海のその後が見てみたい! 政宗と美月も。
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百年前の先祖と今の主人公、重なってるようで、僕の祖先はどんな人だったんだろ。お祖父ちゃんを思い出した。優しかったなあ。
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津軽、ご縁のある土地が舞台のお話で手に取った。弘前公園桜まつり、岩木山、中央弘前駅、弘南鉄道、津軽塗り、アップルロード等々、目に浮かぶ。なのに、津軽蕎蕎麦は食べたことがないのだ。 100年続いている食堂の物語。大八車で蕎麦屋を始めた一代目から曾孫にあたる陽一の人生を中心に家族の物...
津軽、ご縁のある土地が舞台のお話で手に取った。弘前公園桜まつり、岩木山、中央弘前駅、弘南鉄道、津軽塗り、アップルロード等々、目に浮かぶ。なのに、津軽蕎蕎麦は食べたことがないのだ。 100年続いている食堂の物語。大八車で蕎麦屋を始めた一代目から曾孫にあたる陽一の人生を中心に家族の物語になっている。 店を継ぐかどうか、東京で恋をし悩みながら生きている姿が微笑ましかった。 恋人の七海ちゃんがなんともかわいい。 優しいほんわりとしたお話でした。
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