1,800円以上の注文で送料無料

津軽百年食堂 の商品レビュー

3.7

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/07/19

優しい表紙がとても好きでした。(#^.^#)津軽には本当に「百年食堂」という言い方があるんですね。三世代、70年以上続いている大衆食堂、ということらしいのですが、この物語は、明治から平成の現代まで続く大森食堂を舞台に、その折々の家族を描いた温かいお話になっています。初代の、屋台と...

優しい表紙がとても好きでした。(#^.^#)津軽には本当に「百年食堂」という言い方があるんですね。三世代、70年以上続いている大衆食堂、ということらしいのですが、この物語は、明治から平成の現代まで続く大森食堂を舞台に、その折々の家族を描いた温かいお話になっています。初代の、屋台ともいえない蕎麦屋を開いていた賢治がトヨと知り合い、結婚、そしてお店を開くまでの話が好きだったなぁ。中心となっているのは現代の若者陽一と同郷のカメラマン見習い七海なのだけど、その話の合間に、いい感じで挟まれるエピソードが楽しかった。東京で知り合った陽一と七海が、同じ高校出身者というだけで急激に親しみを感じるところも、田舎から大きな町に出てきた経験のある私にはよくわかったし。田舎言葉に対する愛着や羞恥芯にも、うんうん、と。ちょいネタばれです。ただ・・・賢治とトヨは同じ夢を持つことができたからよかったけど、七海は今後どうするんだろ・・?? 陽一が好きだから、自分の夢は捨てるのか?? 弘前の桜の写真を撮る、ということで折り合いがつけられたように思えるんだけど、地方在住で大森食堂を手伝いながら写真を撮り続けるのか、遠距離結婚をするのか。実家の林檎農家はどうするのか? まぁ、実家の方はこんな時代だから、東京でカメラマンとして生きたいという娘の希望には納得してくれると思うんだけど、同じ弘前で食堂を手伝う、というのは悲しすぎるんじゃないかな。陽一は東京で、何がなんでもやりたい仕事を持っているわけではない、ということが免罪符にはならないと思うんだよね・・・。若い二人の恋話や、行き違いのあれこれ、陽一のバルーンアートの話は面白く読めたんだけど。(#^.^#)

Posted byブクログ

2009/11/26

きゅん。 弘前に行ってみたくなりました。 もちろんさくらまつりの時期に。 そういや東北には行ったことないなぁ。

Posted byブクログ

2009/10/07

旅番組で紹介されて、すぐに図書館にリクエストして手元には来たものの、 なんか『挫折本行きか!?』と思ってたのが、読んじゃいました。 すごく素朴で陳腐な話。でもあったかい。 桜まつり行ってみたい。 お蕎麦食べてみたい。 そんな気持ちになりました。

Posted byブクログ

2011/07/18

じんわりあたたかくていいお話でした。桜が咲くころの青森に行ってみたくなりました。文章にクセがなく、軽く読めて楽しめるので、人に勧めるにはいいかなと思いました。

Posted byブクログ

2011/07/17

話が甘い。せっかく百年続く食堂の話なんだから、1代目と4代目だけでなく、他の人の話も書いて欲しかった気がするが、これは贅沢?

Posted byブクログ

2009/10/07

表紙の桜に妊婦さんの絵が可愛いです。 お花見の老舗場所「弘前城」の桜はすばらしいとの定説があります。真冬と新緑の季節に訪れた経験しかない私でも予測可能、数々の桜の映像も頭にインプットされている。 東京でピエロを生業にしている青年と写真家の卵の女性は同じ弘前出身がきっかけとなり...

表紙の桜に妊婦さんの絵が可愛いです。 お花見の老舗場所「弘前城」の桜はすばらしいとの定説があります。真冬と新緑の季節に訪れた経験しかない私でも予測可能、数々の桜の映像も頭にインプットされている。 東京でピエロを生業にしている青年と写真家の卵の女性は同じ弘前出身がきっかけとなり恋人になる。 青年は弘前の蕎麦屋の長男、彼女はりんご農家のひとり娘。生家にとっては跡継ぎ候補生の二人。 三代目の父の姿を見て青年は「跡継ぎ」を決意するまでを描く小説。 作者は取材から物語をつむぎだす作家だ。 この小説も津軽の大衆食堂や津軽塗りの職人への取材から生み出された作品。 最後のページには取材に協力してくれた食堂の紹介が掲載されている。 ちなみに青森県認定の「百年食堂」の定義は三世代、70年以上続いた大衆食堂とのこと。 これって観光町おこしにはぴったり、大河ドラマとか朝のテレビ小説などのドラマになる。きっと!! サクサクすぐに読みきれる気分よいエンタメ小説でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

「表紙が素敵」と手にとったら、めちゃ故郷が舞台でビックリΣ(・Д・ノ)ノ 初代のおはなしをもっと読みたかったけど、それもニクイ感じだな。 弘南鉄道大鰐線のつり革とか、細かいディテールがツボでした。 いま自分が大切な人が存在しているのは、命がつながってきた証。 特に大げさな場面展...

「表紙が素敵」と手にとったら、めちゃ故郷が舞台でビックリΣ(・Д・ノ)ノ 初代のおはなしをもっと読みたかったけど、それもニクイ感じだな。 弘南鉄道大鰐線のつり革とか、細かいディテールがツボでした。 いま自分が大切な人が存在しているのは、命がつながってきた証。 特に大げさな場面展開などはありませんが、ほっこり温かくなりました。

Posted byブクログ