ブレイクスルー・トライアル の商品レビュー

伊園旬【著】

2011/03/10

まだ数冊しか読んでいないものの、私にとって「このミス大賞」の作品群は、海堂尊さん以外はこれと言った好みがないという印象でした（もちろん、あくまでも個人的な主観ですが）。
本作は、適度なハラハラ感を持続しつつ、軽妙なタッチを保ったまま、最後まで読み通せたところがよかったです。
純粋にいい意味で、「安心して、でもドキドキして楽しめる」作品だったと思います。

2011/02/19

技術の粋をつくしたＩＴ研究所に侵入し、ミッションをクリアすれば１億円が手に入る一大イベントが開催されることになった。元ＩＴ企業の社員チームや、ひょんなことから紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループなどが参加を表明。生体認証や警備ロボットをはじめ、数多のセキュリティが設置された難攻不落の要塞を攻略するのはどのチームなのか。第５回『このミステリーがすごい！』大賞受賞作。

2011/02/08

第5回『このミステリーがすごい！』大賞受賞作。
って･･･これミステリーなのか？って思いました。どういう基準で選んでいるんだろうか。内容も特に面白くなかったです。ただ、友情はよかったです。

2011/01/02

何となくご都合主義な展開と、軽薄な背景。
主人公たちの言葉回しも、変にカッコつけてて、浮世離れしている感。
スラッと読める分には良いかも知れないけど。。。

2010/12/30

セキュリティの壁を突破して進入するトライアル。
それぞれのチームに特徴があり、その辺も楽しめる。
クライマックスはハリウッドの映画のよう。

2011/12/04

すべてが中途半端な感じでいまいちでした。
なんとか最後まで頑張って読んだけど、最後まで何もなかったです。

2010/11/11

第5回『このミステリーがすごい！』大賞受賞作。
最新のセキュリティーが充実したある建物に侵入し、建物内部に置かれたマーカーを建物より持ち帰れば賞金一億円を手に入れる事が出来る『ブレイクスルー・トライアル』。
大学時代の親友二人が卒業後、１２年の時を経て再会し、このミッションに挑む。はたして賞金の行方は…

単純明快なストーリーに加え、侵入、友情など…読みやすい要素満載なので比較的サクサクと読めます。なので、あまり本を読むことに慣れていない人に特にお勧めです。

2010/10/18

キャラの軽妙な語り口とか、テンポのいい展開で予想外に楽しめた。

前半結構ハッキング系で比較的知能犯風だったのに、後半ドンパチするは爆破するは、ロボット襲ってくるは、どんどん強行犯風になっていくのは、ちょっと残念。個人的には最後まで知能犯風がよかったなぁ…と。

それと最後の落ちがあんまりにもばかばかしい。一昔前のハリウッド映画化よ!ってかんじで、もうちょっと何とかならんかったのかと？

まあ、ほぼ好みの問題なんだけど。

2010/11/09

これまで「このミス」大賞作品はどうもあんまり受け付けなかったんですが・・・あらすじ見て面白そうだったので読んでみました。
いや面白かったですよ。
門脇の「犯罪を可能か不可能かシミュレートする」ってのも面白かったし、そこから大掛かりな「金庫破り」みたいなことになるのも楽しかったし。そもそもこの企画が小説向きで楽しい。

ただちょっとバランスが悪かったかな？門脇丹羽の二人の話の比重が大きすぎて他の人たちは非常に散漫な印象。いやその二人からしても、門脇の生い立ちとかもっとドラマがありそうなところとか結局さらっと流しておわっちゃった感じだし。一度は書いたけど削っちゃったアイデアとか多いんじゃないか？とか邪推。

しかし、アマゾンでの酷評されっぷりがすごいな、これｗ

2010/09/20

ミステリーとしては物足りないが、よく出来た読み物だと思う。
登場人物も結構多いけど、人物それぞれの物語が絡みあって三章はハラハラして面白い。
映像で見たら楽しそうな作品だけど、技術的な問題と最後のトンデモ大仕掛けのせいで映像化は難しいかな～ってのが残念。
あと、物語の核であるセキュリティビルの侵入がうまく行き過ぎ。もうチョッと困難にぶつかったりで、侵入が高めのハードル設定であって欲しかった。