花々 の商品レビュー

原田マハ【著】

2013/03/17

この本の中に出てくる人物の中の一人を『カフーを待ちわびて』の中でくわしく書かれている。だから、カフーを待ちわびてを先に読んでからこの本を読んだほうがいい!!
同じ作者の本を読んでいるから話がつながってとても面白い。

2013/01/14

あてもなく生きる人生はどんなものだろうかと考えさせられる。
沖縄の青い空、青い海、ゆったる流れる時間を想像しながら、それでも最後は安住の地で過ごしたい。
そんな風に感じるStory 。

2012/12/25

結局2人はどうなったの？ハッピーエンドで良いんやんね？と確認したかった「カフーを待ちわびて」。この続編ですっきりしました。

と言っても、あの2人は今回メインじゃないけれど。

鳳仙花、ねむの花、デイゴの花、さがり花、コンロンカ(ハンカチの花)…出会いがあれば別れがあり、だけど人と人の縁っていいよね、と思える一冊。

原田マハさんは絶対に犬派なんだろうなー。

2012/12/21

「カフー」を読んでその後が知りたい人は読むべし！！
ああいった形で「その後」が読者に知らされるのかな？と、読み出すとなんとなく察しがつくのですが…「その後」のディテールは読み手側の想像意欲を無条件で掻き立てられ、読後に誰かと語り合いたくなる一冊でした。

2012/11/10

とっても優しい一冊。
だいぶ前に著作『カフーを待ちわびて』を読んでいたので、
明青と幸のその後も知ることができます。

心を許せずに旅人になった純子。
ひとりと一匹になった成子。

南の島で、
美しく優しい花と
ひとりぼっちと
そこでしか感じれない空気と
不器用な人たち。

沖縄に行きたいなーと思うけど、
想像の中では
遠くの島々は私にとって
独特の風が吹いていて
そこは異国。

なので
そんな異国で花ひらく
美しい花たちは。
魔法のようです。

不器用で
傷つけて傷ついて
それでも
目の前を、ほんの少し前髪をさらうような風が吹く。

「こもる」時間って
大切なのかもしれない。

装丁も綺麗で
ぽろぽろっと泣ける一冊。
あーひとりなんだあと思って、
でもひとりじゃないんだって、あったかい毛布に包まれる感じ。

なんて言えばいいのかなあ。
再生なんて言葉ぢゃなくて。

あったかい風が頬を打つような一冊。

2012/11/08

カフーを待ちわびて、のスピンオフ作品。正直言いますと、カフーの作品が良かっただけに、スピンオフは無くても良かったのでは？と思ったり。良かったからこそ、スピンオフ作品にしたのでしょうが・・・。短編でしたので、少し強引に落とし込み、読み応えが薄かったかなぁ、と。とは言いつつ、原田さんの作品は最後に温かい気持ちになるので、思うツボにハマりましたけどねぇ。
カフーを待ちわびて、を先に読むべし。できれば、間を空けず２冊続けて読むと良いかも。

2012/11/04

疲れた人たちが 自分を見つめ直して 再生していく物語。登場人物たちがみんな元気になっていくのが読んでて気持ちよかった。

2012/09/30

『カフー…』を読んだのでこちらも。沖縄の離島の情景が浮かぶように、丁寧に描写されている。
明青と幸のその後も書かれていて、ホッとしました。

2012/09/28

カフーを待ちわびて。がなくて代わりにかりてきた。内容が被ってるとは思わず、図らずも結末を知ってしまった？？

虫が大きいから夏は好きじゃなくて、つられて暖かい地域もいいイメージがないけど、その地域特有の光や風が感じられて、癒しを求めて訪れる女性達の気持ちが理解できたりして。
そこにしかない空気って素敵よね。
変わっていくことに前向きになるにも、エネルギーはたくさんいるなぁと。

2012/09/01

カフーを待ちわびて、の後日談？スピンオフ？。優しくて哀しくて、な、原田マハ節。旅心をくすぐられる。母を捨てて旅人になったけど、母の死により故郷に根をおろすことにした純子や、島んちゅだけど都会の大企業でバリバリ働く成子より、あまり多くを語られなかった島専門の旅人の奈津子が素敵で惹かれる。